3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/23(土) 18:37:51.63 ID:HdHfEY6h0
真尋「珠緒は可愛いね」
珠緒「八坂君ったら~もう!」
余市「ニャル子さんとより仲良しじゃないかい?」
真尋「僕、あいつ苦手だしな」
クー子「じゃあ私が貰い受ける」
ニャル子「……」
引用元:http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1340444087/
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/23(土) 20:00:25.22 ID:hwMsFKH10
ニャル子「どういう流れでお二人がそんな関係になったってんですか!」
真尋「ばっ、バカ! そんなこと言わせるな恥ずかしい!」
珠緒「けっこう突然だったよね。八坂くんって意外と乙女で、可愛いラブレターなんか出しちゃったりして」
真尋「わーーーーーっ!」
珠緒「でも呼び出した後は男らしい告白だったり」
真尋「お、おい……///」
ニャル子「わっ、私の前でイチャつくのはやめてください!」
みたいなね
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/23(土) 20:04:33.52 ID:VoAaOXV40
いいよいいよ
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/23(土) 20:08:55.91 ID:8E/JZ3wh0
続けて
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/23(土) 20:13:22.46 ID:hwMsFKH10
真尋「なんで僕たちがイチャつくのにお前の顔色を窺わなきゃいけないんだよ」
ニャル子「だって真尋さんも私の気持ち――」
真尋「あー、ちょっと待って。その『真尋くん』ってのさ、やめてもらえないかな」
真尋「まだ彼女からも呼ばれていない名前をお前から呼ばれるのはちょっと……」
ニャル子「そんな……」
進路がわからん
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/23(土) 20:33:44.90 ID:hwMsFKH10
珠緒「それはあんまりだよ八坂くん……って、そうか。私が名前で呼べばいいのか」
珠緒「ま、ま、まひ……キャッ、恥ずかしい///」
真尋「急がなくても、僕たちのペースでいいんじゃないかな、暮井」
真尋「という訳でニャル子……いやホテプ。僕のことは苗字で呼んでくれ」
ニャル子「ホテプって何ですか!」
真尋「暮井の名前も呼んでないのにニャル子と呼ぶのはどうかと思って、適当に」
需要ないだろこれ
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/23(土) 20:51:44.75 ID:hwMsFKH10
ニャル子「珠緒さんっ、私の気持ち知ってましたよね!?」
珠緒「ごめんねニャル子ちゃん。でも、好きになっちゃったんだもん、しかたないよね」
ニャル子「しかたなくねーですよ! なんでよりによって真尋さんなんですか!」
真尋「あー、はいはい、そこまで」
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/23(土) 20:58:41.77 ID:hwMsFKH10
真尋「僕が悪かったよ。お前に伝えるの忘れてた」
ニャル子「真尋さん……」
真尋「僕たちこれからデートだから、今日の晩飯づくり遅れるんだ」
ニャル子「そんな報告はどうだっていいんですよ!」
真尋「じゃ、そういうことだから。行こうか、暮井」
珠緒「うんっ」
ニャル子「うう……」
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/23(土) 21:12:41.64 ID:hwMsFKH10
ニャル子「まっ、待って下さいよぉ」
真尋「なんだホテプ、いい加減しつこいぞ」
ニャル子「……わかりました、わかりましたよ!」
ニャル子「これは冗談ですね!? デートのふりして私の誕生日プレゼントを買いに行くとかそういう……」
真尋「お前の誕生日なんか知らねーよ……」
ニャル子「じゃ、じゃあっ」
真尋「前に僕、言ったよな、普通に暮らしたいって」
真尋「それだけが理由じゃないけど、だからお前じゃなくて人間の暮井と付き合ってる。わかるだろ?」
ニャル子「…………」
真尋「もう追ってくるなよ」
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/23(土) 21:32:47.25 ID:hwMsFKH10
珠緒「それで今日はどこに連れて行ってくれるの?」
真尋「少し歩くんだけど、評判のいいお菓子屋さんがあってさ」
真尋「そこに行こうと思うんだけど……暮井、バームクーヘン好きだろ?」
珠緒「わぁ、うれしいっ///」
真尋「おいおい、急に抱きつくなよ。そんなにバームクーヘンが好きなのか?」
珠緒「そうだけど、そうじゃなくて……八坂くんが私の好みを覚えていてくれたことが嬉しくって」
イチャイチャ
ニャル子(私は振られてしまったんでしょうか……)
トボトボ
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/23(土) 21:39:16.95 ID:hwMsFKH10
ニャル子(この恋は、もう諦めなければいけないんでしょうか……)
ニャル子「ただいま……」
クー子「おかえりニャル子。話は全部、聞かせてもらった」
ニャル子「うっ、ク―子……!」
クー子「とりあえず落ち着くといい。お茶を用意しておいた」
ニャル子「へっ? なんだか妙に優しいじゃねーですか」
クー子「ニャル子の傷を抉るなんてことはしない」
クー子「私はただ、そこに付け込んで落とすだけ……」
ニャル子「ぜってー引っ掛かりませんからね」
50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/23(土) 21:46:24.47 ID:hwMsFKH10
クー子「さあニャル子、私の胸に飛び込んで……」
ニャル子「んなもんはお断りだってんですよ!」
ガッ!
クー子「いたい……けど、悪くない……」
ニャル子「私はまだ諦めませんよ!」
ニャル子「クックック、二人がまだ苗字で呼び合っている以上、まだまだ付け入る隙はありありですからねぇ」
クー子「ニャル子、人の恋路を邪魔するものは……」
ニャル子「邪神が馬に蹴られたくらいで死にますか!」
55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/23(土) 22:06:11.77 ID:hwMsFKH10
ニャル子「見ていてください真尋さん」
ニャル子「このニャル子が、必ずあなたを珠緒さんの魔の手から救いだしてやりますよ!」
クー子「ニャル子、私も手伝う」
ニャル子「はぁ? なんでアンタが」
クー子「ニャル子の笑顔が私の幸せ……」
ニャル子「クー子……で、本心は?」
クー子「少年の邪魔をするニャル子の邪魔をしつつデートしたい……」
ガッ!
クー子「……こんなにキツく縛るなんて……乱暴する気? エロ同人みたいに」
ニャル子「んなわけねーですよ。放置です放置」
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/23(土) 22:18:17.12 ID:hwMsFKH10
ニャル子「さてさて、あの二人は……あっ、あの店ですかね」
ニャル子「……いた。……なかなかオシャレな店じゃないですか」
ニャル子「なのにどうして真尋さんの隣が私じゃなくて珠緒さんなんですかねぇ!」
ニャル子「なんだか無性に腹が立ってきましたよ」
カロンカロン
<イラッシャイマセー オスキナセキヘドウゾ
ニャル子「なにを話しているんですかね」
真尋「どうかな、ここのお菓子は」
珠緒「うん、すごく美味しいよ」
真尋「よかった」
珠緒「お店の雰囲気もいいし、お茶も美味しい。よく見つけたね、こんなところ」
真尋「まぁ、その……暮井に喜んで欲しくてさ。ちょっと探してみたんだ」
ニャル子「くっ……真尋さんがデレてる……!」
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/23(土) 22:29:09.51 ID:hwMsFKH10
真尋「お茶、なくなったな。おかわりもらうか?」
珠緒「うん」
ニャル子(チャンスですよ。ここでタバスコでもブチ込んじまえば、珠緒さんは吹き出して真尋さんは幻滅)
ニャル子(無事に二人は別れて真尋さんが私のところに戻ってくる――はず!)
ニャル子(珠緒さんに恨みは……まぁあるっちゃあるんで、素直にくらいやがってください!)
ニャル子(店員の隙をついて……よしっ!)
ニャル子(さぁ珠緒さん、盛大にぶっ放しちゃってください!)
珠緒「コクッ」
ニャル子「殺ったか!?」
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/23(土) 22:29:37.79 ID:rNfqB5yO0
それフラグや
63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/23(土) 22:39:16.91 ID:hwMsFKH10
珠緒「ブフーーーーーーッ!!」
真尋「うわっ、暮井!?」
珠緒「ごごご、ごめんなひゃい! やひゃかくん!」
真尋「とりあえず染みになる前に拭かないと」
珠緒「えっ……じ、自分で拭くよ!」
真尋「いいからホラ、動くなって」
ニャル子(あの女ッ……真尋さんにお茶をぶっかけておきながら、あまつさえ拭いてもらうなんて!)
珠緒「あっ、そこは……」
真尋「えっ? うわっ、ご、ごめん!」
珠緒「ううん、気にしないで。その……八坂くんなら、嫌じゃないから……」
ニャル子(あんのアマぁあああああああッ!)
ニャル子(色仕掛けですか! お茶吹いた後に色仕掛けですか!)
67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/23(土) 22:45:25.89 ID:hwMsFKH10
真尋「……それで? 一体どうしたんだ?」
珠緒「えっと、このお茶が――」
真尋「なんて、聞くまでもないよな。おいニャル子!」
真尋「……じゃなかったホテプ! 出てこい、近くにいるんだろ?」
ニャル子「…………うー、ニャー」
真尋「誤魔化しても無駄だぞ。お前の『殺ったか!?』って声、ちゃんと聞こえてたんだからな!」
ニャル子「うっ……いやー、気のせいじゃないですかね?」
真尋「そんなわけあるか」
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/23(土) 22:53:16.36 ID:hwMsFKH10
真尋「お前なぁ……」
珠緒「ニャル子ちゃん……」
ニャル子「ま、真尋さんが悪いんですよ!」
ニャル子「私の気持ちを知っているくせに、なにも言わずに私を捨てたりするから!」
ざわ・・・
ざわ・・・
真尋「おおいっ、人聞きの悪いことを言うな!」
ニャル子「私をキープになんてするからぁッ!」
ざわ・・・
ざわ・・・
真尋「してないっ! ていうか店の中でそういう事を叫ぶなぁっ!」
76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/23(土) 23:06:46.68 ID:hwMsFKH10
店員「あの、お客様……」
珠緒「あっ、お騒がせしてすみません。静かにしますので……」
真尋「ホテプ、座れよ」
ニャル子「真尋さんの隣でいいですか?」
真尋「ダメに決まってるだろ。お前はそっち」
珠緒
真尋 ニャル子
真尋「まぁ……確かにお前に何も言わなかったのは悪かったかもしれない」
真尋「だからそれで僕を恨んだって構わない」
82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/23(土) 23:26:21.56 ID:hwMsFKH10
真尋「だけど暮井に矛先を向けるのは違うだろ! 暮井は僕の告白を受け入れてくれただけなんだ」
珠緒「いいよ八坂くん。私がニャル子ちゃんから八坂くんを取っちゃったのは事実なんだから……」
珠緒「ごめんねニャル子ちゃん」
ニャル子「まだ取られてねーですよ!」ガタッ
ニャル子「なんですか、ちょっと付き合ったからって私に勝ったつもりですか!」
真尋「座れホテプ」
ニャル子「あ、はい……ゴホンッ!」
87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/23(土) 23:29:54.13 ID:hwMsFKH10
ニャル子「――ハッ、しょせん高校生の恋人関係なんてママゴトみたいなもんで、数カ月で破局するもんって決まってんですよ!」
ニャル子「恋人になったくらい、何だって言うんですか!」
真尋「じゃあ今は僕たちのことを認めてくれるんだな?」
ニャル子「……へっ?」
珠緒「ありがとう、ニャル子ちゃん」
ニャル子「えっ、ちょまっ――!」
珠緒「そうだね。け、けっ……結婚! ……するまでは、ライバルってことだよね?」
真尋「け、結婚……///」
珠緒「負けないよニャル子ちゃん。『真尋くん』は絶対に渡さないからねっ!」
ニャル子「…………」
ニャル子「――えっと……あれ?」
ニャル子「……どうしてこうなったorz」 END
88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/23(土) 23:31:11.54 ID:QH8Fm/6Z0
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