1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/04(日) 21:49:12.52 ID:L03Z0K0m0
やすな「というわけでソーニャちゃん!買って?」
ソーニャ「ぬーーーん!!!」ドガァ
やすな「ぉっほーぃ!痛いよソーニャちゃん!」
ソーニャ「お前が馬鹿なこと言うからだろ……」
やすな「ひんひん……もういいよ、他の人に買ってもらうから!」ダッ
ソーニャ「あ、待っ……。ったく、飽きたらすぐ帰ってくるか……」
<アッ、アギリサン
<アラ〜、ドウシマシタ〜?
<エンコウデス、カッテクダサイ!
<イイデスネ、ジャアブシツニイキマショウカ〜
ソーニャ「おいコラ待てー!?」バッ
ソーニャ「やすなァッ!!!」
やすな「そ、ソーニャちゃん!なに!?」
ソーニャ「お前は!お前は私が買ってやる!ほら!」ドサッ
やすな「え、なんでこんな大金ってわわぁ!!!」グイッ
ソーニャ「お前は誰にも渡さないんだからな」
おわり
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/04(日) 21:55:34.19 ID:8Fe4hVnx0
やすな「って感じになるはず」
ソーニャ「……」
やすな「は!私援助交際の才能あるかも!?」
ソーニャ「そうか」
やすな「というわけでソーニャちゃん!買って?」
ソーニャ「ぬーーーん!!!」ドガァ
やすな「ぉっほーぃ!痛いよソーニャちゃん!」
ソーニャ「お前が馬鹿なこと言うからだろ……」
やすな「ひんひん……もういいよ、他の人に買ってもらうから!」ダッ
ソーニャ「勝手にしろ」
やすな(ふっふっふ……そんなこといってぇホントは気が気じゃないはず)
やすな「あぎりさーん!!エンコーです買ってください!!」
あぎり「え〜?いやです」
やすな「?!」
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/04(日) 22:11:46.70 ID:8Fe4hVnx0
やすな「買ってください!!お願いします!!私の計画が台無しになるんです!!」ペコペコ
あぎり「でも〜援助交際は捕まりますし」
やすな「とりあえず形だけでいいんで!!」
あぎり「いやで〜す」
やすな「あぁ!!あぎりさ〜ん!!!」
やすな「うぅ……ソーニャちゃんの心を鷲掴み計画がぁ……」
やすな「くそぉ!くそぉ!!いい方法だと思ったのにぃ!!」
やすな「そうだ!!」ダダッ
やすな「―――私のこと買うひとー!!!!」
「なんかやすなが言い出したぞ」
「また折部さんか……」
やすな「あっれー?誰も買ってくれないのー?!」
ソーニャ(あいつ、マジでなにやってんだ)
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/04(日) 22:15:43.28 ID:8Fe4hVnx0
やすな「ソーニャちゃぁん……」
ソーニャ「……」
やすな「わたしをかってくだせぇ……」
ソーニャ「いやだよ」
やすな「なんでもするからぁ」
ソーニャ「お前なんてなんの役にも立たないだろ」
やすな「そんなぁ〜!!」
ソーニャ「大体、買ったら購買者にどんなメリットがあるんだ?」
やすな「うーん……私とイチャイチャできるっ!!」
ソーニャ「いらねー」
やすな「あと……私が毎朝起こしてくれるっ!!」
ソーニャ「くだらねー」
やすな「あとは……えっと……なんか癒されるでしょ?えへっ」
ソーニャ「金をドブに捨てたほうがマシだな」
やすな「うほぉ!?心がえぐられたぁ!!」
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/04(日) 22:19:35.47 ID:8Fe4hVnx0
ソーニャ「もう黙ってろ」
やすな「くそぉ!!くそぉ!!」
やすな「どうして私を買ってくれないのぉ!!くそぉ!!」
ソーニャ「需要がないからだな」
やすな「……はっ!!なるほど。需要があればいいんだね!!」
ソーニャ「お前に需要が生まれるときなんてあるのか?」
やすな「ふっふっふ。ないなら作ればいいんだよぉ」
ソーニャ「ふーん。ま、私に迷惑のかからないところでがんばってくれ」
やすな「くっくっく……」
やすな(今にみてろぉ。ぜったいに私を買わせてやるんだからぁ)
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/04(日) 22:22:54.85 ID:8Fe4hVnx0
ソーニャ(トイレ……)スタスタ
ガチャ……バタン
ソーニャ「ふぅ……」
トントン
ソーニャ(ん……?入ってるの分かるだろ)トントン
トントン
ソーニャ(別のところ空いてるだろ……)トントン
トントン
ソーニャ「……」イラッ
ソーニャ「入ってる」
トントン
ソーニャ「……入ってるっていってるだろぉ!!!」ドガァ
ソーニャ「まったく……」
トントン
ソーニャ「な……なんだよ!!おい!!やすなか!!やすなだろ!!」
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/04(日) 22:25:41.68 ID:L03Z0K0m0
さてどうなる、折部やすな
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/04(日) 22:26:03.02 ID:8Fe4hVnx0
トントン
ソーニャ「しつこい!!」
―――ドンドンドンドン!!!!!
ソーニャ「ひぃ!?」ビクッ
ソーニャ「くそ……いい加減にしろよ!!!」
ガチャ
ソーニャ「やす―――あれ……いない?」
ソーニャ「……」キョロキョロ
ソーニャ「……おい!!やすな!!いるんだろ!!でてこい!!」
シーン
ソーニャ「……」
ソーニャ「……」スタスタ
あぎり「ソーニャ〜、おこまりですか〜?」
ソーニャ「別に」スタスタ
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/04(日) 22:28:47.66 ID:8Fe4hVnx0
やすな「あ、おかえり」
ソーニャ「おい!!」
やすな「な、なに!?」
ソーニャ「悪戯にもやっていいこととわるいことがある!!」
やすな「え?え?なんのこと?」
ソーニャ「トイレのドア、殴打しただろ!!」
やすな「してないよ!!なにいってるの?!」
ソーニャ「嘘だな!!」
やすな「嘘じゃない!!」
ソーニャ「嘘だ!!」
やすな「みんなに聞いてみてよ!!私はずっと教室にいたよ!!」
ソーニャ「……嘘だろ?」
やすな「本当だってば」
ソーニャ「……」
やすな「ソーニャちゃん、大丈夫?」
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/04(日) 22:31:58.76 ID:8Fe4hVnx0
ソーニャ「……」
やすな「ソーニャちゃん?」
ソーニャ「悪い。やすなじゃないなら、誰があんなことを……」
やすな「……」
ソーニャ(ちくしょう……まだ、途中だったから……また行きたくなってきたじゃないか……)モジモジ
やすな「ソーニャちゃん、どうかしたの?」
ソーニャ「うるさい!!おまえはここにいろ!!いいな!!」
やすな「うん」
ソーニャ「……」スタスタ
ソーニャ(別のトイレにいけばいいだろう)
ソーニャ(できるだけ遠くのトイレだ……)
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/04(日) 22:32:23.33 ID:L03Z0K0m0
ソーニャちゃんって色々と女の子らしい弱点があってかわいいよな
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/04(日) 22:35:14.91 ID:8Fe4hVnx0
ソーニャ「ここなら大丈夫……問題はない」
ソーニャ「尾行している奴もいない」
ソーニャ「他の個室にも人影はない」
ソーニャ「よし」
バタン
ソーニャ「ふぅ……これで―――」
トントン
ソーニャ「……!?」ビクッ
ソーニャ「やすな……だろ……?」
トントン
ソーニャ「やすななんだろ!?」
ドンドンドンドン!!!!
ソーニャ「ひぃ!?」
ドンドンドンドン!!!!!
ソーニャ「あぁ……もうでる!!!」ガチャ
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/04(日) 22:38:20.62 ID:8Fe4hVnx0
ソーニャ「はぁ……はぁ……」
やすな「ソーニャちゃん、顔真っ青だよ?」
ソーニャ「な、なんでもない……」
ソーニャ(なんだよ……あれ……なにが……)
やすな「ソーニャちゃん?」
ソーニャ「なんだ……?」
やすな「なんでトイレットペーパー片手にもどってきたの?」
ソーニャ「あ……こ、これは……途中で拭きなが―――ってなにいわせんだ!!!」ドガァ
やすな「ごっほぉ!?」
ソーニャ「くそ……」ガタガタ
やすな「いたた……」
ソーニャ(ふざけるな……くそ……)ガタガタ
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/04(日) 22:41:48.02 ID:8Fe4hVnx0
つぎのひ
ソーニャ「……」
ソーニャ(トイレに行きたくなってきた)モジモジ
やすな「らんらーん」
ソーニャ「……」スクッ
やすな「どこかいくの?」
ソーニャ「手洗いに。……やすなは?」
やすな「え?私は別に」
ソーニャ「そ、そうか……」
やすな「なになに?なにかあるの?」
ソーニャ「いや……なんでもない」
ソーニャ(大丈夫……空想の産物が実際にいるわけない)
ソーニャ「いくぞっ!!」
やすな「気合はいってるね」
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/04(日) 22:45:59.44 ID:8Fe4hVnx0
ソーニャ「……」キョロキョロ
ソーニャ「よし……いない」
バタン
ソーニャ「……」
ソーニャ「ふぅ……」
ソーニャ「……やっぱりあれは夢だったんだな」ホッ
ソーニャ「さてと……」ジャー
ソーニャ「……ん?」
ソーニャ「な、なんだ……?扉が……あかない……!!」グッ
ソーニャ「な、なんで……!?おい!!だれかいるのか!!おい!!」ドンドン
ソーニャ「あけろ!!おい!!やすなだろ!!いい加減にしろ!!」ドンドン
ソーニャ「こら!!今なら怒らないから!!」ドンドン
クスクスクス……
ソーニャ「なっ……なんだよぉ……おい……」ブルブル
ソーニャ「あけろ!!たのむ!!あけてくれー!!」ドンドン
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/04(日) 22:49:53.01 ID:8Fe4hVnx0
ソーニャ「だれかぁ!!あけて!!」ドンドン
ソーニャ「やすなぁ!!おい!!やすなぁ!!!」ドンドン
やすな「ソーニャちゃん?よんだぁ?」
ソーニャ「やすな!!やっぱりお前か!!あけろ!!おい!!」
やすな「開けろって……引いたらあくよ?」
ソーニャ「だから、それがあかないんだよ!!」
やすな「えー?」ガチャ
ソーニャ「あ……」
やすな「なんだぁ。開くじゃない」
ソーニャ「……」
やすな「ソーニャちゃん?」
ソーニャ「お前だろ!?お前が開かないようにしたんだろ?!」
やすな「今、来たばかりだよ!!」
ソーニャ「だったら、あの個室になにか仕掛けを……!!」
やすな「私の仕掛けなんてソーニャちゃんならすぐに見破っちゃうじゃん」
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/04(日) 22:52:27.31 ID:8Fe4hVnx0
ソーニャ「……」
やすな「どうかしたの?昨日から変だよ?」
ソーニャ「どけ!!」
やすな「あ……」
ソーニャ「……」スタスタ
ソーニャ(くそ……なんだ……なんだこれ……)
ソーニャ(一体……誰の悪戯だよ……!!!)
あぎり「おこまりですか〜」
ソーニャ「……」
あぎり「んー?」
ソーニャ「おい。頼みがある」
あぎり「なんでしょ〜?」
ソーニャ「全てのトイレを調べてくれ。異常がないかどうか」
あぎり「わかりました〜」
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/04(日) 22:55:21.04 ID:8Fe4hVnx0
ソーニャ「……」ガタガタ
やすな「寒いの?」
ソーニャ「そんなんじゃない……」ガタガタ
あぎり「ソーニャ〜」
ソーニャ「どうだった?!」
あぎり「異常はな〜し」
ソーニャ「本当か?細工された痕跡もなかったのか?!」
あぎり「はい。ありませんね〜」
ソーニャ「そ、そうなのか……」
やすな「なになに?なにかあったの?」
ソーニャ「……」
ソーニャ(これからどうしたらいい……)
ソーニャ(学校でトイレにいけないじゃないか……おい……)ガタガタ
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/04(日) 22:58:58.24 ID:8Fe4hVnx0
つぎのひ
ソーニャ(そして案の定……トイレに行きたくなるわけだが……)モジモジ
ソーニャ(外でするか……?)
ソーニャ(流石にそれは……だめだな……)
やすな「―――私のこと買う人ー!!!」
「またやってる」
「折部さんを買う人とかいるのかなぁ?」
やすな「援助交際しませんかぁー!!」
ソーニャ「……」スタスタ
やすな「なに?」
ソーニャ「いくらだ」
やすな「え?」
ソーニャ「いくらで買えるんだよ?」
やすな「一日500円!!」
ソーニャ「買った!!」
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/04(日) 23:02:03.38 ID:L03Z0K0m0
よっしゃ買われたー!
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/04(日) 23:02:26.01 ID:8Fe4hVnx0
やすな「まいどありぃ!!」
ソーニャ「で、一緒にいるんだな?ずっと」
やすな「いるよー」
ソーニャ「よし。ついて来い」
やすな「はぁーい。手とか握らなくていい?」
ソーニャ「いらん!!余計なことはするな!!」
やすな「わかった」
ソーニャ「とにかく近くにいればいい。いいな?」
やすな「うん」
ソーニャ「……」スタスタ
やすな「で、どこいくの?」
ソーニャ「手洗いだ」
やすな「そっかぁ。私も丁度行こうとおもってたんだぁ」
ソーニャ「タイミング悪いな……くそ……買う前に言えよ……」
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/04(日) 23:04:50.78 ID:8Fe4hVnx0
ソーニャ「……」キョロキョロ
やすな「どうしたの?」
ソーニャ「うるさい」
やすな「わたしもトイレー」ガチャ
ソーニャ「……」ガチャ
バタン
ソーニャ「おい、いるよな?」
やすな「いるよー」
ソーニャ「よし」
ソーニャ「……」スルッ
トントン
ソーニャ「……!?」ビクッ
トントン
ソーニャ「やすな!!いるよな!!やすな!!」ビクビク
やすな「いるよー?どうかしたー?」
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/04(日) 23:08:25.91 ID:8Fe4hVnx0
トントン
ソーニャ「やすな!!上の隙間からこっちにこい!!」
やすな「なんでー?」
ソーニャ「お前を買ったんだぞ!!言うこと聞け!!」
やすな「でも、どうやっていけばいいのぉ?届かないけどぉ」
ソーニャ「なんか足場があるだろ!!」
ドンドンドンドン!!!!
ソーニャ「うわぁぁ!!!やすな!!早くこい!!頼む!!!」
やすな「ちょっと待ってよ……これ……むり……」
ソーニャ「やすな!!はやくしてくれ!!」
ドンドンドン!!!
ソーニャ「あぁぁ!!!!」ガクガク
やすな「ソーニャちゃーん、やっほー」
ソーニャ「顔だけ見せるな!!早くこい!!受け止めるから!!!」
やすな「流石にこわいんだけど……」
55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/04(日) 23:12:01.63 ID:8Fe4hVnx0
ソーニャ「もういい!!私がそっちにいく!!!」シュバッ
やすな「わぁぁ!」
ソーニャ「はぁ……はぁ……」
やすな「ソーニャちゃん!!パンツはいて!!パンツ!!膝のところまで落ちてるから!!」
ソーニャ「……」ギュゥゥ
やすな「ソーニャちゃん?」
ソーニャ「はぁ……はぁ……用を足すから向こうむいてろ」
やすな「う、うん……」
ソーニャ「……手は握ってろ」
やすな「うん」
ソーニャ「ん……」
やすな「……」
ソーニャ「終わった……。出るぞ」
やすな「本当にどうしたの?」
ソーニャ「黙ってろ。私は雇い主だぞ」
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/04(日) 23:15:58.12 ID:8Fe4hVnx0
ソーニャ「……」ギュゥゥ
やすな「ソーニャちゃん……」
あぎり「なかよしですね〜」
やすな「あぎりさん」
あぎり「やすなさん、エンコーまだしてるんですか〜?」
やすな「してますよ」
あぎり「じゃあ、買います〜。ちょっと協力してほしいことがあるので〜」
やすな「1日500円です」
あぎり「じゃあ、三日分買いますね〜」
やすな「はい!!」
あぎり「それでは、明日からおねがいしま〜す」
やすな「わかりました!!」
ソーニャ「……」ギュゥゥ
やすな「ソーニャちゃん、歩きにくいよ」
ソーニャ「うるさい……援助切るぞ……」
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/04(日) 23:18:57.91 ID:8Fe4hVnx0
やすな「帰ろうか!!」
ソーニャ「おい」
やすな「なに?」
ソーニャ「いくぞ」
やすな「どこに?」
ソーニャ「お前の家だ」
やすな「なんで?」
ソーニャ「今日一日、お前は私から離れないんだろ!!!私の家は教えられないから、お前の家に泊まる!!」
ソーニャ「そうだろ?!」
やすな「う、うん……そうですね……」
ソーニャ「ほら、かえるぞ」
やすな「よっしゃー!!いくよー!!」
ソーニャ「……」スタスタ
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/04(日) 23:21:45.08 ID:8Fe4hVnx0
やすな「ここだよー」
ソーニャ「ふーん。割と普通だな」
やすな「はいってはいってー」
ソーニャ「……」キョロキョロ
やすな「なに?なにを探してるの?」
ソーニャ「悪い。初めての家屋に入ると罠がないが探る癖があるんだ」
やすな「職業病ってやつ?」
ソーニャ「ああ」
やすな「たいへんだねえ」
ソーニャ「まぁな……」
やすな「はい、部屋にいこー!!」
ソーニャ「異常はないか……」
ソーニャ「ま、あっても困るけどな」スタスタ
63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/04(日) 23:24:43.75 ID:8Fe4hVnx0
しんや
やすな「すやすや……」
ソーニャ「……」ムクッ
ソーニャ「トイレ……」
ソーニャ「……」
ソーニャ「やすな……やすな……」ユサユサ
やすな「ん……?な、なに?」
ソーニャ「トイレにいく。ついてこい」
やすな「ひとりでいきなよぉ……むにゃむにゃ……」
ソーニャ「まだ1日たってないぞ!!」
やすな「え〜?」
ソーニャ「早くおきろ!!」
やすな「もう日付は変わったから無効ってことで〜」
ソーニャ「ふざけんな!!おい!!」
ソーニャ「くそ……」
64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/04(日) 23:27:28.30 ID:8Fe4hVnx0
ソーニャ「……」
ソーニャ「いや……良く考えれば、ここは学校じゃない」
ソーニャ「はは……仕掛けもないことは確認してるし、なにを怖がることがあるんだ……」
ソーニャ「さ……いくか」スタスタ
シーン
ソーニャ「……ここだな」ゴクリッ
ソーニャ「……」
ソーニャ「……っ」ダダッ
ソーニャ「―――やすな!!」
やすな「ぐぅー」
ソーニャ「……」
ソーニャ「……もういい!!」
ソーニャ「ね、ねる!!」
65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/04(日) 23:28:13.45 ID:L03Z0K0m0
トイレにいきたくてダダこねるソーニャちゃんを想像したら鼻血出そうだわ
66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/04(日) 23:28:44.98 ID:lIF3XHi30
おねしょ!おねしょ!
67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/04(日) 23:29:55.00 ID:8Fe4hVnx0
つぎのひ
ソーニャ「……」ガバッ!!
ソーニャ「……」バッ
ソーニャ「……」
やすな「おはよぉ……」ムクッ
ソーニャ「ふん!!!」ググッ
やすな「おぉぉ!?朝一で首を……!?」
ゴキィ
やすな「」
ソーニャ「……ふぅ」
ソーニャ「……」ゴソゴソ
ソーニャ「よっこいしょ……」
ソーニャ「……これでよし」
ソーニャ「着替えるか」
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/04(日) 23:34:24.55 ID:8Fe4hVnx0
やすな「うわぁぁぁ!!!ソーニャちゃぁぁん!!!」
ソーニャ「どうした?うるさいな」
やすな「お、おねしょしちゃったぁ!!!」
ソーニャ「うわ……マジか」
やすな「どうしよう!!どうしよう!!」オロオロ
ソーニャ「恥ずかしいやつだな」
やすな「誰にもいわないでね!!いわないでね!!」
ソーニャ「お前じゃないんだ。言うわけないだろ」
やすな「うぅ……ありがとう……ソーニャちゃぁん」ウルウル
ソーニャ「ふん……」
やすな「よぉーし!!今日はソーニャちゃんの分のお弁当もつくっちゃうからぁ!!」
ソーニャ「あ、ああ」
やすな「ちょっと待っててね!!」ダダッ
ソーニャ「……」
ソーニャ(悪い……やすな……)
73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/04(日) 23:38:08.32 ID:8Fe4hVnx0
ソーニャ「……」
やすな「あ、そーだ」
ソーニャ「おい。やすな」
やすな「なに?」
ソーニャ「今日も買うぞ。ほら」
やすな「ごめんね。三日間はあぎりさんとエンコーなんだ」
ソーニャ「なに?!」
やすな「三日後ならいいよ?」
ソーニャ「倍額出す!!」
やすな「そ、そんなこといわれても困るよ」
ソーニャ「頼む!!もう一日だけでいいから!!」
やすな「いやいや。あぎりさんのこともあるから」
ソーニャ「そ、そんな……」
やすな「それじゃあ」
ソーニャ「……」
75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/04(日) 23:43:13.28 ID:8Fe4hVnx0
ソーニャ(三日間も一人でトイレに行かなきゃならないのかよ……)ブルブル
ソーニャ(なんだよ……それ……地獄かここは……?)ガクガク
ソーニャ「……」ブルブル
ソーニャ「……そ、そうだ!!」
ソーニャ「―――やすな!!」
やすな「どうしたの?」
あぎり「ソーニャ、おはよ〜」
ソーニャ「私とエンコーしよう!!」
やすな「え?」
ソーニャ「一日10円でいい!!買ってくれ!!」
やすな「えぇ!?やっす!!買った!!」
ソーニャ「よ、よし……これで」
やすな「あ、でも、今はあぎりさんと交際中だから……三日後ね」
ソーニャ「なにいってんだ!!今すぐ付き合えよ!!!」
やすな「こっちはソーニャちゃんを買ったほうだよ?言うこときいてよ」
79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/04(日) 23:47:55.44 ID:8Fe4hVnx0
ソーニャ「た、確かにそうだけど……さ……」
あぎり「なにかおこまりですか〜?」
ソーニャ「……いや、いい」
やすな「ごめんね」
ソーニャ「……」トボトボ
ソーニャ(くそ……早くしないと尿意が……くるかもしれない……)
ソーニャ(生理現象だけはどうしようもないからな……)
ソーニャ「はぁ……」
ソーニャ「やすなもあぎりも駄目か……こうなったら……」
ソーニャ「―――おい!!誰か私とエンコーしろ!!」
「なんだ?なんだ?」
「ソーニャが意味不明なことを叫んでるぞ」
「先生にばれるまえに取り押さえろ」
ソーニャ「1日10円でいい!!むしろ初日は無料でいい!!誰か買ってくれ!!!」
81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/04(日) 23:52:07.94 ID:8Fe4hVnx0
ソーニャ「駄目だったか……」
ソーニャ「くそ……くそ……」
ソーニャ「あ……」ブルッ
ソーニャ「……」
ソーニャ「……」モジモジ
ソーニャ「……よし。あの作戦でいくか」
ソーニャ「……」スタスタ
ソーニャ(トイレの前で待ち、誰かが入るのを確認してから私も入ればいい)
ソーニャ(これで一人じゃない……いけるっ)グッ
ソーニャ「……」スタスタ
ソーニャ「よし。待つか」
ソーニャ「……」モジモジ
ソーニャ「まだか……」
キーンコーンカーンコーン
ソーニャ「くっ……もう休み時間終わりかよ……」モジモジ
82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/04(日) 23:55:04.97 ID:8Fe4hVnx0
教師「―――で、あるからして」
ソーニャ「ふぅ……ふー……」モジモジ
ソーニャ(あと30分ぐらいいける……)
やすな「……ソーニャちゃん」
ソーニャ「な、なんだ……?」
やすな「トイレいってきなよ」
ソーニャ「いきたくない」
やすな「えぇ?」
ソーニャ「……」プルプル
やすな「危険域だよ!!ソーニャちゃん!!」
ソーニャ「だ、だいじょうぶ……だ……」プルプル
やすな「せんせー!!ソーニャちゃんを保健室につれていきます!!!」
教師「え?あ、ああ」
やすな「ほら、いこ!」
ソーニャ「う……ぎぃ……」プルプル
87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/04(日) 23:58:12.63 ID:8Fe4hVnx0
やすな「待っててあげるから」
ソーニャ「……いっしょにこい」ギュゥゥ
やすな「え?」
ソーニャ「……おねがい……だ……」
やすな「う、うん……」
ソーニャ「……」トコトコ
やすな「……じゃあ、ここで」
ソーニャ「中まで一緒にこい」
やすな「なんで!?」
ソーニャ「はやくしろぉ!!こっちは限界なんだ!!」
やすな「でも……」
ソーニャ「買う……お前を買う……だから……」
やすな「うん……」
ソーニャ「……いくらだ?」
やすな「えっと……1トイレ100円で……」
88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 00:00:45.65 ID:VuYlEKtx0
ソーニャ「……はぁ」
やすな「大丈夫?」
ソーニャ「ああ」
やすな「なにがあったの?」
ソーニャ「……なんでもない」
やすな「そう?」
ソーニャ「ああ……」
やすな「……」
ソーニャ「はぁ……」
ソーニャ(なんて情けない……こんなことで……私は……)
やすな「……」
ソーニャ「ん?なんだ?」
やすな「な、なんでもないよ!!」
ソーニャ「そうか」
93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 00:04:07.43 ID:8Fe4hVnx0
やすな「あぎりさぁん」タタタッ
あぎり「はい?」
やすな「もういいです!!」
あぎり「え?」
やすな「私の需要作り、もういいです!!」
あぎり「え〜?もう〜?」
やすな「なんか効果覿面すぎて怖いぐらいです!!」
あぎり「でも〜もう少しでソーニャはやすなさんの一生を買うぐらいになるかもしれないのに〜」
やすな「そんなに買われたら身が持たない!!」
あぎり「そうですか〜?」
やすな「あの……私、謝ってきます!!」ダダッ
あぎり「あ……」
あぎり「……」
あぎり「ふふ……」
94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 00:04:42.29 ID:KgikZelf0
よかった・・・
本当によかった・・・
96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 00:07:36.33 ID:VuYlEKtx0
やすな「ソーニャちゃぁん!!」
ソーニャ「なんだ?」
やすな「ごめんなさい!!」
ソーニャ「あ?」
やすな「あの……全部、私のせいなの!!」
ソーニャ「全部?」
やすな「トイレで怖い思い……したでしょ?」
ソーニャ「……」
やすな「ごめんなさい!!さぁ!!殺すならころせ!!!」
ソーニャ「ふーん」
やすな「……え?」
ソーニャ「反省しているならいい」
やすな「お、怒らないの?」
ソーニャ「……」
やすな(あれ……なんで……?)
98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 00:11:45.22 ID:VuYlEKtx0
「バイバーイ」
「またねー」
やすな「ソーニャちゃん、かえろー」
ソーニャ「ああ」
やすな(やっぱり様子がへんだなぁ)
ソーニャ「お前、あぎりに買われてるんじゃなかったのか?」
やすな「あれはもう契約破棄されましたっ!!」
ソーニャ「そうか」
やすな「なに?」
ソーニャ「500円だったな」
やすな「え?え?」
ソーニャ「ほら、エンコーするぞ」
やすな「な、なんで?!」
ソーニャ「需要があるからに決まってるだろ」
やすな「……」
103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 00:15:02.25 ID:VuYlEKtx0
やすな「ど、どうぞ」
ソーニャ「邪魔する」
やすな「ソーニャちゃん?」
ソーニャ「なんだ?」
やすな「あの……トイレでの件は……」
ソーニャ「もういいよ」
やすな「なにが?」
ソーニャ「……私を安心させようとしてくれてるんだろ?」
やすな「?!」
ソーニャ「悪いな。気をつかわせて」
やすな(信じてない?!)
やすな「あのね……あれはあぎりさんが……」オロオロ
ソーニャ「あぎりがあんな低俗なことするか」
やすな「えぇー」
ソーニャ「部屋にいくぞ。今日はなんか疲れた」
108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 00:20:07.07 ID:VuYlEKtx0
よる
やすな「ソーニャちゃん……だからね」
ソーニャ「やすな」
やすな「なに?」
ソーニャ「トイレにいく。こい」
やすな「う、うん……」
ソーニャ「……今回は外にいろ」モジモジ
やすな「え?あ、うん……」
ソーニャ「ちょっと時間かかるけど……ゆるせ」
やすな「……」
ソーニャ「そうだ。日付が変わるな。500円……いいや、5万わたしとく」
やすな「ちょ……?!こんなに受け取ったら本当にエンコーしてるみたいだよぉ!?」
ソーニャ「うるさい。受け取れ」
やすな「で、でも……」
ソーニャ「ほら。いくぞ」ギュッ
111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 00:24:13.13 ID:VuYlEKtx0
バタン
ソーニャ「―――やすな、いるよな?」
やすな「いるよー」
ソーニャ「よし」
やすな「……」
やすな(これはすごい……やっぱり私には援助交際の才能があるのかも……)
やすな(いや……これは全部あぎりさんの力か……)
ソーニャ「やすな!!」
やすな「……」トントン
ソーニャ「やすな!!!いるんだろ!!!やすなぁ!!!」
やすな「あ、いるよ!!今のノックは私だよぉ!!」
ソーニャ「そ、そうか……はぁ……」
やすな「……」
ソーニャ「―――いるか?」
やすな「いるいる」
116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 00:28:36.68 ID:VuYlEKtx0
しんや
やすな「すやすや……」
ソーニャ「……」
やすな「むにゃむにゃ」ゴロッ
ピッ
ソーニャ「ん?テレビが……」
テレビ『―――』
ソーニャ「やすなが寝返りうってリモコンをおしたのか―――」
テレビ『オォォオオオオ!!!!!!』
ソーニャ「ぎゃぁぁ!!!!」
やすな「ん……?」
ソーニャ「やすなぁ……やすなぁ……」ガタガタ
やすな「ど、どど、どうしたの?!」
ソーニャ「今日は一緒に寝ろ……」ガタガタ
やすな「……あ。テレビでホラー映画やってる」
119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 00:32:41.27 ID:VuYlEKtx0
にちようび
やすな「よっこいせ」
ソーニャ「なんだ、外にいくのか?」
やすな「うん。買い物に」
ソーニャ「よし。行くか」ギュゥゥ
やすな「え……?」
ソーニャ「お前、5万も渡したんだぞ?」
やすな「あ、そっかそっか」
ソーニャ「いくぞ」
やすな「う、うん」
やすな(このままじゃまずいよ……どうにかしないと……)
やすな(私の所為だし……)
ソーニャ「なんだよ、早く歩け」
やすな「う、うん。ごめんね」
ソーニャ「……」ギュッ
122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 00:36:47.88 ID:VuYlEKtx0
つぎのひ
やすな「あぎりさぁーん!!」タタタッ
あぎり「おこまりですか〜?」
やすな「とっても!!ソーニャちゃんを助けたい!!」
あぎり「え〜?でも、当初の予定通りソーニャはやすなさん命になってるのに〜」
やすな「もう……見てられません……。以前のソーニャちゃんに戻してあげたいんです!!」
やすな「まさか……こんなことになるなんて……思わなくて……」
やすな「わたし……わたし……」
あぎり「わかりました〜。なんとかしま〜す」
やすな「あぎりさん!!」
あぎり「では〜準備してきま〜す」
やすな「なにか手伝えることは?!」
あぎり「ありませ〜ん」
やすな「……」
やすな「大丈夫かな……」
124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 00:40:23.64 ID:VuYlEKtx0
ソーニャ「やすな、どこ行ってたんだ」
やすな「ごめんごめん」
ソーニャ「私から離れるな。バカ」
やすな「う、うん……」
やすな(あぎりさん……どんなことをしてくるのかな……)
ソーニャ「どうした?」
やすな「な、なんでもないよ!!」
ソーニャ「そうか」
やすな「……」
ソーニャ「やすな、今日の晩御飯はどうする?」
やすな「そ、そうだね……どうしよっか?」
ソーニャ「私が作ってもいいぞ」
やすな「ソーニャちゃんの無駄に豪快だからねー」
ソーニャ「食えるだけでもありがたいと思えよ!!」
やすな「ご、ごめんなさい!!」
127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 00:45:18.84 ID:VuYlEKtx0
やすな「さてと。帰ろうか」
ソーニャ「ああ」
やすな(結局、あれからあぎりさんを見てないなぁ……)
シュッ!!!
ソーニャ「あぶない!!!」
やすな「え?」
ギィィン!!
ソーニャ「……やすな。大丈夫か?」
やすな「う、うん……平気」
ソーニャ「……」キョロキョロ
やすな「今のな、なに……」ビクビク
ソーニャ「ナイフだ。完全にやすなを狙ってたな」
やすな「なんで!?」
ソーニャ「知るかよ」
やすな「……」
129: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 00:48:55.10 ID:VuYlEKtx0
やすな「……」スタスタ
ソーニャ「……やすな!!!」バッ
やすな「ふえ?」
ドォォン!!!
ソーニャ「―――あぶない……上から鉄骨が……」
やすな「え……な、なんでぇ……」ガタガタ
ソーニャ「やすな……殺し屋に狙われてるんじゃないのか……?」
やすな「私が?!そんな恨まれる覚えなんてないよぉ!!」
ソーニャ「私の傍にいろ」
やすな「まもってぇ……」
ソーニャ「……」
やすな「1000円払うからぁ!!」
ソーニャ「私の傍にいれば大丈夫だ」
やすな「うん」
ソーニャ(にしてもやすなを殺してどうする気だよ……。ゆるせない……)
130: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 00:52:12.76 ID:VuYlEKtx0
やすな「はぁ……無事家に―――」
ソーニャ「とまれ!!」
やすな「え?」
ソーニャ「……みろ」
やすな「なんか……線が張ってる……」
ソーニャ「これを切れば爆弾が爆発するぞ」
やすな「えぇぇ!?」
ソーニャ「随分、本格的に狙ってきてるな」
やすな「ひぃぃ!!!」ギュゥゥ
ソーニャ「……よし。私の家にこい」
やすな「うんうん!!!」
ソーニャ「一応、目隠しはしてくれ」
やすな「する!!するよ!!」
ソーニャ「誰がこんなこと……」
133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 00:54:06.10 ID:kEN99duc0
ソーニャちゃんの家で二人きり
これは……
134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 00:56:21.48 ID:VuYlEKtx0
ソーニャ「目隠しとっていいぞ」
やすな「ん……」
ソーニャ「とりあえず座ってろ」
やすな「うん……」
ソーニャ「今、コーヒーでもいれる」
やすな「……」
ソーニャ「―――ほら、できたぞ」
やすな「ありがとう……」ズズッ
ソーニャ「ここなら安全だ」
やすな「……」ウルウル
ソーニャ「どうした?」
やすな「……あれ……ごめん……」ポロポロ
ソーニャ「お、おい……やすな……」
やすな「なんか……あんし、んしたら……かってに……なみ、だ……が……」ポロポロ
ソーニャ「そ、そうか。怪我でもしたかと思っただろ」
137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 00:59:20.34 ID:VuYlEKtx0
しんや
やすな「……」ムクッ
やすな「……」
ソーニャ「すぅ……すぅ……」
やすな「ソーニャ……ちゃん……?」
ソーニャ「―――どうした?」
やすな「トイレ……」
ソーニャ「よし。いくか」スクッ
やすな「ごめんね……なんか怖くて……」
ソーニャ「気にするな」ギュッ
やすな「ありがとう……」
ソーニャ「まぁ、ここで狙われることはまずないけどな」
やすな「うん」
ソーニャ「ほら。待っててやるから」
やすな「ごめんね」
139: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 01:02:49.54 ID:VuYlEKtx0
つぎのひ
ソーニャ「……悪い。ああ」
やすな「おはよう……」
ソーニャ「ああ。おはよう」
やすな「どうかしらの?」
ソーニャ「ん?ああ、仕事を断った」
やすな「え?いいの?」
ソーニャ「だって、今はやすなとエンコー中だからな」
やすな「はい?」
ソーニャ「1000円分、やすなの傍に居なきゃいけないだろ?その間は仕事なんてできない」
やすな「ソーニャちゃん……」
ソーニャ「着替えろ。遅刻する」
やすな「うん」
ソーニャ「さてと……気合いれるか」グッ
140: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 01:05:56.91 ID:VuYlEKtx0
ソーニャ「……」キョロキョロ
やすな「ソーニャちゃん」ギュゥ
ソーニャ「……ん?!」
ギィィン!!
やすな「ひゃぁ!?」
ソーニャ「……」
やすな「またナイフ……」ガタガタ
ソーニャ「そこかぁ!!」シュッ
バッ!!
ソーニャ「ちっ……逃げられたか」
やすな「うぅ……」
ソーニャ「大丈夫だって」
やすな「うん……」
ソーニャ「いくぞ」
やすな「……」ギュゥ
143: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 01:09:08.80 ID:VuYlEKtx0
ソーニャ「……」ブルッ
ソーニャ「やすな。手洗いだ」
やすな「うん」
ソーニャ「いくぞ」
やすな「私もついでするー」
ソーニャ「それがいいな」
やすな「……」ブルブル
ソーニャ「安心しろ」
やすな「うん……でも……体が勝手に……震えて……」
ソーニャ「ま、それは仕方ないな」
あぎり「……」
ソーニャ「……あぎり?」
あぎり「なんですか〜?」
やすな「ど、どうも」
あぎり「……ふふ。もう大丈夫そうですね〜」
144: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 01:12:04.83 ID:VuYlEKtx0
やすな「ソーニャちゃぁん」
ソーニャ「いるぞー」
やすな「変な人はいない?」
ソーニャ「いない」
やすな「そっかぁ……はぁ……」
ジャー
ソーニャ「次は私な」
やすな「うん」
バタン
ソーニャ「……やすな」
やすな「いるよー」
ソーニャ「ふぅ……」
やすな「……」トントン
ソーニャ「やすなぁ!?いるのか?!やすな!?」
やすな「ごめん!!今の私!!ついノックしちゃった!!」
145: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 01:15:18.84 ID:VuYlEKtx0
ガチャ
やすな「あはは……ごめ―――」
ソーニャ「ぬーーーーーん!!!!」ドゴォ
やすな「ぶげぇ!?」
ソーニャ「全く……やめろよな」
やすな「ご、ごめん……」
ソーニャ「守ってやんないぞ」
やすな「やめて!!それだけはいやだよぉ!!傍にいてぇ!!ソーニャちゃん!!」
ソーニャ「なら、あんな悪戯はするな」
やすな「うんうん!!」
ソーニャ「ほんとに……」
やすな「でも、手を洗うまえに殴るのは……やめてね?」
ソーニャ「うるさいな」
やすな「えへへ」
146: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 01:19:06.36 ID:VuYlEKtx0
ソーニャ「―――諦めたのかな」
やすな「今日は朝以外、狙ってこなかったね」
ソーニャ「まだ安心はできないけどな」
やすな「一緒にかえってくれるよね?」ブルブル
ソーニャ「……」ギュッ
やすな「あ……」
ソーニャ「はやく歩けよ」
やすな「目隠しする!!」ギュッ
ソーニャ「……ふん」
あぎり「……」
あぎり「ソーニャも自分を取り戻したようですね〜」
あぎり「トラウマが増えたようですけど」
あぎり「うーん……まぁ、これでいいでしょう〜」
150: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 01:23:43.42 ID:VuYlEKtx0
べつのひ
やすな「ソーニャちゃん!!ソーニャちゃん!!」
ソーニャ「なんだ?」
やすな「昨日のドラマを見て私、気づいちゃったんだ!!」
ソーニャ「詐欺師の才能でも目覚めたか?」
やすな「そうそう!!もうね、ソーニャちゃんでも騙せる自信が芽生えちゃったの!!」
ソーニャ「お前があの主人公みたいに人を騙せるとは思えん」
やすな「そんなことないよぉ。騙せるよぉ」
ソーニャ「やってみろ」
やすな「いいよぉ。―――ソーニャちゃん、昨日冷蔵庫にプリン入れておいたんだ」
ソーニャ「それで?」
やすな「食べてもいいよ」
ソーニャ「……いらん」
やすな「あー!!いま、「帰ったら絶対にたべよ」とか思ったでしょー!!ぷぷー!!実は入ってないんだよねー」
ソーニャ「……」ピキッ
151: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 01:24:42.10 ID:WlO5NgAl0
あぎりじゃあぎりのしわざじゃ
153: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 01:29:34.23 ID:qf6d1M620
いいじゃんいいじゃん
154: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 01:30:20.02 ID:VuYlEKtx0
やすな「やーい!やーい!!だまされてやん―――」
ソーニャ「……今日から別々の部屋な」
やすな「ちょ!?それはやだぁ!!」
ソーニャ「……」
やすな「やだやだ!!ソーニャちゃん!!ごめんなさい!!」
ソーニャ「しらん。お前にはうんざりだ」
やすな「……ソーニャちゃん!!1000円でエンコーしてぇ!!」
ソーニャ「……」
やすな「おねがいしますぅ……」ウルウル
ソーニャ「また仕事ができないじゃないか……ったく」バッ
やすな「わーい!!」ギュゥゥ
ソーニャ「私のほうが……援助交際の才能はあるかもな」
やすな「え?そんなことないよぉ!!私にだってあるよぉ!!ソーニャちゃんは私とエンコーしてるんだしぃ!!」
ソーニャ「ああ、そうだな。―――お前にもあるかもな」
やすな「うへへ〜ソーニャちゃん、また100日延長だからね〜」ギュゥ
おしまい。
156: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 01:31:26.48 ID:mqn20qMI0
同じ1000円札をずっと二人で渡し合ってエンコーするんだな
いいな
157: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 01:32:48.89 ID:kEN99duc0
いや良かったおもしろかった
キルミーの百合はほんとかわいいな乙
158: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/05(月) 01:36:31.77 ID:WlO5NgAl0
これはいいな
良かった
ところで激しく求め合う二人はまだ?
乙
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テーマ:二次創作 - ジャンル:サブカル
- 2012/05/26(土) 09:00:00|
- キルミーベイベー
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