シノ「もうすぐゴールデンウィークか」

タカトシ「ですね〜、でも今年は飛び石連休だから途中で登校しなくちゃいけないですもんね」

シノ「確かにな」

タカトシ「あー、何で連休なのに学校があるんだろう」

シノ「フフン、そう悲観することでもないと思うぞ津田、一度発想を考えてみたらどうだ？」

タカトシ「？…一体どういうことですか？」

シノ「最初の三日は前戯、そして二日で焦らしながら相手に自分のナニを懇願させ、残り四日で……ウェッヘッヘッヘ」

タカトシ「おーい、変な声出てるぞー……けどそうですね」

シノ「…ん？」

タカトシ「そういう新しい考え方をするのもいいですね、ありがとうございます会長」

シノ「そ、そうか……なんだか今日の津田は調子が狂うな」

タカトシ「そうですか？」

生徒会スレとは珍しいな

支援

シノ「だがゴールデンウィークといっても今年は特にすることがないな」

タカトシ「同感です、特に旅行するわけでもないですしね」

シノ「ふむ…それにしてもゴールデン…ゴールデンか…」

タカトシ「？どうかしましたか？」

シノ「漢字に変えてみると黄金の週…黄金週…黄金臭…」

シノ「……そうか！ということは！」

タカトシ「ということは？」

シノ「この連休中は男子生徒の性欲解放ウィークになりそうだな」

タカトシ「いやいや」

タカトシ「…でもまぁ、確かにこの連休中にそういうのを発散するのもいいんじゃないですかね、四月は色々忙しかったりしましたし」

シノ「！つ、津田もするのか！？そ、そういうことを！？」

タカトシ「はは、まぁ、生徒会の仕事がなければ……どうですかね」

シノ「！？……そ、そうか…ふむ」

タカトシ「それにしても萩村たち遅いですねー」

シノ「そ、そうだな…うむ…」

タカトシ「？…どうかしました？会長？」

シノ「い、いや！…その…きょ、今日の津田はやっぱりおかしいなあっと思って…」

タカトシ「？どこがですか？」

シノ「どこって！…わ、私の発言に寛容なところがいつもと…」

タカトシ「いつもこんなじゃなかったでしたっけ？」

シノ「……そんなはずは…」

タカトシ「？」

シノ「………」モジモジ

タカトシ「……待ってても仕方ないですし、溜まってる雑用終わらせちゃいますか」

シノ「！そ、そうだな！うん！やろう！」

タカアンドトシかと思ったらなんて俺得良スレ
これは全力支援

タカトシ「よいしょっと…うわー、重い」

シノ「大丈夫か津田？持ってやるぞ」

タカトシ「いえ、このくらい大丈夫ですって、一人でいけますよ」

シノ「！…大丈夫なわけがあるか！」

シノ「

シノ「それじゃあここにあるプリントを運んでもらおうか、津田」

タカトシ「よいしょっと…うわー、重い」

シノ「大丈夫か津田？私も少しくらいは持ってやるぞ」

タカトシ「いえ、このくらい大丈夫ですって、一人でいけますよ」

シノ「！…大丈夫なわけがあるか！」

シノ「人前で一人でイクなんて…空しいだけだぞ？それとも何かのプレイなのか？」

タカトシ「………」

タカトシ「それじゃあ会長が相手してくれますか？」

シノ「！は、はぁ！？」

タカトシ「？…会長が言ったじゃないですか、一人じゃ空しいって」

シノ「いや！それは冗談で言っただけだ！ま、真に受けるんじゃない！」

タカトシ「そうですか…でも会長、女の人はそういうことを冗談でも言っちゃいけませんよ、相手は本気にしちゃいますから」

シノ「う、うむ…分かった…」

タカトシ「ふぅー…終わったぁー…」
シノ「お疲れ様だな、津田」

タカトシ「会長こそお疲れ様です、それじゃあお茶でも淹れましょうか？」

シノ「ああ、頼もうか」

タカトシ「はい」ｽｸ…

シノ「………」

タカトシ「お茶っ葉は確かここに…」

シノ「つ、津田？」

タカトシ「はい？何ですか会長」

シノ「えっと…今さっきの相手というか…なんというか…」

タカトシ「ああ、今さっきの会長の冗談ですか、それがどうかしたんですか？」

シノ「いやその…つ、津田が本当に…本ッ当に生徒会の仕事に支障をきたすほど耐えられない性欲に襲われているのなら…その…わ、私が…」

タカトシ「…会長が？」

シノ「あ、相手をしてやっても……い、いや！すまん津田！今言ったことはナシだぁ！忘れてくれぇ！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

タカトシ「……そうですか、あ、もうすぐ出来ちゃうんで軽くつつめそうなお菓子用意してください会長」

シノ「あ、ああ！任せろ！」ｶﾞﾀｯ

タカトシ「ふぅ…落ち着きますね〜」
シノ「そ、そうだな」

タカトシ「………」ｽﾞｽﾞｽﾞ…
シノ「………」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

タカトシ「あ、そうだ会長」
シノ「」ﾋﾞｸｩ！

タカトシ「……どうかしましたか？会長」
シノ「い、いや何でもない！続けてくれ！」

タカトシ「そうですか…いや、今思いついたんですけど、ゴールデンウィークは生徒会の皆で遊んだりしませんか？」
シノ「……遊ぶ？」

タカトシ「はい、連休中の一日を生徒会の皆で一緒に出かけたりして過そうかな…と思ったんですけど…」
シノ「ふむ…皆で一緒に遊ぶ…か」

タカトシ「俺が皆に都合が合う日を聞きますので……どうですか？会長」
シノ「ああ、いいんじゃないか？…だがな、津田…」

シノ「予定を聞くならちゃんと……『夜』の予定も聞いておくんだぞ」

タカトシ「夜の……じゃあ会長にはゴールデンウィーク中に夜の予定はあるんですか？」

シノ「！あ、あるわけないだろうが！セ、セクハラだぞ！津田ぁ！」

タカトシ「でも聞けって言ったのは会長じゃないですか」

シノ「………それでもだ…セクハラ副会長め」

タカトシ「何ですかそれ……それじゃあ萩村たちにも後で聞いておきますね」

シノ「……夜の予定は聞かなくてもいいぞ津田」

タカトシ「？…分かりました」

シノ「まったく……はぁ…」

タカトシ「うーん、とうとう下校時間になっても来ませんでしたね、あの二人」

シノ「…そうだな」

タカトシ「それじゃあ帰りましょうか、会長」

シノ「……ああ…分かった」

タカトシ「？…やっぱり今日の会長変ですよ、テンション高かったり、低かったり…」

シノ「！き、君のせいだろうが！」

アリア「………」

スズ「………」

アリア「何だか入りにくかったわね〜」

スズ「そうですね…何だか今日の津田変でしたし…」

アリア「シノちゃんもいつもと違って乙女だったしね〜」

スズ「うーん…でも二人を置いて帰ってよかったのでしょうか」

アリア「いいんじゃない？こういうのも青春の1ページじゃない」

スズ「……そうですか」

終

タカトシじゃなくてゴメンネ

おいここからだろ

役員共大好きだからよかった
会長かわいいよ乙

変に展開するよりスッキリ読めて良かった

乙