魔梨威「夏なんだから何℃だろうと暑いに決まってんだろ？」

木胡桃「まー、そうなんだけど、具体的な数字を知ると、また感覚が違わない？」

手寅「30℃ぐらいに達してると、思ってるより暑く感じるときはあるかな」

魔梨威「あー……それはなんとなくわかるかも……」

丸京「で、結局、何℃？」

苦来「30℃」

魔梨威「余計暑く感じるじゃねーか！」

魔梨威「あっちぃー……」

苦来「蒸し暑い……汗でべたべたする……」

木胡桃「ちょっと、顔洗ってさっぱりしてくる……」

苦来「私も……」

丸京「同じく……」

　ｶﾞﾗ……

手寅「……マリーさんは行かないの？」

魔梨威「めんどい。動くのが」

手寅「……なるほど……」

魔梨威「でも確かに体がべたつく……」

魔梨威「……よし」


魔梨威「脱ぐか。上半身」

魔梨威「んしょ……」ｽﾙ

手寅「……」じー

魔梨威「ん？」

手寅「……」じー

魔梨威「んだよ、何でそんなじろじろ見るんだよ」

手寅「ううん、別に」

魔梨威「……？」

手寅「……ねえ」

魔梨威「何？」

手寅「背中の汗、拭いてあげよっか？」

魔梨威「お、いいのか？　んじゃ、頼んだ」

手寅「～♪」

魔梨威「何でまたそんな嬉しそうに人の体拭くんだよ……」

手寅「別にいいじゃない、嫌々拭かれるよりは」

魔梨威「……確かに」

手寅「ほら、腋も拭く腕挙げて」

魔梨威「や、腋なら自分でも拭けるし……」

手寅「いいからいいから」

魔梨威「……」

手寅「……ねえ」

魔梨威「今度は何？」

手寅「下半身も汗かかない？」

魔梨威「……何かいやらしいな、おい」

手寅「そんなんじゃないわよ」

手寅「あの辺りって結構汗ばんだりするじゃない？」

魔梨威「や、だから拭こうと思えば拭けるから。自分で」

手寅「いいじゃない、ちょっとぐらい♪」

魔梨威「待て、おい。何か目が怖いぞ」

手寅「ほらほら」

魔梨威「待て、待て待て、おい、ちょっ――うわっ！？」

　ｶﾞﾗｯ

苦来「ただいま」

丸京「さっぱりした」

木胡桃「二人も顔洗って来たらー？　って……」

魔梨威「」

手寅「あらあら」

木胡桃「上半身を露わにされたマリーさんが」

丸京「テトに押し倒され」

苦来「しかも下半身に手を伸ばされてる」

魔梨威「あ、や、違うんだ、皆、これはだな……」

丸京「……ここは空気を読んでもう一回顔を洗いに行こう」

木胡桃「そうだね。三十分ぐらい」

魔梨威「顔がふやけるわ！」

苦来「いや、余裕を持って一時間ぐらい」

魔梨威「待てよ！　人の話を聞けよ！」

魔梨威「――ってわけなんだよ！」

苦来「……話を聞く限り」

丸京「何かマリーさんが服を脱ぎテトを誘ったみたいに聞こえる」

魔梨威「ねーよ！」

木胡桃「でもマリーさんって何かよく脱ぐキャラだよね。趣味？」

魔梨威「勝手に人を露出趣味のある人間にするなよ！」

手寅「あれ、違ったの？」

魔梨威「違うよ！」

魔梨威「この場合、むしろ私の体を拭こうとか言いだしたテトラの方がアレだろ！」

木胡桃「でも話を聞く限り、マリーさんそれ拒否しなかったんだよね？」

苦来「……一種の誘い受け？」

魔梨威「んなわけあるか！」

丸京「私たちがいなくなって二人っきりになったときに脱ぎ始めたのも怪しいな」

魔梨威「何だ！？　何故私が不利になるんだ！？」

手寅「うーん……ちょっと思ったんだけど」

丸京「何を？」

手寅「もし、私以外の人が残ったら、どうなったのかなって」

木胡桃「ハッ……！？」

苦来「それはつまり……！」

丸京「誘う相手が私たちの誰かになった可能性も……！」

魔梨威「ねーよ！　そもそも誘ってねーよ！」

木胡桃「あぁあ、実際マリーさんから誘われたらどうしよう！？　断れないかもしれない！」

苦来「私たちがか弱い女性なのを良い事に無理やり迫ってくるかも……」

魔梨威「私も女だぞ！？　もっかい言うぞ？　私も女だぞ！？」

丸京「相手が誰であろうと構わず誘うとかお前どんだけ……」

魔梨威「いや、だから！　誰でも誘うわけねーだろ！」

手寅「あら、じゃあ私一筋ってこと？」

魔梨威「っ！？」

丸京「何だ、やっぱりそうなのか」

苦来「確かにお似合いかも」

魔梨威「違ぇーから！　さっきのはそう言う意味じゃねーから！」

手寅「ふふふ、照れなくてもいいのよ？」

魔梨威「うるさい！」

丸京「いやあ、アツいねぇアツいねぇ」

木胡桃「アツい？　今日の最高気温何℃？」

魔梨威「だからつまんねーこと聞くなよ！」

苦来「お後がよろしいようで」

　おわり

乙！

いい締めだ、乙！

念のため言うがお後がよろしいようでって次の噺家の準備が出来た、って意味だからな


というわけで誰か書こうぜ

>>37
マジか

即興

くくる「･････････」ｼﾞｰ

丸京「なんだくくる？私がどうかしたか？」

くくる「ガンちゃんって･･･おっぱい大きいわよね･･･」

キグ「あー確かにボインボインですね」

テトラ「普段着物着てるから目立たないけどね」

丸京「いいいきなり何言い出すんだお前ら！　ま･･･まあお前らの中じゃあ私が一番大きいが･･･」

くくる「母乳･･･出るの？」

丸京「出るわけねーだろそんなモン!!」

くくる「･･･いや出ないわけがない、それだけ大きいんだから母乳くらい出るはず！」

キグ「嘘!?　ガンちゃん母乳出るの!?」

丸京「だから出ねーっつってんだろーが!!」

くくる「ねえねえ出るんでしょ!?お願いだからちょっと吸わせて!!」

丸京「おおおおまお前何言ってるんだ!!?　まさかお前そーいう趣味あるのか!?」

テトラ「もしかしてくくるちゃんはガンちゃんのおっぱいに行方不明のお母さんを見たのかもしれない」

キグ「せっかくだし吸わせてあげたらどうですか？」

丸京「お前らも何言ってんだコラ!!」

くくる「ねえねえいいでしょ？先っちょ！先っちょだけだから！」ｶﾞｼｯ

丸京「ちょっ！ふざけんな放せオイ!!」

テトラ「まあ先っちょしか吸う所ないんだけどね」

くくる「ねえねえお願いお願い少しだけ少し吸わせてくれるだけでいいから」ﾊｧﾊｧ

丸京（クソッ！なんて力だこいつ！　まずい･･･このままじゃやられる！）

マリー「お前ら!!　黙って聞いてりゃわけのわかんねーこと言いやがって！
　　　　丸京から母乳が出るわけねーだろ!!」

くくる「そ･･･そんな･･･」

丸京「マ･･･マリーさん･･･」

マリー「昨日吸ったけど何も出なかったぞ！　なあ丸京！」

くくる「」

テトラ「」

キグ「」

丸京「ちょ」



　　　終

脳内再生余裕ですた