1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/08(土) 11:37:12.23 ID:rlZ7ov8W0
摩耶花「は?」
摩耶花「ちょ、ちーちゃん?」
える「はい?」
摩耶花「今なにか、信じられない言葉が聞こえたんだけど」
える「え、も、もしかして私、口に出していましたか?」
摩耶花「折木のことを、か、かわいいって言ってたように聞こえたけど」
える「わ、忘れてください!」
える「絶対、絶対忘れてください!」
摩耶花「んー、忘れるのは無理かなあ、衝撃的すぎて」
える「そんなっ!」
摩耶花「でも、誰にも言うつもりはないよ」
える「ほっ……」
摩耶花「その代わり」
引用元:http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1347071832/
2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/08(土) 11:38:18.19 ID:rlZ7ov8W0
える「はい?」
摩耶花「どうして、よりにもよって、あの折木のことをかわいいなんて思ったのか」
摩耶花「教えてほしいな」
える「……」
える「実は、これを見ていたら、つい、口から漏れ出てしまって」スッ
摩耶花「写真……?写ってるこの男の子って」
える「子供の頃の折木さんです」
摩耶花「へー。確かに面影あるわ。え?でもなんでちーちゃんがこんな写真を?」
える「それは……その……」
える「……きてしまったです」
摩耶花「え?」
える「写真の折木さんがあまりにも可愛かったので!見せていただいた時に無断で持ってきてしまったんです!」
摩耶花「」
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/08(土) 11:39:26.53 ID:rlZ7ov8W0
折木少年の写真『……』
摩耶花「ま、まあ、確かに、この頃の折木なら、かわいいって言えなくもないかもだけど……」
摩耶花「でも、なんか既に生意気そうじゃ」
える「そこがいいんです!!」バンッ
摩耶花「ひっ」ビクッ
える「生意気そうなところも!癖っ毛なところも!そう、まるで猫のようで」
える「思わず抱き締めたく――」
摩耶花「」
える「す、すいません、私、つい興奮して……」
摩耶花「う、うん、大丈夫」
摩耶花「ま、まあ、ちーちゃんの言いたいことも分からなくはない……かも」
える「そうですよね!」
摩耶花(うわ……火に油)
える「この折木さんのかわいさはもう、すごすぎます!かわいすぎです!」
える「ああ、どうして私は、折木さんの幼馴染みではなかったのでしょう……」
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/08(土) 11:40:19.53 ID:rlZ7ov8W0
える「そうすれば……」
摩耶花「あ、あはは、で、でもこんなかわいい子が」
摩耶花「あんな可愛げもない今の折木になるなんて、時の流れって」
える「何を言ってるんですか?」
摩耶花「え」
える「今の折木さんだってすごくかわいいじゃないですかっ!!」
摩耶花(ええぇー……)
える「確かに背は伸びてしまいましたが……」
える「それは思春期を迎えたため仕方のないことです」
える「むしろ、思春期のために、私を意識して顔を赤くしてるところがすごくかわいいですっ!」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/08(土) 11:41:06.01 ID:rlZ7ov8W0
摩耶花「え……ちーちゃん、折木が意識してるって気づいてたの」
える「ええ。あからさまですから」
える「……いえ、実は私も、最初の頃は興奮したら無意識で詰め寄っていたので、気づいていなかったのですが」
える「先日、それほど興奮していないのについ癖で近づきすぎた時に気づきました」
える「それ以降は意識して行っています」
摩耶花「へぇー……」
える「はぁ……私の胸元が思わず視界に入ったために、視線をさっとそらす折木さん……かわいすぎます」
摩耶花「そ、そうなんだ」
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/08(土) 11:41:39.31 ID:rlZ7ov8W0
える「でも今は、今の折木さんよりも、この折木さんです」
える「この写真を手に入れてからというもの、寝ても覚めても子供の頃の折木さんの姿が頭から離れなくて……」
える「先程のように呟いてしまったのです」
摩耶花「それは……なんかもう……付き合っちゃえば?」
える「ええっ」ガタッ
摩耶花「ようは、折木のこと、好きなんでしょ?腑に落ちないけど」
える「い、いえ、私はただ、かわいいなあ、と」
摩耶花「それで寝ても覚めても頭から離れないくらい好きなんでしょ?」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/08(土) 11:42:08.99 ID:rlZ7ov8W0
える「す、好き、とか……恋愛感情というわけでは……」
摩耶花(自覚ないんだ……)
える「そ、それに、もし断られて……折木さんとの今の関係も壊れてしまったら……」
摩耶花「大丈夫。それはない」
える「え、どうしてですか?私気になります」
摩耶花「折木も絶対ちーちゃんのことが好きだから」
える「ええっ!?」ガタッ
える「お、折木さんが!?そ、そんな」
摩耶花「ちーちゃんも言ってたじゃない、意識して赤面してるって」
える「そ、それは、思春期の男性特有の、どんな女子に対してもというものでは」
摩耶花「いーや、あれはちーちゃんだからだよ」
27: 連投しすぎでリセットされちまった 2012/09/08(土) 11:57:49.93 ID:AXQc18cd0
える「でも……」
摩耶花「……あ、そうだ」
える「なんですか?」
摩耶花「さっきちーちゃんが言ってたこと、できるかも」
える「……?何をですか?」
摩耶花「ちっちゃい折木をだっこしたいって」
える「え!どんな方法ですか!?どうすればいいのですか!?」
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/08(土) 12:00:00.16 ID:AXQc18cd0
摩耶花「ちょ、い、言うから落ち着いて」
える「早く!早く教えてください!」
摩耶花「い、今の折木をまた小さくするのは無理だけどさ」
える「そうですよね……青い猫型ロボットさんでもいれば」
摩耶花「だから、作ればいいんじゃない。折木の子供を」
える「……」
摩耶花(あれ、流石にひいちゃっt)
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/08(土) 12:02:12.47 ID:AXQc18cd0
える「その手が!」
摩耶花「え」
える「ありがとうございます!私、がんばります!」
摩耶花「ちょ、ちょっと、今のはじょう――」
バタバタバタッ
摩耶花「だん……」
摩耶花「……ま、まあこれで、ちーちゃんの背中が押せたなら、よしとするか」
摩耶花「ちーちゃんの相手が折木っていうのがしゃくだけど」
おわり
子作り編は誰か書いてくれ
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/08(土) 12:02:54.67 ID:waJMewEPO
あ…?
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/08(土) 12:05:27.23 ID:IH4+ZUgU0
子供作る
える子供に夢中
折木摩耶花と不倫
うむ
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/08(土) 12:06:35.06 ID:QTSi7QI20
>>37
摩耶花不倫パートは任せてもらおう
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/08(土) 12:09:23.71 ID:pX4REUFXI
えるたそ狙って顔近づけてたのか
胸が熱くなるな
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/08(土) 12:23:12.92 ID:IHkTP/AXO
やっぱりほうたるあの家継ぐんだよな…
50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/08(土) 12:24:49.03 ID:ZUxwdYsw0
>>49
駆け落ちするの読みたい
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