マリー「一番はそりゃ…（あたしだろ)」

キグ「そりゃあ…（俺だよ）」

ククル「ねぇ…（私）」

ガンキョウ「うん…（私だよ）」

テトラ「もぐもぐ（みんな自分だと思ってるわねこれは、まあ私だけど）」

覆面「ニヤリ」

犬「わん」

ククル「誰が一番って言ったら……」

ククル「○KBで誰が一番好き？」

マリー「だからつまんねーこと聞くなよ！」

ガンキョウ「その話題はやめないか、不毛すぎる…」

テトラ「私、海老蔵」

キグ「わたしも海老蔵」

マリー「関係ねーじゃねーか！」

ククル「海老蔵はいいとして、私、A○Bだったら…」

ククル「世界を支配できると思うの」

ガンキョウ「え」

ククル「AK○48って何か呪詛的な考えを持って作られた洗脳ユニットでしょう！？」

マリー「また始まったよ…」

ククル「何かの洗脳要素があるのよ、あのロゴのせいよ絶対！だっておかしいじゃない、あの人気の出ようは！」

ククル「何か怪しい呪いでも込められていなければあそこまでブレイクしないわ！対して可愛くもないのに！」

キグ「えーかわいいよ？だってあんなに売れてるのに」

キグ「かわいくないわけないよ！(私のが可愛いけど)」

マリー「まあ確かに…一種の洗脳かもしれないねぇ」

テトラ「なるほど！あれだけCDを買ったのに全部捨てている人は」

テトラ「洗脳から逃れられた人なのね！！」

ガンキョウ「いや多分違うと思う」

ククル「ほーらキグちゃんこっちおいで…今怪しい洗脳効果をとってあげるわ…」

キグ「ちょ、目が怖いです！やめてください！」

ククル「大丈夫怖くないわ…ただちょっとチクっとするだけ…」

キグ「余計怖いじゃないですかー！！みんな止めてー！」

マリー「キグ、ちゃんと生まれ変われよ」

ガンキョウ「無念」

キグ「いやああああ！！」

＿＿＿＿＿

キグ「新しい私です」

テトラ「まぁ、なんてすがすがしい目をしているのかしら……」

キグ「今まで私どうかしてました。AKB○8なんかにはまっていたなんて…」

マリー「おい、逆になんか怖くないか…」

キグ「これからは…」

キグ「K-POPの時代です！！！」

マリー「おい、なんか余計アブない方面に向かっていないか！？」

ククル「薬の調整間違えたかしら…」

ガンキョウ「目を覚ませキグ！その方面は色々と危ない！色々と！」

キグ「私は正常ですよ！？だって考えても見てください！」

キグ「ポッと出のどこの国かもわからないようなユニットがぴょっこり出て来て息をする間もなくアッという間にブレイク！」

キグ「真に実力が無ければあそこまで人気が出ないはずです！！」

キグ「今やK-POPを知らない人間なんて殆どいません！テレビにもいっぱい出てるじゃないですかー！」

キグ「素晴らしい実力です！ブレイクしてからというものどうでもいいようなデブのおっさんとかよくわからない集団とかも」

キグ「すぐ取り上げてるじゃないですか！」

テトラ「め○ましテレビとかね」

キグ「それほど注目されてるんですよ今や！時代はけーぽっぷです！」

マリー「んなこと言ったってなぁ……K-POPって聞くか？」

テトラ「聞かないわね」

ガンキョウ「聞かない」

ククル「同じく」

キグ「でも皆さん、K-POPの曲は聞けばわかりますよね！？」

マリー「ま、まぁあれだけテレビで歌われちゃなぁ…」

ガンキョウ「おい…もしかして」

ガンキョウ「私たち知らない間に洗脳されてないか！？」

マリー「…なんだって？」

ガンキョウ「曲は聞かなくても耳に入ってくれば嫌でも聞かざるを得ない！」

ガンキョウ「きっと何かの洗脳要素が混じっているに違いない！私もいずれはキグの二の舞になってしまう！」

マリー「お、おいおい大袈裟だねぇ…」

テトラ「マリーさん、うかうかしてていいの？」

マリー「え」

テトラ「マリーさんも知らないうちに口ずさんでるかもしれないのよ？」

マリー「！！い、言われてみれば一回…いや何回か口ずさんだことあるような…」

ガンキョウ「それみろ…知らないうちに侵略は始まっているんだ…！」

ガンキョウ「きっと日本人口の半分以上が口ずさんでしまった時、その時こそあの国の本格的侵略開始の合図に違いない！！」

マリー「な、なんだってー！？」

キグ「ユルサナイ」

ククル「ひっ！？」

キグ「アノオカタノワルクチユルサナイアノクニノワルクチユルサナイユルサナイバイショウトシャザイヲヨウキュウスル」

マリー「なんてこった…もうキグは手遅れだってのかい！？」

ガンキョウ「いや…まだ手はある！Kを！Kを消すんだ！」

マリー「な、なんだかよくわからないけどKを消せばいいんだな！」

＿＿＿＿

キグ「新しい私です」

テトラ「なんて清々しい目をしているのかしら…」

キグ「これからは…G-POPです！」

マリー「じーぽっぷ？なんだいそれは」

ククル「じじいポップ？」

ガンキョウ「いやそれじゃJだろ」

テトラ「じじいポップってつまりは演歌？」

マリー「落語もポップじゃないかい？」

キグ「あー落語」

ガンキョウ「なるほど」

マリー「なんだい、つまりはJ-POPってのは落語の隠語ってことかい！？」

マリー「なんかいやらしいなあおい……」

ククル「いや、全然」

ガンキョウ「J-POPが落語ってことは…」

ガンキョウ「日本人口殆どの人が落語聞いてることになるな！」

マリー「何時の間に落語はそんなに浸透していたのかい！嬉しいねぇこりゃあ！」

ククル「あの…違うと思うの…」

キグ「私たちなんだか急に有名人になった気分！」

テトラ「ねぇ、そこまで落語が浸透しているはずなのに」

テトラ「寄席にはあまり人が来てないと思うの」

ガンキョウ「あー確かにな。もっと沢山聞きに来てもいいはずじゃ」

マリー「最近はパソコンでも見れるしそのせいなんじゃないかい？時代の移り変わりって奴だよ」

キグ「んー、単純に聞きに来たい要素が少ないからだと思うんですけどぉ」

キグ「もっと沢山の人に聞いて欲しいです……本当に落語大丈夫なんですかー？」

マリー（キグが危惧してる）

ガンキョウ（キグが危惧してる）

ククル（キグちゃんが危惧してる）

キグ「きっと可愛い人が少ないからですー！私たちみたいなのが増えればもっとお客さん増えますよ！」

ククル「そもそも落語見にくる人は噺手の見た目は気にしないと思うんだけど…」

ガンキョウ（それ以前に）

マリー（あたしらが可愛いってのは確定事項なのかよ）

テトラ（まあ当たってるけど）

テトラ「まあ可愛い噺手が増えればお客さん増えてくれるかもね。ところで」



テトラ「この中で一番誰が可愛いと思う？」

マリー「だからつまんねーこと聞くなよ！！」


お後がよろしいようで
第一幕 完

久米田先生なにしてるんですか

ククル「お後がよろしいようで…」

ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ…

ククル「ん」ｶﾞﾗｯ

マリー「おっかれー」ﾊﾟﾘﾎﾟﾘ

ククル「みんな何見てるの？」

キグ「クイズ番組だよ！」

ガンキョウ「クイズ番組だな」

テトラ「クイズ番組ね」

マリー「他に見るもんねーしなぁ」

ククル「ねぇ」


ククル「何故見るものが無くなるとクイズ番組にチャンネルを変えたがるの？」

キグ「えー？面白いじゃんクイズ番組！」

マリー「んーなんていうんだろうねぇ…」

テトラ「無難？」

マリー「そうそれ！」

ガンキョウ「なんだかよくわからんドキュメンタリーとか変な会話番組とかよりは」

ガンキョウ「まだ自分が回答者として参加できる分楽しめる感はあるな」

ククル「アタッ○25は？」

マリー「あー」

キグ「あれはまぁ…」

ガンキョウ「確かに何か違うな…あれはこう…」

ガンキョウ「単に回答者のドヤ顔を見せられるだけで何か不快だな」

マリー「というかあの番組まだやってるのかい？」

テトラ「さあ？」

ククル「みんな「クイズ番組」というだけで何故そうも無難無難とチャンネルを変えたがるの！？」

ククル「結局はテレビの中の芸能人や芸人の変な顔やドヤ顔やつまらないネタ見せられて終わるだけじゃない！」

ククル「何故学習しないの！？」

マリー「いや、そんなん言われてもクイズ番組嫌いな人だっているだろ…」

テトラ「でも人間って基本的にクイズ番組好きよね」

ガンキョウ「それはなんとなくわかるな」

キグ「借りに面白くないものだとしてなんでこんなにいっぱいクイズ番組あるの？」

キグ「やっぱりみんなクイズ大好きなんだよ！」

ククル「そう、そこなのよ！！」ｽﾞｲｯ

キグ「ヒィッ！？」

ククル「なんだか最近やたらとクイズ番組が多くない！？」

ガンキョウ「そうか？昔っから一定数あると思うけどな…」

ククル「そもそも何故クイズ番組というのはこうもいっぱいあるものなの！？その前提から教えてよ！」

マリー「あたしゃ聞いたことあるよ！なんだか」

マリー「クイズ番組は番組としても作りやすいし人も見やすいしで楽だっていう噂らしいじゃないかい」

ククル「楽…楽だから……？」

ククル「つまり手抜き工事！？」

ククル「クイズ番組はつまらないテレビ番組の穴を埋める手抜き工事番組ってことなの！？」

ガンキョウ「また暴走してるな」

テトラ「まあでも手抜き工事って感じはわかるかも」

テトラ「時間帯が微妙なところにとりあえずいれとけって感じの番組あるよねなんかもう誰も見ないような奴」

テトラ「番組出演者のテンションがなんか違うから……ヒ○ナンデスとかそうだったよね、南○とか。最近は視聴率よくなったらしくて成功らしいけど」

マリー「手抜き挿入ってことかい！？なんかいやらしいなあおい…」

キグ「どこがです？」

テトラ「手抜き工事番組といえば手抜き工事現場もあるよね」

ガンキョウ「手抜き工事現場？」

キグ「姉○建築？」

ククル「懐かしいね、○歯」

テトラ「そう、まさに手抜き作業員の集う工事現場よ！」

テトラ「面白くない人が面白くない事して面白くない人が褒めて周り回って結局ズタボロになる感じ！」

テトラ「ニ○ニコ動画とかそうよね！2ちゃん○るとか！VI○とか！」

ガンキョウ「○IPってくらいなんだから精鋭揃いなんじゃないのか？」

マリー「名前ばっかりで今やただの空気の読めないガキが蔓延る集団が集まる場所らしいじゃないかい」

ククル「それじゃあこのスレも…」

テトラ「手抜き工事現場ね！」

キグ「スレってなんです？」

ククル「じゃあ今このスレを面白いと思って読んでる人も…」

テトラ「手抜き作業員ね！」

ガンキョウ「クソつまんねーと思ってる人は？」

テトラ「手抜き作業員ね！」

マリー「原作もほぼこんなノリだろ、久○田ってだいたいこんなんじゃ」

テトラ「多分久米○先生も手抜き作業員なのよ！」

ククル「じゃあ今このスレに投稿してる人も…？」

テトラ「もちろん手抜き作業員よ！」

キグ「○米田先生とかスレとかよくわかんないですぅ！私にもちゃんと説明してくださぁい！」

ククル「キグちゃんは知らなくていいんだよ～」

ガンキョウ「かわいいかわいい」

キグ（あーめんどくせーなこのやり取りも死ね）

ククル「そんな事より…こうもやる気のない人しかいないんじゃ…」

ククル「本気を出す意味がないじゃない！」

ククル「そうよ……このままやる気のないサイクルが続いたら周り回って日本という国のクオリティが下がって行くばかりだわ」

ククル「その先に待っている光景は破滅しかないじゃない！！乗っ取られるわよ！あの国に！」

ガンキョウ「あの国の噺はさっきやったろ」

ククル「こりゃ失敬」

マリー「ここで私達が諦めてどうする！手抜き作業員脱却は今しかないんだ！私達で日本という国をやる気ある国に変えてやろうじゃないかい！」

キグ「なんだかよくわからないけどやりましょう！」

ガンキョウ「で、具体的になにするの？」

マリー「そうだな…まずは日本国民全員に訴えかけるにはテレビという媒体は必須じゃないかい？」

ククル「掛け合って何か番組でも貰うの？」

キグ「はいはい！クイズ番組と落語を混ぜた番組を作ればいいとおもいまーす！」

ククル「それはちょっと…」

マリー「それだ！！」

ククル「ええ！？」

ガンキョウ「クイズと落語！今までにない斬新な発想だな！！」

マリー「よくやったぞキグ！」

キグ「えへへ～」

ククル「ちょ、みんな目をさまして」

テトラ「あ、私電話鳴ってるからちょっと失礼ー」

プロデューサー「話は聞かせてもらった！4人までなら出演を許可しよう」

マリー「はい！」

キグ「はい！」

ガンキョウ「はい！」

ククル「（お金入るなら…）はい」

プロデューサー「あ、5人はいらないからね！じゃ後で打ち合わせね」

マリー「これで日本も安泰だな！」

ガンキョウ「ああ！」

後日

マリー「……」

ガンキョウ「視聴率最悪だったそうだな……」

キグ「打ち切りってどういうことなんですか～」

ククル「だから言ったのに…」

＿＿＿＿＿

テトラ「……」

テトラ「この番組糞つまんないわね、変えよ」


お後がよろしいようで
第二幕 完

テトラ安心の危機回避能力