40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 14:48:07.48 ID:6LCmTuGW0
アスナ「えっ…? も、もうしばらく借りててもいいかな…!?」
キリト「はぁ…。そもそも俺が貸したのってアスナには装備できないものだったろ?」
アスナ「お、お願いキリトくん…! もうしばらくだけでいいから…、ねっ…?」
キリト「仕方ないなぁ…。次の攻略までには返してくれよ…」
アスナ「…」ジーッ
キリト「な、なんだ…?」
アスナ「ね、ねぇ、やっぱりこの間の装備返すからさ…」
キリト「お、そうか? そりゃ助かる。今の装備レベル低くてさぁ…」
アスナ「今着てる装備貸してくれない!?」
キリト「」
―――
みたいな感じかと
引用元:http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1345781791/
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 14:51:29.61 ID:jPYrdOK0O
>>40
だよな
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 14:53:56.24 ID:Gp1iPvNp0
>>40
よし、続けなさい
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 15:30:01.72 ID:MhlUXkPw0
アスナ「えっ」
キリト「あれからいい装備が見つからなくてさ……」
アスナ(まぁキリトの匂いは十分堪能したし……いいかな)
アスナ「分かったわ。ちょっと待ってて」
アスナ(とりあえず適当な装備に変えて、借りてた装備をキリトに渡して……っと)ピッポッパ
キリト「ちょ、ちょっとアスナ!」
アスナ「なに?」
キリト「な、なにってその……な、なんでそんな装備を?」
キリト(なぜ水着……しかも結構きわどい。アスナってそういうのが趣味なのかな? というか俺には刺激が強すぎる!)
アスナ「なんでって……キリトに装備を渡すために適当な装備にしただけ。ねぇ、なんで顔そむけたりしてるのよ」
キリト「自分の姿を見れば分かる」
アスナ「自分の姿?」
アスナ「…………」
アスナ「い、いやああああああああああっ!」
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 15:41:44.54 ID:MhlUXkPw0
キリト「まぁアスナがどんな趣味をしていようがいいけどさ……もう少し状況を考えたほうがいい」
キリト「こんな街中で突然水着姿になるなんてさ」
アスナ「わざとじゃないわよ! それより、今キリトが装備している服は要らないのよね?」
キリト「あぁ……返してもらった装備があれば十分だ」
アスナ「なら、私がもらってもいいのよね?」
キリト「男専用なんだけど……」
アスナ「いいのよね?」
キリト「はぁ……まぁいいけどさ。耐久値も尽きかけてるし、大した価値はないと思うけど」
アスナ(ボロボロになるまで使い込んだっていうことは、キリトの匂いがたっぷり染み込んでるのよね!)ダラァ
キリト「あのさ……なんでヨダレ垂らしてるの?」
アスナ「垂らしてないわ」フキフキ
64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 15:50:37.12 ID:dJHMPRDZ0
匂いとかあるんですかね
65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 15:52:43.69 ID:MhlUXkPw0
キリト「何だか今日のアスナ、ちょっと変だぞ」
アスナ「そ、そんなことはないわ」
キリト「…………」
キリト(まさか、偽物? 他プレイヤーに偽装するスキルなんてあっただろうか……)
アスナ「ねぇ、どこかでご飯食べない?」
キリト(食事に誘うフリをして人気のない所におびき寄せるつもりか?)
アスナ「キリト、聞いてる?」
キリト「…………」
アスナ(もしかして、無視してるわけ? 舐めた真似してくれるじゃない……それなら!)ギュッ
キリト「のわぁ!」
キリト(い、いきなり腕を抱きしめてくるなんて! ア、アスナの胸の感触が……柔らかいなぁ)
キリト(もう偽物だとかどうでもいいやぁ)
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 16:02:40.57 ID:MhlUXkPw0
――レストラン
キリト(なんだ、ただのレストランじゃないか。偽物なんていうのはただの杞憂だったのだろうか)
キリト(しかしここに来るまでの間、ずっとアスナがしがみついてくるだもんなぁ……こんな性格だっけ?)
キリト(まぁそのおかげで、胸の感触を存分に堪能できたわけだけど)
アスナ「キリト、あーん」
キリト(やっぱり怪しい……ハッ! まさか俺を色仕掛けで落として、何でも言うこと聞いちゃう奴隷にするつもりじゃ……)
キリト(ホネヌキってやつだっけ? 残念ながら俺はそんな手は食わないよ)
キリト「さすがにそれは恥ずかしいな。自分で食べるよ」
アスナ「え……」ウルッ
キリト(なぜ涙ぐむんだ!?)
アスナ「そ、そうだよね。こんなことやったら迷惑だよね。ごめん、キリト……」
72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 16:09:48.13 ID:MhlUXkPw0
キリト(お、俺はなんで女の子を悲しませるようなことを!? くっ、男として最低じゃないか……)
キリト「いただきます!」パクッ
アスナ「キリト……」
アスナ(さっき無視した仕返しに、ちょっとからかってやろうと思っただけなのに……何だか楽しくなってきちゃった)
アスナ(今の慌てふためくキリトの様子と、さっきもらった装備で……ご飯三杯はいけるわね)
キリト(あーんしてもらったら、あーんし返すもんなのかな? こういう経験ないからよく分かんないけど)
キリト「アスナ、あーん」
アスナ「えっ!?」
キリト「どうかした?」
アスナ(わ、私がするのはいいんだけど……なんだかキリトにされるのは恥ずかしいなぁ)
アスナ(あ、するされるって言ってもいやらしいことじゃなくて、えっと、その……)
75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 16:15:42.75 ID:MhlUXkPw0
キリト「アスナ」
アスナ「な、なに?」
アスナ(な、なんでそんなに顔を近づけてくるのよ! もしかしてキス?)
アスナ(すっごく嬉しいんだけど、でもなんか違うっていうか。キスするならベッドの上で……じゃなくて!)
アスナ(ってそんなこと考えてる内に、キリトの顔がすぐそこまで来てるじゃない!)ゴツン
アスナ「いたっ!」
キリト「いてて……熱はないみたいだな」
アスナ「何やってるのよあんたは!」
キリト「何って……おでこで熱測ったんだけど。さっきから顔が赤いし、熱でもあるのかと」
アスナ「ここは現実じゃなくてゲームの中でしょうが」
キリト「あ、そっか……」
アスナ「βテスターが聞いて呆れるわね」
アスナ(まったく……ドキドキして損したわ)
76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 16:18:37.32 ID:z9INDYBVO
アスナはキリト君って呼ぶ
これ豆な
77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 16:21:23.58 ID:MhlUXkPw0
マジかよ
最新話以外見てたのに・・・ちょっと牢獄いってくるわ
78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 16:25:33.37 ID:MhlUXkPw0
キリト「何だかアスナと一緒に居るとさ、ゲームって感じがしなくて」
アスナ(……えっ?)
キリト「街中を歩いたり、昼寝したり、ご飯食べながら他愛のないことを話したり……」
キリト「そういうのがすごく楽しくてさ」
アスナ「な、なに恥ずかしいこと言ってるのよ!」
キリト「ごめんごめん」
キリト(さっきまでのアスナの行動の方が、よっぽど恥ずかしいと思うんだけど)
80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 16:31:05.77 ID:MhlUXkPw0
キリト「はぁ、これがゲームじゃなくて現実だったらいいのに」
アスナ「……何言ってるの」
キリト「?」
アスナ「このゲームをクリアすれば……現実でも会えるじゃない」
キリト「アスナ……」
アスナ「さて、そろそろ休憩は終わりにして、レベル上げでもしましょう」
キリト「アスナって……直結厨なの?」
アスナ「死ね、バカキリト!」ドゴォ
キリト「ぶほぁああああっ!」
キリト(なんという腹パン……さっき食べたものをすべてぶちまけてしまった!)
81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 16:37:06.22 ID:MhlUXkPw0
数時間後――
キリト「……今日はこんな所かな」
アスナ「そうね」
キリト「それじゃ、ここで。また明日」
アスナ「えっ?」
キリト「どうかした?」
アスナ(ここまで来たら二人でベッドインでしょう普通)
アスナ(数時間前まではいい雰囲気だったのに……やっぱりあのまま宿屋直行するべきだったのよ!)
アスナ(まぁ今日はいろいろと収穫もあったし、許してあげましょう)
アスナ「えぇ……また明日ね」
84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 16:42:15.02 ID:MhlUXkPw0
――宿の一室
アスナ(さて、と。キリトの服を出しましょう)ピッポッパ
アスナ(すごい匂いね……たまらないわくんかくんか)
アスナ(まずはぎゅーっと抱きしめて、キリトの顔を思い浮かべて……はぁはぁ)
アスナ(今日のキリトは可愛かったなぁ。胸を押し当てられるだけで顔真っ赤にしちゃって)
アスナ(あーんを断られて泣きそうになるフリをする私を見て、慌てふためくキリトもよかったわ)
アスナ(その後、キリトがあーんしようとした時にはちょっとドキドキしちゃったわね……)
アスナ「キリトキリトキリトキリトキリトぉおおおおおっ……あぁんっ!」ビクンビクン
アスナ「……ふぅ」
88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 16:51:27.16 ID:MhlUXkPw0
数時間後――
アスナ「ちょっとやりすぎたわね……少し夜風に当たって来ましょう」ガチャ
「はぁ、はぁ……で、出るっ!」
アスナ(あれ、キリトの声? 同じ宿屋だったんだ……)
アスナ(もしかして私で……ふふ、ちょっと盗み聞きしちゃいましょ)
「あんっ、あぁっ!」
アスナ(女の声!? キリト、浮気してたの……?)
「出る、出るよサチィイイイイイッ! ……ふぅ」
キリト(録音アイテムって便利だなぁ。サチが一人でしてるのを偶然見かけて、つい録音しちゃったよ)
89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 16:57:37.83 ID:MhlUXkPw0
アスナ(名前はサチっていうのね。街中じゃ殺せないし、キリトに人殺しする所なんて見られたくない)
アスナ(明日にでも情報を集めて、一人きりのところを殺してやる)
アスナ(キリトにはその後で、たっぷりとキツイお仕置きをしてやるんだから……)
次の日からアスナはサチという女性の情報を集め始めた。
しかしサチを探すことに夢中になり、上層の攻略にはまったく関わらなくなった。
当然副団長の座も奪われ、キリトとも疎遠になってしまった。
彼女はゲームがクリアされるまでの間ずっと、サチという女性を探し続けたという。
90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 16:59:29.90 ID:BCMXRAkm0
ん?
92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 17:00:09.80 ID:2ELexrmM0
え、終わり?
96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 17:07:42.01 ID:7yUiEpmH0
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