魔梨威「はー腹減ったな……どっかで食ってくか」

魔梨威「お？ファミレスじゃないか、ラッキー」


てな感じで入っていきそう、ジャージでも

>>263
ファミレスかと思ったらレストランで、ドレスコードに引っかかって入れなくて憤慨するマリーさんのSS下さい！

魔梨威「さてどんな店かな……っと」ｶﾞﾁｬ

店員「いらっしゃいまｓ……お、お客様そのような格好での入店は……」

魔梨威「え！？何だよ！ジャージが悪いってのか！！」

店員「いえ、そういった意味ではなく……」

魔梨威「あれか！？ジャージは入店禁止なのか！？ジャージ嫌いなのか！？」

店員「好き嫌いの問題ではなくて、その……」

魔梨威「じゃあ何だよ！！顔か！？顔が悪いのか！？」

こんな感じ？

>>267
頑張れ！お前ならできる！

魔梨威「てなことがあってさ」

手寅「最近のお店っておしゃれなのが多いからね」

丸京「だからってファミレスと間違えるか？」

苦来「それよりも、マリーさん一人でファミレスに行ったの？」

魔梨威「え？そうだけど」

木胡桃「ファミレスって一人じゃ入りにくくない？」

魔梨威「なんでだい？」

丸京「いや、ファミリーレストランだから、一人で入るもんじゃないから」

魔梨威「じゃあファ〇リーマートもそうなのかい？」

丸京「それは……」

手寅「私はセブン〇レブンの方が好きかな」

木胡桃「私はねーロー〇ンかな？」

丸京「それって家に一番近いコンビニをあげてるだろ」

木胡桃「ばれた？」

魔梨威「コンビニなんてどこも同じだろ」

手寅「いやそうでもないよ？店によっては安いところもあるし」

苦来「独り身の私にとっては救いの店ね……」

丸京「新社会人のライフライン、それがコンビニか」

魔梨威「おいおい、それじゃあ私たちが料理できないみたいじゃないか」

手寅「えっ？」

丸京「えっ？」

木胡桃「えっ？」

苦来「えっ……？」

魔梨威「……おい、何だその反応は」

手寅「マリーさん、料理できるの？」

魔梨威「そんなのできて当たり前だろ」

丸京「な、なーんて実は卵料理しかできないとか」

魔梨威「あーオムライスとか卵焼きとか……たまにプリンとか作るな」

木胡桃「すごい！！すごいよマリーさん！！女子力てんこ盛りだよ！！」

魔梨威「はぁ？何言ってんだよ、料理なんてお前らにもできるだろ？」

丸京「オーデキルデキル」

魔梨威「なんだよ、そのいかにもって感じの言い方は……」

苦来「できない……」

魔梨威「え？」

苦来「私、料理得意じゃないっ……！」

魔梨威「え……え？」

木胡桃「私も、まだ料理はちょっと……」

魔梨威「そうなのかい……できて当たり前だと思ってたんだけどな……」

丸京「…………」

手寅「はっガンちゃんが人知れずダメージを！」

魔梨威「じゃあ教えてやろうか？料理」

苦来・木胡桃「「いいのっ！？」」

魔梨威「うお……おう、それくらい朝飯前さ！」

何このマリーさん
物凄い姐御肌

手寅「私もいい？」

魔梨威「手寅もか……まぁいいけどさ」

丸京「ゎ……」ﾎﾞｿ

魔梨威「ん？なんだ」

丸京「わ、私にも……教えてくれっ！！」

魔梨威「な、なんだよお前ら揃いも揃って……」

丸京「頼む……そろそろ外食+コンビニ弁当じゃ限界なんだ……」

魔梨威「わ、わかったよ教えてやるよ！！どんとこい！！」

魔梨威「さて、じゃあ始めるけど……何か作りたいものはあるのかい？」

手寅「んー……無難にチャーハンとか？」

魔梨威「初心者がチャーハンはやめとけ、下手すると食えなくなるぞ」

手寅「そ、そうなの？」

木胡桃「じゃあねー、カレー！！」

丸京「それ誰でもできるだろ！！」

魔梨威「誰でもできるけど、誰もがうまく作れるわけじゃはない、カレーをうまく作れる奴は料理上手だと思うぞ」

丸京「そ、そうなのか……深いんだな……」

魔梨威「おう、料理は奥が深いもんだ」

丸京「今のマリーさんは本物の姉御に見えるよ……」

魔梨威「？」

魔梨威「お前ら一応聞くけど、包丁は使えるのかい？」

手寅「まあちょっとは」

苦来「刃物の扱いは得意」

魔梨威「お前が言うと怖く聞こえるな……」

木胡桃「初心者くらいには使える……かな？」

丸京「あんまり……」

魔梨威「……じゃあ包丁の使い方から教えるよ」

丸京「助かるよ……」

魔梨威「よく見とけよ、包丁はこう持つんだ」ｽﾁｬ

魔梨威「持ち方って言っても包丁の種類によって違うけど、これは一般的な出刃包丁の持ちかたな」

魔梨威「親指、人差し指、中指で刃の付け根を持って残りの指で柄を掴むんだ」

手寅「こう？」ｽｯ

魔梨威「おーそんな感じ、なかなか美味いな」

手寅「そ、そうかな？」

魔梨威「苦来は……まあ言うまでもないな」

苦来「刃物は得意……」

木胡桃「んーこうかな」

魔梨威「そうじゃねーよ、こう持つんだ」ｽｯ

木胡桃「あっう、うん///」

手寅（イケメンがいる……）

丸京「……こうか？」ｽｯ

魔梨威「おまっ！！こっち向けんなよ危ないだろ！！」

丸京「あっ！悪い……」

魔梨威「まぁ持ち方はそれでいいな、次に切り方だ」

魔梨威「野菜とかは押すようにして切るけど肉や魚は引くようにして切るんだ」

手寅「けっこう難しいんだね……」

魔梨威「まぁすぐに慣れるさ、上手くなると包丁の種類に関わらずに上手く切れるようになる」

苦来「マリーさんはそうなの？」

魔梨威「いやーまだ皮むきがね……まあでも大体はできるよ」

木胡桃「すごいなぁ」

魔梨威「別にすごくはねーよ、慣れただけさ」

魔梨威「じゃあ食材一つに一人でいくか」

魔梨威「人参は手寅、キグはじゃがいも、苦来は玉ねぎ、丸京は肉ってところかな」

木胡桃「マリーさんは？」

魔梨威「私は皆のところ順に回って教えるよ」

苦来「わ、私玉ねぎ……！？」

魔梨威「心配するなよ、玉ねぎは冷やせば目も痛くならない」

苦来「そうなんだ……」

手寅「人参の皮も包丁で剥くの？」

魔梨威「いつもはそうだけど……ピーラーあるから使いなよ」

木胡桃「私も使う！」

魔梨威「じゃがいもの芽はちゃんと取れよー」

魔梨威（まずは丸京から行くか、正直一番不安だしな）

魔梨威「おーい、上手くいってるかい？」

丸京「あ、あぁうまくいってる」

魔梨威「ちょ！！なんて手の添え方してんだ！！危ないだろ！！」ｸﾞｲｯ

丸京「えっ？」

魔梨威「添える手は指を曲げる！！にゃんこの手って言うだろ！！」

丸京「あ、うん……こうか？」ｽｯ

魔梨威「あーもう、こうだよ」ｽｯ

丸京「っ！」

魔梨威「肉を切るときは引きながら、力はあまり入れないで包丁の重さで切るんだ」

丸京「あ、あぁ、うん///」

魔梨威「どうした？顔赤いぞ？」

丸京「お前のせいだ！」

魔梨威「へ？」

女子女子してんなぁ

いいとおもいます

魔梨威「キグー調子はどーだ？」

木胡桃「ねー根っこはこんな感じでいいの？」

魔梨威「おおそうだ、なかなか上手いな」

木胡桃「えへへぇ///」

魔梨威「じゃがいもは八つに切ればいいからな」

木胡桃「そんなに大きくていいの？」

魔梨威「じゃがいもは大きく切ったほうがホクホクで上手いぞー」

木胡桃「キグもホクホクは好き！」

魔梨威「だよなー、その調子で頼むぞー」

木胡桃「うん！」

魔梨威「苦来はどうだ？」

苦来「不思議……玉ねぎを切ってるのに目が痛くならないなんて……」

魔梨威「工夫すれば使いにくい食材も簡単に扱えるのさ」

苦来「うん……参考にする」

魔梨威「おう、みじんじゃなかったったらあんまり気にならないけどな」

魔梨威「玉ねぎは調理の仕方次第で味も変わるから、いろんなのに合わせられるんだよ」

苦来「へぇ……」

魔梨威「まあそんな感じで頼む」

苦来「うん、わかった」

魔梨威「最後は手寅、どうだ？」

手寅「人参はこんな感じでいいの？」

魔梨威「お、上出来じゃないか、やっぱセンスあるよ」

手寅「うん、ありがとう」

魔梨威「なんでもそつなくこなせそうなのに料理が苦手とはね……意外だよ」

手寅「そうかな？」

魔梨威「まぁ誰にだって上手い下手はあるからな、気にするなよ」

手寅「うん///」

魔梨威「さて、じゃあそろそろルーにするか」

木胡桃「私、カレー粉入れたい！」

魔梨威「おし！じゃあ任せた！！」

木胡桃「任されたー！」

丸京「……ん？」

やはりまりいは　総受か総攻だな

丸京「おいマリーさん、あんた料理してなくないか？」

魔梨威「ん？」

丸京「さっきから教えてばっかりでちっとも料理してないと思うんだが……」

木胡桃（ま、まさか……）

手寅（マリーさんは料理の知識があるだけで……）

苦来（料理はできないんじゃ……？）

魔梨威「ああ、空いた時間でゴボウの金平とか作ったぞ、カレーだけだと脂肪があれだしな」

丸京「」

苦来（なんて思ったけど、そんな事はなかった……）

手寅（しかも栄養の事を考えて料理するマリーさん……）

木胡桃（女子力高い！！）

何この圧倒的女子力

魔梨威「さて、じゃあ」

５人「「「「「いただきます！！」」」」」

魔梨威「どれどれ……うん、なかなかいい出来だな」

木胡桃「！！お、美味しい！！」

手寅「カレーってこんなに美味しくできるものなの！？」

苦来「こんなの初めて……」

丸京「本当だ……美味しい」

魔梨威「だろ？ちょっと工夫すればこんなに美味くなるんだよ」

木胡桃「料理ってすばらしいね！」

魔梨威「当たり前さ」

丸京「……なぁ」

魔梨威「ん？なんだい」

丸京「また料理、教えてもらってもいいか？」

魔梨威「え？」

木胡桃「私もー！！」

手寅「私もいい？」

苦来「私も……いい？」

魔梨威「お、おいおいお前らどうしたんだ？今日はやけに……」

丸京「だめ、か……？」

魔梨威「……わかったよ、これからも教えてやるさ」

丸京「ありがとう」

魔梨威「いやいや、いいってことよ」

木胡桃「じゃあ次は何作る？」

手寅「じゃあ次こそチャーハンで！」

苦来「魚も……」

魔梨威「よし！まとめて料理してやるぜ！！」

木胡桃「あ、今女子力下がった」

魔梨威「っておい！！！」


～閉幕～

以上です
駄文に付き合ってくれてありがとう
このスレが朝まで残ってますよーに！

乙
ゆるくてよろしゅうございました

じょしらくｓｓ、もっと増えてくれるとうれしいな……
誰か書いてくれ