1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 18:17:38.24 ID:8eFircry0
わたし「人類が衰退して幾星霜。地球はすでに妖精さんというキュートな新人類のものだったりします」
わたし「わたし達、人間が地球を支配していたのも過去のお話。現在は順調に衰退中で、その内呆気なく滅びる運命にあります」
わたし「衰退しつつある人間と、勢力拡大中の妖精さんの間を取り持つ職業が、国際公務員……調停官です」
わたし「調停官の役割は既に述べた通りのものなのですが、近年では言えば何でもしてくれる便利屋程度にしか思われていないようです」
わたし「まあ、平穏気ままで遊んでばかりの妖精さんとの間にトラブルなんて滅多にありませんしね」
わたし「ただし、妖精さん絡みのトラブルは頻出しております。わたし、嘔吐したり飢餓に苦しんだり水分不足で死に掛けたりもしました」
わたし「実際のところ、調停官という仕事は大変なハードワークなのです」
わたし「そんなわけで、今日はお休みをいただきました。早速、今日はこれをしてまったり過ごしましょう」
>>5
引用元:http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1344158258/
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 18:20:10.56 ID:dpfaTNVl0
びっくりするほどユートピア
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 18:25:14.07 ID:8eFircry0
わたし「あ、これなんて良さそう」
> 「びっくりするほどユートピア!」 とは、気分がふさぎ込んでいる時、落ち込んでいる時に、
>自分のお尻を両手でバンバン叩きながら白目をむき、
>ベッドを昇降しながら大声で唱えると気分が晴れやかになり、
>部屋にたまっている女の悪霊も退散して幸せになれるという、ありがたいおまじない。
わたし「別に気分が塞ぎ込んでもないし、落ち込んでもいないですが、普段と違うことをするのも悪くないかも」
わたし(そんなわけないだろ、と脳内ツッコミが鳴り響きますが、わたしはあえてそれを無視するのでした)
わたし「……び、びっくりするほどゆーと」
ガチャ
助手「……」
わたし「ぴぁぁ~……」
助手「……」
わたし「え? 何してるのかって? ……ちょっと霊を追い払おうと思いまして」
わたし(見苦しい言い訳でした)
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 18:29:06.96 ID:8eFircry0
助手「……」
わたし「あ、そうそう。その本に書いてある事をやろうとしていたんです。どうです、ご一緒に?」
助手「……(うなずく)」
わたし(何故やろうと思ったのか、助手さんの心が時々分かりません……)
わたし「でもびっくりするほどユートピアって叫ばないと駄目なんですよ。助手さん、出来ます? まだ言葉は厳しいんじゃないですか?」
わたし(さり気無くやめる方向に持っていこうとしますが、助手さんはやる気に満ちた表情でベッド(わたしの)の上にあがります)
助手「……」
わたし「ていうか、いやですよ? はじめて喋る言葉がびっくりするほどユートピアだなんて」
助手「びっくりするほどユートピア! びっくりするほどユートピア! びっくりするほどユートピア! びっくりするほどユートピア!!」
わたし「!?」
助手「びっくりするほどユートピア! びっくりするほどユートピア! びっくりするほどユートピア! びっくりするほどユートピア!!」
わたし「じ、助手さんっ!」
助手「びっくりするほどユートピア! びっくりするほどユートピア! びっくりするほどユートピア! びっくりするほどユートピア!!」
わたし(あたふたするわたしを横目に、助手さんは激しくベッドの上で暴れまわるのでした)
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 18:32:45.12 ID:Aawjp1vd0
助手さんがバグッた...
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 18:33:55.99 ID:8eFircry0
助手「びっくりするほどユートピア! びっくりするほどユートピア! びっくりするほどユートピア! びっくりするほどユートピア!!」
わたし「ち、ちょっとー!」
わたし(危機感を覚えたわたしは、助手さんに抱きついてその動きを止めます。捕まえると呆気なく動きは止まりました、が)
助手「びっくりするほどユートピア! びっくりするほどユートピア! びっくりするほどユートピア! びっくりするほどユートピア!!」
わたし「あ、あれなんで? 助手さんの口、動いてないのに……腹話術?」
助手「びっくりするほどユートピア! びっくりするほどユートピ」カチッ
わたし「……あ、それ録音機。駄目ですよ助手さん、勝手に持ち出しちゃ」
助手「……」
わたし「妖精さんグッズは危険なんですからね。無闇に触れるとエライ目に合います。主にわたしが」
助手「……」
わたし「はい、分かってくれればいいんです。助手さん、お暇なら今日一日、わたしと色んな事して遊びませんか? リフレッシュです」
助手「……(うなずく)」
わたし「結構。じゃあ今度はこれをしましょう」
>>16
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 18:35:55.37 ID:PuNPKthS0
助手さんを膝枕
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 18:41:00.17 ID:8eFircry0
わたし「……っと、その前に助手さん、最近耳垢を取ってないですよね」
助手「……」
わたし「え? 昨日やった? じゃあ綺麗に取れているか見てあげるから、こっちにどうぞ」
助手「……」
わたし「え? 遠慮しておく? 駄目ですよ。耳垢は放っておくと固まり、耳栓のようになってしまうんですよ」
助手「……!」
わたし「科学力衰退中の今、耳栓代わりになった耳垢を取り除く術はありません……助手さんは、まわりの音が聞こえなくなってもいいんですか?」
助手「……」
わたし「え? わ、わたしの声が聞こえなくなるのはいや……? えっ……」
助手「……///」
わたし(がらにもなく照れてしまうわたしなのでした)
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 18:47:44.32 ID:8eFircry0
わたし「さ、さあ助手さん。それはともかくとしてこっちにどーぞ」
わたし(気を取り直して、わたしは助手さんに膝枕をしてあげます。右手に耳かきを装備済み)
わたし「動くとクシザシです」
助手「……!?」
わたし「痛かったら手をあげるなりして下さいねー」
わたし(ジョシュサンのミギミミを攻略します。先の見えないダンジョンは、松明必須でした)
わたし「う、うーん。よく見えない」
わたし(それでも手当たり次第に耳壁にゴツゴツぶつかりながら丹念に調べていくと……)
助手「……!」ビクッ
わたし「わっ」
助手「……」
わたし「え? ちょっと痛かった? ごめんね、ちょっと痛いのは仕方ないんです」
わたし(助手さんがピクピク震えるのを無視して、耳壁にこびりついた耳垢をゲットします。そしてリリース)
助手さん「……///」
わたし(耳垢が落ちる時の『ごそり』とした音は助手さんの大好物なのです)
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 18:53:09.37 ID:8eFircry0
わたし「さー、次は反対です」
助手「……」ゴロ
わたし「あっ」
助手「……?」
わたし「な、なんでもないです。じゃあ、早めに終わらせましょうね」
わたし(助手さん、わたしのお腹凝視中……かは分かりませんが、変に意識してしまって手元が狂いそうになります)
わたし「あー、結構溜まってますね」
わたし「一気に(耳垢を)抜いて、すっきりさせてあげますね」
わたし「ん、もうちょっと奥までいけそう? 痛い? 我慢してください、あとちょっとで気持ちよくなりますから」
わたし「こうやって(耳壁を)擦ると気持ちいいでしょ? わたし、暇なときに(耳かきで耳の中を無意味に)擦ったりしてるんです」
わたし「気持ちいい? 助手さん、気持ちいい? え、もっと早く? もう、あんまり早すぎると(耳の奥まで)いっちゃいますよ?」
助手「……!」ビクビクッ
わたし「ほらほら……あんまり動くから、ちょっと(耳かきが奥まで)いっちゃったでしょ」
わたし「……はい、おしまい。じゃあ耳垢も取れたところで、今度こそお出かけしましょうか?」
>>30
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 18:59:17.18 ID:jmZhkj+a0
ここで登場妖精さん
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 19:08:43.10 ID:8eFircry0
妖精さん「どもー」「ごぶさたです」「まー、きのうあったばかりですが?」「そーだっけ?」
わたし「こんにちは。昨日は会ってないですよ」
妖精「そーだた」「きのうあったのは、きのうのにんげんさんだ」「ひとはいちにちでかわりますゆえ」「あー、ごふんまえのじぶん、いまのじぶんとおなじとはかぎりませんしなー」
わたし(何か難しいことを言い出したので無視します)
わたし「それで今日はどんな御用で? もしよければ、わたし達と一緒に遊んだりしませんか?」
妖精さん「ごよう」「ぼくら、なにもわるいことしてませんが……」「えんざいかも」「むしょにぶっこまれる?」「それもまたいっきょうかと」
わたし「暇そうなので、一緒に遊びましょうか」
妖精さん「いいね」「ないすあいでぃあ」「ぼくらひまらしい」「あー、はたらいてもないし?」「むしょくだむしょく」「なにものにもそめられぬ」
助手「……」
わたし「え? 妖精さんに頼んで遊ぶのに必要な道具を作ってもらう……? だ、大丈夫ですかね」
わたし(絶対確実100%大丈夫ではないと思いますが、助手さんのキラキラした目力にわたし、敗北)
わたし「妖精さん妖精さん、とっても楽しくて危険度皆無で危ない目にあわず、トラブルにならない、しかもデンジャーじゃない道具を作ってもらえます?」
妖精さん「ちゅうもんおおし」「むつかしいですな」「てきとうにつくってごまかす?」「ないすあいでぃあ」
わたし「だめー!」
完成したものは
>>38
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 19:15:02.65 ID:FW+0P2730
バイブ
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 19:19:48.59 ID:8eFircry0
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!!!
わたし「み、見覚えある物体がっ」
妖精さん「きけんはないとおもわれ」「じばんくだくいきおい」「あ、それしゅうせいしたかも?」「じゃあだいじょぶ」「もんだいなし」
わたし「問題大有りですよこれはー!!」
妖精さん「ぴーーーーーーーーーーーーーーっ!!」
わたし(大声に驚いた妖精さんが四散していきます。何人か残っていますが、例のまるまり状態です)
ゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!!
わたし「まあ……家の外に置いてあるのは幸いですね」
助手「……」
わたし「え? あれはなに? 助手さん、世の中には知らない方がいいこともあるんです。あれはその類と思っていただければ」
助手「……」
わたし(窓から身を乗り出して、巨大バイブを眺める助手さん。なんだかほんわかする光景です(対象がバイブじゃなければ))
助手「……」ピッ
わたし「ちょっ」
ゴギュルルルルルルルルゥゥゥッッ!!
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 19:24:53.40 ID:8eFircry0
ゴリュルルルルルルルゥゥゥゥ……ン…………
わたし「お、おさまった……駄目ですよ助手さん、考えもなしに変なボタンを押しちゃ」
助手「……」
わたし「え? 男には押さねばならぬ時がある? そういうもんなんですかね」
わたし(ともあれ、大人しくなったのであれば好都合です。この間にさっさと遊びにいきましょう。トラブルに巻き込まれる前に)
バイブ「ち、ちょっとそこのお嬢さん」
わたし「あ、はい?」
バイブ「私はバイブレーター。旧文明において、人間のメス豚の性欲を発散させる為に存在していた機械です」
わたし「はあ」
バイブ「最近、如何お過ごしで?」
わたし「というと」
バイブ「もう最近忙しくて、手もまわ」
わたし(何か言い出しそうだったので、窓から身を乗り出して倒しました。ガコン、と音を立ててバイブさんは動きを完全に止めます)
助手「……」
わたし「え? あ、ごめんなさい助手さん。重いですよね。のしかかってしまって申し訳ありません」
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 19:27:45.79 ID:8eFircry0
助手「……」
わたし「え? なんか柔らかかった? 気のせいじゃないですか、あのバ……機械、結構硬かったですよ」
助手「……」
わたし「そうじゃない? うーん……ま、いいんじゃないですかね」
わたし(せっかくのお休みをあんなのに邪魔されるのは御免です。早くあれから離れなければ)
わたし「助手さんは行きたいところとかあります? ちょっとの遠出なら、わたしがお弁当ぐらい……作れるかも」
助手「……」
わたし「え? >>48?」
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 19:30:14.31 ID:DJ+SkKDC0
鳥取砂丘
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 19:36:25.09 ID:8eFircry0
わたし「とっとりさきゅう?」
助手「……」
わたし「あー、鳥取砂丘。聞いたことはありますよ。でもちょっと……ていうか、かなり遠いですよね」
助手「……」
わたし「どうしても行きたい? うーん、わたしとしても助手さんのご期待に応えたいところではあるんですが」
わたし(普通に行くと休日が移動だけで潰れます。っていうか、まず到着しません)
わたし「うーん……」
妖精さん「おなやみ?」「かいけつよこぴーすしますが」「さきゅう、すぐそこです?」
わたし「妖精さん……」
わたし(絶対良くない事が起きます。でも、助手さんのお願いなのだから、多少の良くない事は我慢するしかないのです)
わたし「鳥取砂丘に行きたいんです。なんか、こう……気軽に鳥取砂丘とここを行き来出来るようなものありません?」
妖精さん「あー……」
わたし「って無理ですよね。ちょっと調子にのっちゃいました」
妖精さん「どこでもどあー」
わたし「でた!」
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 19:43:41.89 ID:8eFircry0
わたし「ドアをくぐると、そこは荒れ果てた砂場でした」
助手「……」
わたし「助手さん、気をつけて下さいね。目に砂が入ると危ないですから、ゴーグルもつけて」
助手「……」
わたし(長らく放置されていた砂丘は荒れ果てていました。機械の残骸やら、動物の死骸が転がっています)
助手「……」
わたし「そうですね、ここでお弁当を食べると砂まみれに……」
わたし(オマケにすごい砂嵐。念のためにゴーグルとマスクを装備していますが、服の中が大変なことになっています)
わたし「身体中に叩きつけられる砂が痛い……」
助手「……」
わたし「え? せっかく来たんだから何かしたい? 助手さん……わたしは一刻も早く帰りたいです」
わたし(男の子の気持ちは分かりません。この砂嵐でテンションがあがっているのかもしれません)
わたし「じゃあ一個だけですよ。それをしたらおさらばしましょう」
わたし(言いながらドアに振り返ると、わたしの部屋が砂まみれなのでした。憂鬱な気分になりながら、助手さんのやりたい事を聞きます)
>>60
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 19:45:49.83 ID:NwbiRpYt0
植林
64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 19:54:34.27 ID:8eFircry0
助手「……」
わたし「……え、植林? ちょっと規模大きすぎません? もう防風林は必要ないと思いますけど……」
わたし(人っ子ひとりいません。あ、白骨化した元人ならいましたけど)
助手「……」
わたし「どうしてもやりたい? 困りましたねえ。この砂嵐の中で植林……。大変そう。あぁ、砂が痛い。耳掃除もしないとだめかも。やだなー」
わたし(わがまま女発動。しかし、助手さんは一歩を引いてくれません)
助手「……」
わたし「え? なんです、わたしを指差して? ん、後ろ? 後ろになに……わあっ」
わたし(助手さんの指が示す先を目で追うと、そこには無数の人影がありました。まるで壁です。その中央付近に、赤い髪の大男が見えます)
???「――見よ我が無双の軍勢を!」
???「肉体は滅び、その魂は英霊として『世界』に召し上げられて、それでもなお余に忠義する伝説の植林者たち」
???「時空を超えて、我が召還に応じる永遠の朋友たち」
???「彼らとの絆こそ我が心のゆとり!我が植林道! イスカンダルたる余が誇る最強宝具──」
???「――『緑の軍勢』なり!!」
わたし(すごいのがきました)
65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 20:00:36.57 ID:Aawjp1vd0
征服王なにしてんだ
66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 20:01:33.97 ID:8eFircry0
???「おう、小僧。貴様が余を呼んだのだな?」
助手「……(うなずく)」
わたし「え、え、え……どういう?」
???「この地に人の足が踏み入ったのは実に数世紀振りだ。いつになったら植林活動を再開するのかと不安になっていたところだ。はっはっは!」
わたし「いっ、いたいっ」
わたし(豪快に笑いながら、大男は何故かわたしの背中をバシバシと叩きます。このひと、わたしにがて……)
助手「……」
???「ん? うむ、そうさな。手早く植林を済まさねば、この娘の肺腑が砂に満たされて窒息してしまう。ではやるか」
わたし「あ、ああ……だから背中を叩いて砂を吐き出させようと?」
???「考えすぎだ」
わたし「あ、はい」
助手「……!」
???「応ッ! やるぞ小僧、我が軍勢が総力をあげて、この地に豊かな森林を創り出してみせよう。ほれそこの娘、貴様はそこのテントで休んでいろ」
わたし「い、何時の間に……でもせっかくなのでお邪魔します」
わたし(なんか助手さんが張り切っていますし、大男も悪いひとではなさそうです。わたしはトラブルから逃れるかのように、テントにもぐりこむのでした)
70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 20:07:55.88 ID:8eFircry0
わたし「……はぁっ、もうだめ。すでに巻き込まれてる。わたしの休日、返してゃっ!」
わたし(座り込もうとした刹那、首元を猫のように掴まれてテントの外に引っ張り出されます)
???「出来たぞ小娘。改心の出来だ」
わたし「……え、早くないですか?」
わたし(が、果たしてそこに広がる光景は美しい森林。岩肌にコケが生え、ファンタジックな昆虫達が空を飛んでいます)
わたし「……早過ぎる」
助手「……」
わたし「え? 思ったより早く出来てよかった? いや、わたしが目を離して10秒も経っていませんよ?」
助手「……?」
わたし(何言ってんだこいつ、という風に見られます。ああ、分かりました。これは童話災害の一種です。それか、ドリーム。夢なのです)
わたし「わぁい、空気がおいしー(棒)」
???「はっはっは! 実に素晴らしい森林だ! これを我らが心象風景としてしかと胸に刻もう」バシバシッ
わたし「い、いたいっ! だから何でぶつんですか!」
???「この森こそが我らを繋ぐ絆よ。小僧、小娘、再び合間見える日を楽しみにしているぞ」
わたし「……お断りします」
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 20:14:32.15 ID:8eFircry0
わたし「ふー」
わたし(緑の軍勢が宴を開始したのを見計らい、わたしは助手さんを連れて自室に退避します。どこでもドアは妖精さんに返品しました)
助手「……」
わたし「え? 楽しかった? そうですね、話してみれば結構楽しい人達でしたね。わたし、愛想笑いのしすぎで頬の筋肉が痙攣しちゃってます」
妖精さん「まんきつしました?」「じつにもりもりしいかおり」「たまらんにおいですな」「ちょっとこけくさいかも?」
わたし「妖精さん、あんな軍勢出したら駄目ですよ。近所に住む人達がびっくりしちゃいますからね」
わたし(童話災害を馬鹿にしてはいけないのです。近所に誰か住んでいるとは思えませんけれど)
妖精さん「いたくはんせいしております」「しゃざいのことばもありませぬ」「どげざしてゆるしてもらおう」「このねっされたてっぱんのうえで」
わたし(熱されていない鉄板の上で土下座する妖精さんを微笑ましく眺めながら、わたしは次の行動について思案します)
わたし「助手さん、今度はもうちょっと綺麗で落ち着きあるところに行きたいと思いません?」
助手「……」
わたし「そうですよね。さっきの森も綺麗でしたけど、わたし、もっと静かな場所がいいです」
妖精さん「じゃー、このどあくぐるといいかも」「おもったばしょにいけますのでー」「しんそうしんり、みやぶります?」
わたし「今度はわたしが開けます。心の綺麗なわたしが開ければ、ドアの向こうな美しき世界なのです」
ふしぎなドアの先には――>>75
75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 20:16:10.72 ID:14YwqA760
巻き毛
81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 20:21:18.81 ID:8eFircry0
わたし「さあ、御覧なさい助手さん。これがわたしの心象風景」
わたし(自分でも意味不明な言葉を紡ぎながら、ドアをあけると――)
巻き毛「あ、あれ? お姉さん……え、あれ。でもさっき外に出て行って……あれ、服もちがう?」
わたし(そこには若き日の巻き毛の姿があったのでした)
巻き毛「なんか大人っぽく……んん?」
わたし(ああ、これは自立しておらず、孤独を怖れていた頃の巻き毛です。つまり、わたしがもっとも巻き毛に恐怖していた時代)
巻き毛「ていうか、その男子なんです! お姉さんのはいごをとって、いったいなにをかんがえているんですか!」
助手「……」
わたし「そんな人はいませんが?」
わたし(助手さんをそっと自室に押し返し、わたしはしらばっくれます)
巻き毛「あれ、お姉さんが入ってきたドアが消えた……」
わたし「えっ」
わたし(よ く な い こ と は っ せ い !)
85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 20:26:58.22 ID:8eFircry0
巻き毛「ま、いっか。ねえお姉さん、いま、ちょうど紅茶をいれたところなんです! よければいっしょにお茶しませんか?」
わたし「それはまずいのでは……? わ、わたしが戻ってくるかも」
巻き毛「んん?」
わたし(よく理解出来ていないご様子。当たり前といえば当たり前です)
わたし「それにね、あなたは今、お勉強を頑張らないといけないと思いますよ。お茶なんてしている場合じゃないです」
巻き毛「そ、そうですね……えへへ、なんか今日のお姉さん、やさしい」
わたし(……ていうか、まだこの子は学舎時代のわたしと調停官のわたしが同じ年代の人間だと思っているんですね。馬鹿だなあ)
巻き毛「じゃあお姉さん、保健体育の実技、おしえて?」
わたし「あなたはマセた子供ですか」
わたし(子供でした。ヤんでる子供)
巻き毛「お姉さーんっ」ギュ
わたし「ああ、この感じ懐かしいなー」
わたし(でも、昔の学舎友達と出会えたことに、わたしはちょっぴり嬉しかったりもするのでした)
87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 20:32:34.94 ID:8eFircry0
わたし「しかし困った。帰る方法をなんとかして探さないと」
巻き毛「か、帰る? お姉さんっ、学舎やめちゃうんですか!?」
わたし「や、やめないやめない。ちょっと……その、一時帰宅?」
巻き毛「や、やだ! お姉さん、わたしをひとりにしないでっ」ギュゥゥ
わたし「しないしない」
わたし(しようとしても、あなた自身が許さないんですよ、巻き毛)
巻き毛「ねーお姉さんっ、きょうはいっしょにおべんきょうしませんか?」
わたし「だ、だからちょっとわたしは忙しくてね? あなたは物分りの良い子だから、わかるでしょう?」
巻き毛「わかんないですっ! お姉さんが忙しいなら、わたしも忙しい!」
わたし(意味不明ですが、意地でも離れないという強い意思を感じます)
わたし「わかりました。じゃあ>>90してあげますから、それでちょっとの間でも開放してくれませんか?」
90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 20:35:09.03 ID:DzXCdfyv0
ディープキス
96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 20:41:20.36 ID:8eFircry0
わたし「キスしてあげます。舌を絡ませて」
巻き毛「え、え、えええっ! お、お姉さんっ! いいの?」
わたし「も、もちろん……?」
巻き毛「こ、こころのじゅんびとか……あ、わ、わたしっ、はじめてですっ!」
わたし(わたしもはじめてです)
わたし「じゃあ、満点取れるまで教えてあげますね」
巻き毛「ぬ、濡れる……」
わたし「なにが」
巻き毛「そんなことよりお姉さん、か、かがんで……じゃないと、とどかないです」
わたし「ちっちゃいなあ……」
巻き毛「も、もうっ……お姉さんのいじわる」
わたし「口、開けてください。わたしが最初にやってあげますから」
巻き毛「ふぁ、ふぁい……」
ガラッ!!
98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 20:46:52.66 ID:8eFircry0
わたし「……!?」
わたし「……!」
わたし(わたし出現!)
巻き毛「お、おねえひゃん……?」
わたし「ち、ちょ、何してるんですか」
わたし「いや……分かりません」
巻き毛「……あれ? お姉さんがふたり……?」
わたし「わたしはわたしだけです。あれはそっくりさん」
わたし「そう。そっくりさんなんです。彼女の言うとおり」
巻き毛「で、でも唇の大きさとか、胸の成長ぐあいとか、目とか、身体つきとか……ほとんどいっしょ。昨日確認したから、まちがいない……」
わたし「人が寝ている隙になにを……」
わたし(もうすでにルームメイトなんですね。って、そりゃそうか。巻き毛に懐かれた当日にルームメイトになったんですし)
巻き毛「でも、りょうほうとも本物ですっ。わたしには分かるんです! たぶん、みらいからきたのかも!」
わたし「どんぴしゃ!」
99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 20:47:53.27 ID:y5dfjZLk0
わたし×わたしのしんかんかくです?
102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 20:52:25.63 ID:8eFircry0
わたし(とにかく巻き毛は別室に放置し、ふたりで話し合うことにしました)
わたし「にわかには信じられません」
わたし「信じてくださいよ。他ならぬわたしの言葉ですよ」
わたし「……」
わたし(沈黙ですか。この頃のわたしうざいなー)
わたし「とにかく、出ていって。ここにいられるとまた何か言われる」
わたし「そうしたいのは山々なんですけどね。帰るには、巻き毛とディープキスしないと駄目なんです」
わたし「……はあ?」
わたし「よく分かりませんが、そういう設定です。ご理解いただければなと」
わたし「わたしはいやですよ。あなたがやったらどうなんです」
わたし「いや、巻き毛の満足度を高めるには昔のわたしにやってもらうのが一番です。早くやりなさい、先輩の言葉に逆らう気ですか?」
わたし「誰のおかげで、いまのあなたが存在出来ていると?」
わたし「なにをー!」
わたし「なにをー!」
わたし(いけすかないガキです……わたしですが)
108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 20:57:40.90 ID:C9awWZaO0
腹黒ピンク×2とか国の外交レベルの腹の探りあい
109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 20:59:17.90 ID:8eFircry0
わたし「じゃあこうしましょう。キスが下手な方が巻き毛とキスする。上手な方だと、わたしなら絶対手抜きしますから」
わたし「そんなの、人生経験のあるあなたが有利でしょ。あなたなら知っていると思いますが、今のわたしは男子と付き合ったこともないんです」
わたし「安心なさい。それは未来でも変わりません」
わたし「……」
わたし(物凄く微妙な表情を浮かべるわたし。その気持ち、わかります。他ならぬわたしの気持ちなのですから)
わたし「さあ、諦めて巻き毛とキスするのです」
わたし「話が摩り替わってます。汚い女」
わたし「その汚い女はあなたの鬱屈とした学舎生活が原因で誕生したんです」
わたし「……わるいのは、わたしじゃない」
わたし「……うん、そうですね。ごめん、調子にのっちゃいました」
わたし「じゃあ、巻き毛とキスしてくれます?」
わたし「いや、その発想はおかしいでしょ。大体、未来のわたしが巻き毛にキスしてバグったらどうするんですか」
わたし「バグるのだとしたら、最初にどっちがキスするかなんて提案しないでしょ」
わたし「ほんっとーに……あなたはイヤな女ですね。そういう事ばかり覚えてる」
わたし「それはあなたもでしょ」
113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 21:05:01.57 ID:8eFircry0
わたし(という不毛な討論を続けながらも、わたし達はこの討論に終わりがない事を早期に知っていました)
わたし「……疲れた。やめましょう。たぶん、終わらない」
わたし「はあ。次、クリケットなのに……もう疲れた」
わたし「あれ、地獄でしたね。いじめとしか思えませんよ」
わたし「つらいです……」
わたし「……」
わたし(わたしが本音を打ち明ける事が出来る相手も、またわたしだけ。学舎時代のわたしはずーんと沈み込みます)
わたし「……大丈夫ですよ。今は辛いかもしれないけど、今を耐え抜けば楽しい事がいっぱいです」
わたし(なにやら学舎時代の設定がチグハグになっている気がしますが、そこはまあデウス・エクス・マキナ。ご都合主義です)
わたし「他ならぬわたしが言うんです。ね、頑張って……とか、言われたくないでしょうけど、頑張って」
わたし「……うん」
わたし「じゃあ巻き毛とキスしよっか?」
わたし「しません」
わたし「……ああ、終わらないなー」
117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 21:11:23.27 ID:8eFircry0
わたし「そうだ。じゃあこれで決めましょう」
わたし(そう言って、学舎時代のわたしは一冊の本を取り出します……これ、何か知ってる!)
わたし「これに書かれたとおりのことをすれば、幸せになれるとか」
わたし「いや。ならない。ならないです。未来のわたしが絶対保証」
わたし「巻き毛とキスしなかった方は幸せなままで終われるんじゃないですか? 相対的に」
わたし「考え方が暗い……」
わたし「とにかく試しましょう。これで選ばれた方は、諦めて巻き毛とディープキス」
わたし「……ちょっとまって、仮に過去のあなたが選ばれれば、未来のわたしにもディープキスをしたという記憶がのこr」
わたし「ちょっと、そうやって言い訳をホイホイ思いつくのはわたしの悪い癖ですよ」
わたし「……ぐっ、この小娘痛いところを」
わたし「その小娘はあなたですけどね」
わたし「ああ、わたしってこんなにうざいんだ。はあ、あなた……もっとフレンドリーにしたほうがいいですよ?」
わたし「じゃあ本を開きます」
わたし(無視されました。が、わたしのエンドレス言い訳を終わらせるには有効です)
巻き毛とキスをするのはだれ? >>121
121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 21:13:40.86 ID:DKVcOstj0
二人で
126: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 21:17:35.15 ID:8eFircry0
ほん「二人でやれカス」
わたし「……」
わたし「……」
わたし「この展開、読めました」
わたし「……」
わたし「もう言い訳はやめましょう。あなたがキスすれば、わたしもキスする。絶対です」
わたし「……ちょっと待って、」
わたし「あなたの言いたい事は分かります。未来のわたしと間接キスするのがイヤなんでしょ」
わたし「そうです」
わたし「じゃあ、あなたがお先にどうぞ……っていうと、」
わたし「後でキスする方が裏切るかもしれない」
わたし「……もっと自分を信じて!」
わたし「全然信じられません」
わたし「むかつく女ですね。自分自身も信じられず、一体なにを信じるというのか?」
わたし「あなただって同じ考えでしょうが。お互い様です」
130: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 21:24:16.74 ID:8eFircry0
わたし「大体、あなたはそういう所が悪いんですよ。ほら、あのときとか、」
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
. .  ̄ ̄
わたし「はあ、はあ……ま、この辺りが互いが納得出来る妥協点ですね」
わたし「こんなに話したの、久しぶりで喉が痛い……」
わたし「カリキュラム、遅れちゃいましたね。まあ素直にならないあなたが悪いんです」
わたし「蒸し返さないで……」
わたし(当時のわたしにとって、カリキュラムをサボるというのはあり得ない選択肢なのです。勝った。精神的には未来のわたしが圧倒的有利)
わたし「ふふ……じゃあ、公平にジャンケンで!」
わたし「二時間にも及ぶ議論の果てがジャンケン……」
わたし「仕方ないでしょ。まあジャンケンなら互いの事を知り尽くしているとはいっても、いずれは決着がつきますしね」
わたし「そうですね。未来のわたしも結構冴えてるじゃないですか」
わたし「それは勉強を頑張ったあなたのお陰です。ではいきますよ、ジャーンケーン……」
132: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 21:27:15.58 ID:8eFircry0
わたし「……」
わたし「……」
わたし「ちょっと、あなた心を読んだりしてませんか?」
わたし「出来るはずないでしょ」
わたし「はあっ。何でランダムに出してるはずなのに、あいこばっかり出るんでしょうか」
わたし「じゃあもうこれで決めましょう。サイコロ。12が出たらグー、34が出たらチョキ、56が出たらパー。これなら完全ランダム」
わたし「学舎時代のわたしは冴えてますね。それでいきましょう」
勝者は?(先に巻き毛とキスする方)
>>135
135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 21:28:47.79 ID:Wx9C5LUb0
過去のわたし
137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 21:33:25.29 ID:8eFircry0
わたし「勝ったぁ!」
わたし「あー……間接キスしちゃう。やだな」
わたし(……これ、わたしが巻き毛に二回キスした事になりません? しかも、自分との間接キス付き)
わたし「言い訳したがりの顔になってる」
わたし「はいはい……じゃあ、手筈通りに」
わたし(わたしはわたしに椅子に拘束されます。後からキスする者が逃げ出さない為の作戦です)
わたし「あなたが考えそうな事なので釘を刺しておきますが、このまま逃げてわたしだけキスさせないでくださいよ」
わたし「……安価は絶対でしょう。やりますよ」
わたし「絶対やらないでしょ。逃げる気満々です」
わたし「そこで見てなさい。わたしを信じて」
わたし「信じられん……」
わたし「……」
138: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 21:38:58.33 ID:8eFircry0
巻き毛「お、おねえさ……あれ、お姉さんがふたり……」
わたし(寝惚けてる……あぁ、こうしてみると巻き毛って可愛いなあ。未来のわたしだから思えるんでしょうけど)
わたし「き、き、キス……」
巻き毛「……あっ」
わたし「ほら、そこの椅子に座って」
わたし(未来のわたしと接触したせいか、発言に余裕があります。うわあ、自分と巻き毛のキスを椅子に縛り付けられた状態で見るのかぁ……)
巻き毛「お、お姉さん……わた、わたし、うれしいっ」
わたし「ん、」チュ
巻き毛「はっ……はむ、ん」
わたし「は、は、恥ずかしいっ! そこのユリップルやめなさい! 恥ずかしいっ! もういいっ、もういいから、もうやめてー!」
わたし「ん、ちゅ……れろ、ぁ……」
巻き毛「んふぅ……お、おねえさ……ん」
わたし「何ヒートアップしてるんですか……この、変態っ!(片方はわたしです)」
わたし「ぁ……し、舌、からめとらりぇ……ふ、ぅ」
巻き毛「お、おねえ……」
139: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 21:40:17.14 ID:PLDyN1Ak0
自分のディープキス姿を見るのは恥ずかしい
142: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 21:45:16.94 ID:8eFircry0
わたし「……頼むから、そっちの方面に目覚めないで下さいよ?」
わたし「……」
わたし(とろんとした表情で、学舎時代のわたしが頷きます。マジでやめてくださいよ? マジですよこれ。本音、ガチですよ?)
巻き毛「はぁっはっ……ゆめみたい……」
わたし「夢であってほしい」
わたし「さぁ……次は未来のわたしとディープキスを」
巻き毛「えっえ……で、でも……って、みらい?」
わたし「細かい事は考えないで。わたしのために、あの椅子に縛られている人とキスして」
わたし「ちょっ……」
わたし(学舎時代版わたしの口の端に笑みが浮かびます。ああ、その笑みは知らない。わたし、そんな笑い方は出来ない。つまり、わたしとの接触で過去が変わったのかも)
わたし「あのひとを、好きにしてもいい」
わたし「きゃー」
巻き毛「す、すきに……? あの等身大お姉さんを……好きに……」
わたし「どうぞご自由に」
わたし「ち、ちょっと待って! あなた、自分をもっと大事にしなさい! あ、こら逃げないで! ……あ、あ、し、舌がっ……舌がぁぁーっ!」
145: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 21:48:15.12 ID:m/iAbXAv0
あまーいあまーいごほうびおいしいです
147: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 21:52:07.53 ID:8eFircry0
巻き毛「んむ、じゅるるっ、れろぉ……ちゅぴっ……」
巻き毛「んむっ、れろ、ちゅるるっ……れる、ちゅるるるっ……じゅびっ、ちゅるるっ……れる、ちゅっ……はぁっ」
巻き毛「はむっ……れろぉっ、ぐちゅぐちゅっ……じゅるるっ、れる、ちゅびっ、ちゅるるっ……ちゅぴっ、じゅるるるるっ……はぁ、れる、れろぉ……」
巻き毛「れろっ……れろぉっ……じゅびっ……ん、れろっ……れろ、れろ、ぉ……ん……れろっ、れろれろれろぉっ……ん、じゅ、じゅびじゅびじゅびじゅびじゅびじゅびじゅびっ!」
わたし(……ぶっちゃけありえない)
わたし(巻き毛はわたしを人形かなんかだと思っているのか、一晩中わたしの口内を蹂躙していました。舌が乾く暇もありません)
わたし(っていうか、帰りたいなあ……ああ、やっぱ思い出は思い出のままが一番です)
巻き毛「んっ……じゅうううううううっ! じゅるるるるるっ! ん、んんっ……! じゅうううううっ! んっ、じゅうううううう~っ!」
巻き毛「ん、じゅっ、じゅううううっ! ん、じゅっ、じゅっ、じゅっ、じゅっ、じゅっ、じゅっ、んっ、じゅううううううーっ!」
わたし「ひょっ……っぷは、ちょ、ちょっと待って! もういい加減にしtrg」
巻き毛「んっ……んぁ、お、お姉さんっ……わ、わらひ、もう、しあわせぇ……」
現代に戻るとかいろいろふくめてどうなったか(投げやり)
>>152
152: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 21:55:02.82 ID:DzXCdfyv0
妖精さん登場で解決
156: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 21:59:18.11 ID:8eFircry0
わたし(意識が……遠のく……)
妖精さん「にんげんさんは、はつきっすです?」「はつきすのあじはどんなのー?」「あまいのかも」「あまあまか」
わたし「妖精さん……巻き毛の舌、すべすべでした。初キスはいちごの味です」
妖精さん「そかー」「やはりあまそ」「ぎおんやばかった」「ふぇらぎおんのいんようですが?」「あーそれはっきん」
わたし「ふぇらってなんです?」
妖精さん「よのなかにはしらぬがよいこともあるかと」「ぼうきゃくすべきでは」「あー、そろそろおかえり」「じゃあ、ぼくらときっすします?」
わたし「……それで帰れるならば」
妖精さん「ではしつれいしてー」「めざめのきっす」「ちゅー」チュッ
わたし「んっ……んんー……」
159: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 22:05:33.98 ID:8eFircry0
わたし「――はっ!」
わたし(と枕から頭を上げた瞬間、わたしの顔を覗きこんでいた何者かの唇を奪っちゃいました)
Y「ぶっ! な、何をするだァーッ!」
わたし「あ、あなたこそー!」
Y「……わ、私はあんたを心配して来たんだよ。というのは嘘で、実は仕事で来ただけだが」
わたし(口元をゴシゴシ擦りながらYが言います。そう、彼女はあまり百合好きではないのです)
Y「はあ、酷い目にあった。初キスはいちごあじか……甘いな」
わたし「……」
Y「ふう。じゃあもう起きたな。私はしばらく里にいるから、また声を掛けてくれ」
わたし「ええ。気が向いたら」
Y「じゃあな」
わたし「……」ペロッ
わたし(そっと舌なめずりすると、Yの味がしたのでした)
わたし「っていうか、もうお昼(まだ昼です)かあ。しんどいですけど、休日を寝て過ごすのはイヤですね」
ベッドから身を起こしたわたしは……>>164
164: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 22:07:44.64 ID:DzXCdfyv0
とりあえず散歩
165: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 22:15:03.81 ID:8eFircry0
わたし「気晴らしに、散歩でもしましょう」
わたし「今日は風もあって過ごしやすいです。あ、助手さんも連れてくれば良かった」
わたし「はー……このまま風に溶けて空を……はっ!」
妖精さん「ようかいします?」「まぜちゃいます?」「にどともどれぬかもですが」
わたし「い、今のは冗談です。だから、変な事も変じゃないこともしちゃだめですよね? ね? めーっ、ですよ?」
妖精さん「ならばしかたなし」「がまんのこー」「うえにはなれてますから……」
わたし「いや、あなた達は飢えないでしょうに……」
わたし(仕事抜きで妖精さんと接触するのも、悪くないかもしれません。……って、普段が大体仕事抜きで接してました)
わたし「……」
妖精さん「かぜたまらん」「いやされます」「ひーるひーる」「いやしのかぜー」「めっちゃかいふくしそうですな」「あーとべそう」
わたし(可愛いなあ)
わたし(何しようかな。なんか、平和そうなことがしたいです)
なんか
>>170
170: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 22:17:37.44 ID:aRAjYbtBP
脱ぐ
173: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 22:18:34.14 ID:DzXCdfyv0
平・・・和?
175: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 22:19:54.75 ID:DKVcOstj0
生まれたままの姿となり全身で風を感じる
これほど平和な事が世の中にあるだろうか
177: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 22:23:30.37 ID:8eFircry0
わたし「あ、いけない。わたしったら寝惚けて解☆決!(横ピース)用の怪盗マントを着用してました」
妖精さん「なつかしあいてむ」「るぱんるぱーん」「いまここにー、ぼくとおなじかおのようせいがきませんでした?」「ぼくらぜんいんかおいっしょですが」「あー」
わたし「そうですね。区別付かないこともないですけど……ほとんど変わりないです」
妖精さん「やはり」「こせいないのかな」「ひつようないのかも?」「あいでんてぃてぃー、いらぬですか?」
わたし「いっ……いらぬです。妖精さんは、今のままが一番ですから」
妖精さん「そかー」「じゃあいっか」「しんぷるいずべすと」
わたし「さて、と。マントも脱いだ事ですしーこれを身体の下に敷いて……あの丘あたりでお昼寝しましょうかね」
妖精さん「あーあそこ」「かみがみがねむる……」「しんせいなるとち」「そーどとか、ささってるかも」「きはありますなー」
わたし「何の言い伝えもない平凡な丘ですよ。さ、行きましょう」
妖精さん「あいあいさー」
184: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 22:29:32.95 ID:8eFircry0
わたし(……って、今しがた寝るのは勿体無いって言ったのに! 仕方ない、のんびりしますか)
わたし「到着です」
妖精さん「わー」「ぜっけいですな」「ありがちいさくみえる」「だにがちいさくみえるー」「にんげんさんのかおにはってるむしも、ちいさくみえる」
わたし「ひいっ」
わたし「……あ、あら。なんだ、いないじゃないですか。もう、そういう悪戯は肝が冷えます」
妖精さん「んー?」「でもみえる」「めっちゃちいさきもの」「なんかおはだまもってるけい」
わたし「……ああ、そういうこと」
妖精さん「ひまー」「なんかつくりたいきぶん」「くりえいとしたいですな」「ぼくら、くりえいたーですから」「そうぞうしゅです」「ごっど」
わたし「……平和的なものだったら、作っても構いませんよ?」
妖精さん「じゃーつくろー」「せやな」「せやろか」「せやろ?」「せやせや」
わたそ「微笑ましいなあ」
完成したもの
>>188
188: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 22:31:30.88 ID:eL0qh2mw0
わたしちゃん専用のオナニー用ディルド
191: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 22:32:47.00 ID:zvAH6QzV0
えろだいすきです?
196: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 22:36:12.68 ID:OBVw2ZmT0
>>188
あいでぃーもえろですな
198: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 22:37:17.81 ID:yurLvLoC0
安価取るときだけみんな妖精さんじゃなくなるのが面白い
199: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 22:38:09.24 ID:OBVw2ZmT0
>>198
こころのなかのやじゅうがめざめます?
200: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 22:40:21.07 ID:8eFircry0
妖精さん「でけた」「かいしんのでき」「おーだーめいど」「このよにふたつとそんざいせぬ」「でぃるどーです?」
わたし「ち、ちょっ。これ、これー!」
わたし(男性器そのもの!)
わたし「な、なんか造形がリアル……ち、違いますよ? 学舎時代にカリキュラムで……DVDで見ただけですからね?」
妖精さん「にんげんさんに、じゃすとさいず」「せんようです」「さっそくしようかんをー」
わたし「悪気は無いから怒れませんけど、わたし、こういうのはあんまり好きじゃないです」
わたし「……これ、ぽいしましょう」
妖精さん「もったいなー」「ごみすて」「ちきゅうはにんげんさんのごみばこです」「うみがあぶらてかてか」「うみのまものこうりつよくころすしゅだん」
わたし「うっ……わ、分かりました。じゃあ、これはちょっとそこの……岩の隙間に落としましょうね? たぶん、取れないでしょうけど」
わたし(引き攣った笑みで、おっかなびっくりアレを掴んだまさにそのとき)
ディルド「ぅ……ぉおおぅん♪」
わたし「き、きもちわるいっ!」
妖精さん「かいわきのうつけました」「さわられるとはんのうします」「ことば、おしえてあげてね?」「がくしゅーきのうつきですな」
わたし「いらない! その機能いらないー!」
206: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 22:43:22.84 ID:UoPxgItq0
ぽいすてはいけませぬゆえそうちゃくがよろしいかと
208: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 22:44:19.18 ID:OBVw2ZmT0
>>206
それってはっそうのぎゃくてん?
209: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 22:47:22.41 ID:UoPxgItq0
>>208
みちのりよういきにれっつごーです?
210: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 22:47:51.04 ID:8eFircry0
ディルド「ぅぉぉぉおん♪ ぅおんぅおん♪」
わたし「っていうか勝手に動いてますよこれっ。犬みたい……」
妖精さん「まーこういういぬもありかと」「いぬはけんといいますし」「けんはけんでも、せいしょくかつどうにつかうけんは?」「えくすかりばー」
わたし「擦り寄ってこないでくださいよ……きもちわるい」パシッ
ディルド「うおん……」
わたし「萎えた……あ、いや。あのね、そういうことじゃないですよ? なんか、元気なくなったなあって」
妖精さん「しらぬふりですか」「にんげんさんは、さいこーがくふのそつぎょーせいでは?」「ものしりはかせ」「せいにせいつうするはかせ」
わたし「し、してませんよ。知らないとも言いませんけど、わたし、苦手なんですよ……」
ディルド「うぉん……」スリスリ
わたし「やめなさい」ベシッ
ディルド「……ぅおん♪ ハッハッハッハッハ!!」スリスリスリ
わたし「ぼっ……げ、元気になった。なんでー!」
妖精さん「がくしゅーきのー」「たたかれるとこうふんしますが?」「たまらんーたまらんー」
わたし「ちょ、かう……よ、涎っ。涎で服が汚れるー!」
どうなる
>>215
215: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 22:49:29.79 ID:aRAjYbtBP
いやらしい気分になる
223: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 22:55:54.63 ID:8eFircry0
わたし「こっこのっ……やはり人間らしく粗大ゴミを地球に不法投棄しましょう!」ガシッ
妖精さん「あー!」
わたし「地球は旧人類のゴミ箱ですー!」ポイッ
わたし(……と投げたつもりが、)
わたし「え、え、え……どうして、離れないの……?」
妖精さん「あー……」「こうふんしてるときにさわるとあうと」「いっぱつぬくまで、けしてはなれぬです?」「まー、はなれぬだけではうことはできますが?」
わたし「い、いっぱつぬく……」
わたし(右手に握られた脈打つディルドー。これを……ま、ま、満足させろと?)
妖精さん「はやくしたほうがよろしいかと」「からだをはうと、ぬめりまくります」「きがえたいへんー」
わたし「きゃーっ」
わたし(どうしてこんなトラブルばっかり……だれもわたしの休日を楽しいものにしてくれない……!)
ディルド「ハッハッハッハッハッハッ!! うぉんうぉん♪ しっこしこしこしっこ♪」
妖精さん「いちだんかいしんか」「いやらしいきぶんになってますな、でぃるどさん」
わたし「それは元からでは……?」
224: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 22:56:44.84 ID:OBVw2ZmT0
>>223
そっちかー
225: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 22:57:29.15 ID:y5dfjZLk0
ねらいとはちがいましたな
230: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 23:04:06.98 ID:8eFircry0
わたし「ええい、ままよっ」
ディルド「ぅおぉぉぉんっ♪」
わたし「ステイステイっ、動くとやりにくいですよー!」
ディルド「しっこしこしこっしこ♪」
わたし(ぬるぬるした体液を放出しながら、アレはわたしの指の間を這い回ります。なるほど、離れはしないけど這うってこういうこと……)
わたし「とりあえず……この木に固定しましょう。ほら、……えっと、あなた、この木に根元をくっつけてください」
ディルド「おう」
わたし「!?」
ディルド「ハッハッハ♪」
わたし「え、えっと……」
わたし(それはともかくとして、木にアレを装着。木からアレが生えている光景は、なかなかにショッキングです)
わたし「両手が塞がるのは痛いですが……やるしかないでしょう。短期決戦です」
わたし「だってここ……すっ ご い 見 晴 ら し が い い 丘 なんですからー! つまり、誰かきたら大変なことに!」
で?
>>236
236: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 23:05:34.79 ID:eL0qh2mw0
露出狂のわたしちゃんが全裸になってディルドーで腰振ってる所を、
Yに見つかる
243: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 23:08:25.77 ID:V7qgmfts0
これは逃げようがないです?
248: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 23:10:20.21 ID:OBVw2ZmT0
いつものさくしゃさんくおりてぃーでなんとかなるです?
249: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 23:11:32.30 ID:8eFircry0
わたし「……ってあら」
わたし(ディルドが何かを察したかのように、腕にぴったりと張り付きます。これじゃあしご……刺激できませんよ?)
妖精さん「ろしゅつきょうになれと、おっしゃっている」
わたし「はい?」
妖精さん「じえんどですな」「ばっどえんどかくてい」「ながらくのしえん、しじ、ありがとでした」
わたし「ちょ、なんです……? 露出狂ってわたしが?」
妖精さん「ざんねんながらー」「げんじつはひじょうであるです」「これしかてがないです」
わたし「わ、わたしが露出狂って……冗談でしょ!」
わたし(叫んだ瞬間、服が弾け飛びました。これ、露出狂じゃない。わたし羞恥心爆発ですが?)
わたし「きゃーっ、よ、妖精さんっ。だめですってば! 本当にだめっ! もうお菓子あげませんよー!」
妖精さん「たえるしかないのです」「ぼくらむりょくですから……」「わるいのは、あんか」「えろはあんかすれのしゅくめいです」
わたし「や、やだ……やだ……」
269: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 23:22:43.07 ID:8eFircry0
わたし「い、いやですってば! おじいさ……う、た、助けを呼ぶと大変なことに……」
わたし(呼ばなくても大変なことに……!)
妖精さん「あきらめるです」「ちょうど、あといちじかんでひもかわりますし?」「きりがよいかと」
わたし「た、助けて……妖精さん、なんでもしますから。毎日でもお菓子作ってあげますから、だから……」
妖精さん「さらばー」
わたし(現実も幻想も非情である。わたしが救いを求めることが出来る存在は、この世界から消失したのです……)
不意に、空が赤くなりました。
まるでこの世の終わりを示すかのような不吉な色に、わたしは半ば諦めの感情を得ます。
こんな形で……失うなんて。しかも相手は犬っぽいアレ。人類衰退を止める事すら出来ず、わたしは犬相手に処女を散らすのです。
犬じゃないですけど。でも……この期に及んでも尚、わたしはアレの名前を言うのがひどく恥ずかしいのでした。
「最悪……」
涙が零れます。心は拒絶しているのに、身体は動きます。
いつの間にか丁度良い形の岩の上部に設置されたアレの上に、わたしはそっと腰を下ろしました。
ずぷ、という水の音。ああ、わたしは身体だけ露出狂のようです。
心がどれだけ反抗しても、身体は準備万端。つまり、露出狂として得られた興奮は身体だけに反映されるのです。
新ジャンルです。ココロキョゼツ・カラダインラン。
……既存ジャンルかも? だとしたら、わたし……そのジャンル考えた人を恨みます。
そうこうしている内に、わたしの身体はアレを受け容れました。痛みはありません。あるはずですが、ありません。
涙で視界が濁っていて、何も見えません。手で涙を拭うにも、その手はわたしの意志とは無関係に、岩に当てられています。
動くとき、身体を支えやすいようにするためでしょう。
そうして、わたしは腰を振ります。羞恥に濡れた精神を犯すかのように、ひたすら強い快感が攻め寄せてきます。
「う……ぐ、やだ……こんな、こんなの……」
間違っている、と呟くが同時に喘ぎ声が漏れました。とうとう、ココロインランです。視界の端にYがいた。スイーツ。
271: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 23:23:35.47 ID:r1Y6SsXE0
おーぐれいとです
279: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 23:27:52.84 ID:8eFircry0
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282: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 23:28:55.52 ID:Wx9C5LUb0
エロに走った結果がこれです
284: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 23:30:14.67 ID:amyATHr30
じんたいにえろはふようかと
287: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 23:30:36.51 ID:LymFFTzB0
きちくあんかははかなくちりゆくです?
294: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 23:32:57.88 ID:DzXCdfyv0
ばっどえんどちょっこうでしたな
299: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 23:34:25.31 ID:DzXCdfyv0
やはりせかいかんはだいじかと?
300: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/05(日) 23:34:30.89 ID:G7aGIRKJ0
いちさんつぎもたのみますぞ
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