7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 15:08:56.23 ID:NyUq+rIc0
ルル「ナナリー……」ヌギヌギ
ナナリー「お兄様のせいで沢山の人が死にました!」
ルル「……」カチャカチャ
ナナリー「だから……」
ルル「……」ファサッ
ナナリー「私はお兄様を許しません!」
ルル「……」スルッ
ぼろん
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 15:11:41.63 ID:NyUq+rIc0
ルル「許さなかったらどうするというのかな?」
ふりふり
ナナリー「……」
ルル「さあ、早くダモクレスの鍵を渡すんだ」
ぷるるんっ
ナナリー「……私は」
ルル「?」
ナナリー「もう、目をそらしません!」パチッ
ルル「!?」
ナナリー「……」
ナナリー「キャ――――――ッ!?」
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 15:13:19.73 ID:egrtiy5+0
なんじゃこりゃあああああああああああああああああああああ
かまわん続けろ
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 15:14:24.52 ID:nZ4mzAw/O
なにしてんだwww
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 15:14:43.15 ID:NyUq+rIc0
ナナリー「キャ―――ッ!? イヤ―――ッ!!」
ルル「ま、待てナナリー! これは違うんだ!」
ナナリー「どうしてお兄様は裸なんですか!? どうしてなんですか!?」
ルル「あ、いや、それは……」
ぷるんっ
ルル「……と、とにかく落ち着いてくれ!」
ナナリー「無理です無理です無理ですっ! ふ、服を着てくださいっ!」
ルル「……」
ルル「なら、ダモクレスの鍵と交換だ」
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 15:17:42.91 ID:NyUq+rIc0
ナナリー「!? だ、駄目ですっ! この鍵は絶対に渡せません!」
ルル「ほう、ならば俺も服を着るわけにはいかないな」
ナナリー「そ、それとこれとは話が」
ルル「違わない」
ナナリー「!」
ルル「いいか、ナナリー・ヴィ・ブリタニアよ。
これは交渉というものだ」
ナナリー「そ、そんな交渉……」フイッ
ルル「ふはははは! お前はもう目を逸らすのか? この現実から!」
ぷるんっ!
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 15:20:42.64 ID:NyUq+rIc0
ルル「いいかナナリー、状況は極めてシンプルだ。
俺はダモクレスの鍵が欲しい。お前は俺に服を着て欲しい」
ナナリー「そ、そんな条件が釣り合うはずなど!」
ルル「そうかな? 人の価値観とは千差万別、そして非常に移ろいやすいものだ」
ふりふり
ナナリー「こ、腰を振らないでっ!」
ルル「いいや、その願いは聞けんな! 何故ならば、これこそ我が覇道だからだ!」
ぷるるんっ!
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 15:23:30.27 ID:NyUq+rIc0
ナナリー「〜〜〜っ!」ギュッ
ルル「……目をつぶる、か。それも良いだろう」
ナナリー「服を! 服を着てくださいっ!」
ルル「駄目だ」
コツ…コツ…
ナナリー「!? あ、足音……?」
ルル「ああ、そうだ」
ルル「全裸の俺が……ナナリー、お前に歩き寄っている足音だ」
ナナリー「!!?」
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 15:27:16.28 ID:NyUq+rIc0
ルル「さあナナリー。お前はこの状況をどう乗り切る?
俺という悪魔にどう抗ってみせる?」
ナナリー「私は……わ、私は……」
ルル「さあ、悪逆皇帝ルルーシュはもう目と鼻の先だぞ」
ナナリー「私……は……!」
ルル「抗ってみせろ! ナナリー・ヴィ・ブリタニアっ!!」
ナナリー「……ぁぁあああああっ!」ひゅっ!
キンッ!
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 15:31:46.25 ID:NyUq+rIc0
ルル「そうだ。それで良い」
ナナリー「……お兄様?」
ルル「時には力を行使する事も必要だ。
今のお前が、ダモクレスの鍵を突き出したように、な」
ナナリー「……」
ルル「……だがっ! 手を下す時に目をつぶっているような人間に俺の覇道は止められん!」
ナナリー「えっ?」パチッ
ナナリー「……ッキャ―――――――――ーッッッ!!!?」
ルル「俺は既に戦う意思を固めていた」
ルル「……勃起していたんだよ!」
ギンギンッ!
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 15:31:56.98 ID:lPPap5NEO
股間のフレイヤが・・・
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 15:32:18.90 ID:4bfsvcYy0
このルルーシュは死んでもいい
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 15:35:26.79 ID:NyUq+rIc0
ナナリー「誰か! 誰か―――っ!」
ルル「ここには誰も来ない! 目を逸らすなっ!」
ギンギンッ!
ナナリー「目を逸らすなって……そ、そんなことっ……!」
ルル「いいや、お前は目を逸らさないさ」
ナナリー「お兄様、何を……っ!? まさかっ!?」
ルル「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命じる! 目を逸らすな!」キュィィン!
ナナリー「っ!?」
ナナリー「―――わかりましたわ、お兄様」
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 15:37:09.23 ID:CVOWl9FYO
なんつーことにギアス使ってんだよwww
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 15:38:46.27 ID:NyUq+rIc0
ルル「さあ、よく見るんだナナリー」
ナナリー「はい」
ルル「……あぁ、ナナリーが俺の覇道をマジマジと見ているっ!」
ナナリー「……い……や……!」
ルル「何っ?」
ナナリー「私……見たく……なっ……!」
ルル「……流石だよナナリー。さすが俺の妹だ」
ルル「ギアスに抗うほど、俺の覇道を瞼で阻もうとするか!」
55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 15:43:49.70 ID:NyUq+rIc0
ルル「だがナナリー。お前は一つ重大なミスを犯した」
ナナリー「うっ……くうっ!」
ルル「見たくない現実から目を逸らしていたは、その先の明日を掴む事は出来ない」
ひょいっ
ナナリー「あっ!?」
ルル「ゆえに、俺のような悪魔にダモクレスの鍵を簡単に渡してしまう事になる」
ナナリー「か、返してくださいっ!」
ルル「駄目だ。それなら、目を開けて力尽くで奪い返してみせろ」
ナナリー「返し……てえっ!」
ルル「無駄だ。目をつぶったままで鍵を奪いかえそうな」
ぎゅっ!!
ルル「どおおっ!?」
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 15:47:18.23 ID:NyUq+rIc0
ナナリー「! ダモクレスの鍵っ!」
ルル「ま、待てナナリー! 違うっ! それは違うぞっ!」
ナナリー「もうお兄様の言葉には乗りません!」
ぎゅううっ!
ルル「ぬあはああっ!?」
ナナリー「例え非力な私の腕でも、それが人類の希望ならっ!」
ぎゅうううっ!!
ルル「ぐううおおおおおおっ!」
ナナリー「絶対に……絶対に離しませんっ!」
64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 15:48:05.77 ID:cjusFbFe0
発射スイッチが!
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 15:51:21.36 ID:NyUq+rIc0
ルル(くそっ! どうすれば良い!?)
ルル(ナナリーを突き飛ばすか? いや、駄目だ! 愛しのナナリーにそんな真似は出来ん!)
ルル(しかし……!)
ナナリー「えいっ! えいっ!」
ぎゅっ! ぎゅっ!
ルル「おうふんっ!」
ルル(ギアスに抗いながらのためか、力加減が絶妙……!)
ナナリー「お兄様っ! もう諦めてくださいっ!」
ぎゅっ! ぎゅっ!
ルル「おうんっ! あおうんっ!」
ルル(お、俺の覇道が……このままではっ!)
74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 15:52:30.31 ID:3rvvY++L0
爆発するぞ!wwwww
77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 15:55:06.37 ID:NyUq+rIc0
ルル(ええい! どうすれば良い!?)
ルル(……)
ルル(……! そうか!)
ルル「な、ナナリー。わかった、俺の負けだ」
ナナリー「えいっ!……えっ?」
ルル「ダモクレスの鍵を返そうじゃないか」
ナナリー「お兄様……本気、なんですか?」
ルル「ああ、もちろんさ。だから……」
ナナリー「?」
ルル「右手に握っているものを離してくれないか?」
83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 15:58:17.49 ID:NyUq+rIc0
ナナリー「? 私が右手に握っているのがダモクレスの鍵では……」
ルル「いいや、それは違う。お前が握っているのは……」
ナナリー「?」パチッ
…きゅっ
ナナリー「……」
ルル「我が覇道」
ナナリー「……」
ナナリー「……イヤ――――――――――ッッッ!!!!」
ぎゅうううっ!!!
ルル「おうっ!」
…ぴゅるっ
93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 16:01:53.68 ID:NyUq+rIc0
ナナリー「イヤッ、ヤッ、イヤ――――――ッ!」
ぎゅうっ、ぎゅっ!
ルル「な、ナナリー……! て、手を離してくれっ!」
ぴゅっ、びゅるっ!
ナナリー「お、おお、お兄様は悪魔です! いいえ、変態ですっ!」
ぎゅっ、ぎゅっ!
ルル「そ、それでいいから早く手を離して……!」
びゅっ、びゅくんっ!
ナナリー「私はお兄様を絶対に許しません!」
ルル「おね……手、離し……」
びゅるんっ!
106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 16:06:12.37 ID:NyUq+rIc0
ルル「……」
ナナリー「何か言ってくださいお兄様!」
ルル「……ナナリー」
ナナリー「っ! なんですか? 私はお兄様のギアスのせいで目を逸らせません。
……いいえ、ギアスなどなくとも逸らしません!」
ルル「手をチンコから離してくれないか?」
ナナリー「あ、は、はい」
すっ
ルル「うん、ありがとう」
ナナリー「いいえ、どういたしまし……って、私を馬鹿にしているんですか!?」
ルル「そんなことはないさ。俺がナナリーを馬鹿にする訳がないだろう?」
ナナリー「……お兄様?」
ルル「ん? どうした?」
110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 16:07:30.74 ID:s2Cy5CL+0
賢者になったwwwwwwwww
117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 16:10:27.76 ID:NyUq+rIc0
ナナリー「先ほどまでとは様子が……」
ルル「俺は俺、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアさ。
ほら、手を出すんだ。皇帝液をぬぐってあげるから」
ナナリー「っ! そ、それ位自分で出来ますっ!」
ルル「……そうか。ナナリーは、もう俺がいなくても大丈夫みたいだな」
ナナリー「……お兄様」
ルル「ダモクレスの鍵は持っていく。世界平和のために、ね」
ナナリー「世界平和のため? お兄様、一体何をおっしゃって……」
ルル「……」
ルル「愛しているよ、ナナリー」
118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 16:11:01.34 ID:zwCvb7e/0
皇帝液wwww
128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 16:13:18.64 ID:NyUq+rIc0
ナナリー「ま、待って! 待ってくださいお兄様っ!」
ルル「……」
ナナリー「先ほどの言葉は、一体どういう意味なのですか!?」
ルル「……」
ナナリー「待って―――あっ!?」
ガタンッ!
ルル「……」
ナナリー「お兄様っ! せめて! せめてっ―――」
ナナリー「服を着て行ってください、お兄様っ!!!」
おわり
130: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 16:14:16.32 ID:NyUq+rIc0
こんなくだらないもん最後まで読んでくれてありがとう
ギアス、終わっちゃったね……
132: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 16:14:50.92 ID:ktLrCPjj0
おもしろかったよ
135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 16:15:06.62 ID:I6pZ43LWO
これはひどいwwww
もっとやってくれお願いします
148: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 16:18:28.49 ID:NyUq+rIc0
ルルーシュ「いよいよ明日、か」
151: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 16:20:06.15 ID:NyUq+rIc0
ルル「明日、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアはゼロの手によって殺される」
ルル「……」
ルル「胸を刺されて、衆人監視の中盛大にだ」
ルル「……」
ルル「用意をしておかないと、な」
157: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 16:23:22.01 ID:NyUq+rIc0
ルル「これが明日の衣装」
ルル「……」
ルル「こっちがナナリーが着るいしょ……!?」
ルル「……なんだこれはっ!? ええい!」
prrrrr!prrrrr!
デザイナー『はい』
ルル「私だ!」
デザイナー『こ、皇帝陛下!?』
ルル「ナナリーの衣装はシルクをふんだんに使い、丁寧に仕上げろといっただろうが!
なんだこれは! 作り直せ!」
デザイナー『い、イエス、ユアマジェスティ!』
ガチャッ
ルル「……」
ルル「これで問題は一つクリアーされた」
162: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 16:26:16.00 ID:NyUq+rIc0
ルル「……一応、チェックしておくか」
ルル「……」
ルル「うん、これを見ればブリタニア帝国なき後、
世界の建て直しをする速度が34%上がるな」
ルル「……む」
ルル「この漢字では神楽耶は読めないだろう。平仮名に直しておくか」
ルル「……」
ルル「これでよし」
169: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 16:28:45.12 ID:NyUq+rIc0
ルル「……ん」
ルル「これで問題は全てクリアーされたな」
ルル「……」
ルル「さあ、明日“ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが”殺される演技の最終確認でもするか」
ルル「……なあ、C.C.?」
C.C.「……」
C.C.「気楽に言うな」
172: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 16:31:04.80 ID:NyUq+rIc0
ルル「俺は気楽になど言っていない。大真面目だ」
C.C.「……そうか」
ルル「なにせ、明日がゼロ・レクイエムの総仕上げになるんだからな」
C.C.「……だろうな」
ルル「わかっているならほら、練習するぞ」
C.C.「……」
ルル「ほら、早くルルーシュマスクを受け取れ」
C.C.「……」
179: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 16:34:36.80 ID:NyUq+rIc0
C.C.「……全く、ひどい奴だよお前は」
ルル「ここでスザク扮するゼロが壇上に上る!」
C.C.「本当に一部の人間を除き、世界中をペテンにかけようというんだからな」
ルル「刺した後何か言うだろうから、適当に合わせておいてくれ」
C.C.「そして、そのために私が刺される、か」
ルル「スザクがどいた後は派手に転がり、ナナリーの所へ落ちるんだ。
そこで“愛しているよ”と愛をこめて囁く」
C.C.「……」
C.C.「聞け」
180: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 16:35:07.12 ID:Us5smSA+0
来るってやがるwwwwwwwwwwwwwww
182: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 16:36:10.00 ID:QTgBarTJ0
こwwwwwのwwww悪www魔wwめwwwwww
185: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 16:37:53.65 ID:NyUq+rIc0
ルル「? なんだ」
C.C.「お前は世界はおろか、親友や妹までも騙して心が痛まないのか、と聞いているんだ」
ルル「……ナナリーには後でコッソリ連絡を入れたい」
C.C.「ナナリーはそんな重大な事を隠していられるとは思えんぞ」
ルル「……我慢……するうえっ!」ポロポロ
C.C.「泣くな」
ルル「な、泣いてなどいないっ!」ゴシゴシッ
C.C.「……」
C.C.「身代わりで刺される私の方が泣きたい」
189: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 16:41:10.55 ID:NyUq+rIc0
ルル「……仕方ないだろうが。俺は刺されたら死ぬんだ」
C.C.「私だって刺されたら痛い」
ルル「我慢しろ」
C.C.「……」
ルル「しかし、スザクはまんまと俺の策にはまってくれたな」
C.C.「……あいつはお前の剣になると言っていたぞ」
ルル「ああ、大活躍だったな」
C.C.「……」
C.C.「外道が」
ルル「違うなC.C.」
ルル「……俺は魔王だ」
191: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 16:45:44.03 ID:NyUq+rIc0
ルル「俺はまだ切っていない切り札がある。
スザクはそれを知っていながら失念していた」
ルル「……切り札とはC.C.。お前の事だ」
C.C.「……」
ルル「計画していた当初は騙しきる事に不安があったが、
咲世子の生存で変装に関しての問題はクリアーされた」
ルル「計画の終焉だ。スザクは俺を殺したという事で演技を見破る
ための目を曇らせるだろう」
ルル「目に涙を浮かべるかも知れないなぁ! ふははははは!」
C.C.「……」
C.C.「恐ろしい奴だな」
194: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 16:49:16.34 ID:NyUq+rIc0
ルル「恐ろしい? 俺が恐ろしいかC.C.?」
C.C.「ああ。それではあまりにもスザクが憐れだ」
ルル「違うな。アイツは土下座した俺の頭を踏むような奴だ」
C.C.「……」
ルル「石畳がゴツゴツして痛かったし、砂利も少し食べた……!」
C.C.「執念深い奴だ」
ルル「ああ、そうさ」
ルル「そもそもが、この戦いは俺の執念から始まったものだろう?」
199: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 16:54:16.54 ID:NyUq+rIc0
ルル「それに、俺は嘘つきなんだ」
C.C.「……世界を相手に嘘をつく、か」
ルル「ああ、そうだ。それに、契約がまだ残っている」
C.C.「……とっくに忘れていたものだとばかり思っていたぞ」
ルル「馬鹿を言うな。俺が契約を果たさずに死ぬと思うか?」
ルル「それに、お前はこの計画を拒否出来ないさ」
ルル「そうだろう? 俺の共犯者」
C.C.「……ふふっ、そうだな」
おわり
200: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 16:55:15.81 ID:RGpdrhn6O
なんとwwww
203: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 16:55:54.02 ID:CVOWl9FYO
しんくーのその後も書いてほしい
206: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 16:58:43.79 ID:NyUq+rIc0
>>205
ナナリー「ピザくさっ!」
C.C.「しーっ!」
207: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 17:03:27.36 ID:NyUq+rIc0
星刻「これで世界は平和になった」
星刻「……」
星刻「我が中華連邦も安泰、だな」
星刻「……」
星刻「しかし、私がこのまま天子様に仕えるわけには……」
星刻「……」
星刻「……宦官、か」
211: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 17:05:55.81 ID:NyUq+rIc0
星刻「……天子様の花嫁姿、可憐だった」
星刻「……」
星刻「しんくー! しんくぅー!」
星刻「天子様っ!」
星刻「……」
星刻「あの時の私は輝いていた、な」
星刻「しかし、これ以上お傍でお仕えするためには……」
星刻「……」
212: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 17:07:56.15 ID:NyUq+rIc0
星刻「天子様っ! ああ、天子様天子様天子様っ!」
星刻「うっ!」
星刻「……ふぅ」
星刻「……」
星刻「崩壊したとはいえ、歴史を軽んじる訳にはいかんからな」
星刻「……」
星刻「取る、か」
214: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 17:11:06.21 ID:NyUq+rIc0
星刻「……」
キラーン!
星刻「……ゴクリ」
…ぽろんっ
星刻「き、きき」
星刻「……きえあああー」
「お待ちになって!」
星刻「っ!? 何者だっ!」
「……そうですわね。天子様の友人、とでも言えばよろしいかしら?」
215: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 17:15:00.04 ID:NyUq+rIc0
星刻「その声はまさか……」
???「姿をお見せすることはいたしません。立場というものがあるので」
星刻「……承知した」
???「黎星刻様。あなた様は先の戦で、間違いなく英雄でしたわ」
星刻「……敗軍の将に何を言う」
???「結果が全てではありません。敗戦では、その過程が重要なのです」
星刻「……」
???「安易にお切りにならないでくださいな」
217: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 17:18:58.89 ID:NyUq+rIc0
星刻「だが、私がこの先も天子様にお仕えするには!」
???「……英雄色を好む、とは貴方の国の言葉でしたわね」
星刻「? それがどうした」
???「……一人の夜、孤独に耐えるため天子は一人ベッドに入っていた」
星刻「何か始まった」
???「いけない事だとはわかっている。だが、天子の指はある男への想いによって突き動かされる」
星刻「……ゴクリ」
221: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 17:23:34.40 ID:NyUq+rIc0
???「それは、寂しさを紛らわすための行為。
だが、天子はその行為に後ろめたさだけでなく快感を……」
星刻「つ、続きを!」
???「と、そんな話は置いておいて」
星刻「!?」
???「貴方の“それ”は、本当に切らねばならないのですか?」
星刻「いいから続きを!」
???「……お話の中の天子様を慰めるためにお使いになられては?」
星刻「!?……いや、それは……しかし……」
???「おかわいそうな天子様」
星刻「……」
星刻「少し席をはずす」
???「行ってらっしゃいませ」
222: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 17:27:00.39 ID:NyUq+rIc0
星刻「そうか……天子様はそれを望まれているのか!」
タッタッタッタッ!
星刻「この黎星刻、主君の望みにこたえられなくなるところであった!」
ターン、ターン、スタタターン!
星刻「……今参ります、天子様っ!」
ピョイーン! ピョイーン!
星刻「……ふふ……ははは」
星刻「……ハッハァーッ!」
225: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 17:31:28.81 ID:NyUq+rIc0
コンコン
『天子様夜分遅くに失礼いたしますこの黎星刻天子様の望みを叶えるために参上いたしました』
天子「むにゃ……しんくー?」
『そうです星刻です危うく間違いを犯すところでしたしかしその御心をご理解した今いてもたってもいられず』
天子「……早口できこえないわ」
『これは失礼しました失礼ながらお部屋に入ってもよろしいですか?』
天子「ん〜?……うん」
バタンッ!
星刻「失礼しますっ!」
…ぼろんっ
天子「……」
天子「……これは夢よね。だって、しんくーが下半身丸出しで来るわけないもの」
227: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 17:34:16.46 ID:jSpepzdo0
おいおいなんだおい変態だらけだなこのスレは
……もっとやれ
231: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 17:38:08.62 ID:NyUq+rIc0
星刻「いいえ、これは夢ではございませんよ」
天子「えっ?」
星刻「あるお方の助言のおかげで、天子様の本当のお心に気付く事が出来ました」
むくむくっ
天子「えっ……えっ?」
星刻「さあ天子様! 私の神虎の天愕覇王荷電粒子重砲で!」
びきーん!
天子「……ふっ」フラッ…パタン
星刻「天子様……いかがなされました! 天子様っ!?」
「賊をひっとらえなさい!」
星刻「!?」
236: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 17:42:59.58 ID:NyUq+rIc0
神楽耶「賊は黎星刻、その男です!」
雑兵「うおおおーっ!」
星刻「待て! 何を勘違いしている!
……まさかあなたの差し金か、皇神楽耶!」
神楽耶「差し金? 何のことかさっぱりわかりませんわ」
星刻「戯言をっ!」
神楽耶「あら、こんな夜中に下半身丸出しで天子様の寝室に忍び込む男が賊でないとでも?」
星刻「……ゴホッ、ゴホッ!」
神楽耶「血、出ていませんわね」
星刻「……」
237: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 17:47:40.53 ID:NyUq+rIc0
星刻「……そんなつもりではなかった」
神楽耶「犯罪者のほとんどはそう言いますわね」
星刻「っ、そもそも貴様が仕組んだ事だろうが!」
神楽耶「あら、貴方は仕組まれたならば理性を置き去りにして
天子様を襲ってしまうような方だったんですのね」
星刻「……」
神楽耶「何か言いたいことはございますか」
星刻「……デコマユゲ」
神楽耶「切ります」
240: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 17:51:56.94 ID:NyUq+rIc0
星刻「……そうか、そうやって私を排除した後に天子様を傀儡とし、
中華連邦の実権を握ろうという訳か」
神楽耶「何を言っていますの?」
星刻「とぼけても無駄だ」
神楽耶「はっきり言って、わたくしにその様な政治的な意図は一切ありませんわ」
星刻「……ならば、何故だ」
神楽耶「決まっているでしょう?」
神楽耶「わたくしの大事なお友達を男なんかに渡すわけには参りませんもの」
星刻「!?」
神楽耶「男は信用してはならない。わたくしはそう、信じた男のゼロ様から教わりましたわ」
おわり
242: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 17:54:53.26 ID:EnJhdmswO
乙
次はオレンジとアーニャでお願い
245: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 17:56:39.06 ID:NyUq+rIc0
>>242
どんな感じの?
246: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 17:59:09.18 ID:EnJhdmswO
>>245
エンディングで一緒にいたから、なんつーか、親子っぽいほのぼのな感じでお願い
247: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 18:00:07.09 ID:NyUq+rIc0
>>246
把握
ジェレミア「ちょっとそこに座りなさい」
252: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 18:03:53.51 ID:NyUq+rIc0
アーニャ「何?」
ジェレミア「いいから座りなさい」
アーニャ「……」
カタンッ
ジェレミア「アーニャ・アールストレイム。
共同生活をする上で、これだけは守って欲しい」
アーニャ「?」
ジェレミア「……」
ジェレミア「自分のパンツは、自分で洗え」
253: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 18:06:52.64 ID:NyUq+rIc0
アーニャ「イヤ」
ジェレミア「ホワイ拒否ですか!?」
アーニャ「だって面倒だもの。あなたがやって」
ジェレミア「貴様には乙女の恥じらいというものがないのか!?」
アーニャ「今までも従者がやってきたから恥じる事はない」
ジェレミア「なるほど。それは納得だ」
アーニャ「話はそれだけ?」
ジェレミア「うむ、それだけだ」
ジェレミア「……」
ジェレミア「!? 危うく騙されるところであった!」
256: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 18:10:11.52 ID:NyUq+rIc0
ジェレミア「いいか、ワタシはお前の従者ではない」
アーニャ「そうね」
ジェレミア「故に! ワタシがお前のパンツを洗う義務はない!」
アーニャ「でも、パンツは洗わないと汚れる。そんなのを穿くはんて汚いわ」
ジェレミア「当たり前だろう」
アーニャ「だったら、貴方が洗うしかないでしょう?」
ジェレミア「うーむ、言われてみればそうだな」
アーニャ「貴方が私のパンツを洗ってくれる?」
ジェレミア「任せろ」
アーニャ「……記録。記憶」
257: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 18:11:37.54 ID:EnJhdmswO
オレンジwwwww
259: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 18:13:30.16 ID:NyUq+rIc0
アーニャ「話はそれだけ?」
ジェレミア「いいや、まだある」
アーニャ「手短にお願い」
ジェレミア「家事の手伝いをしろ」
アーニャ「イヤ」
ジェレミア「……貴様、本当に共同生活をする気があるのか?」
アーニャ「当たり前よ」
ジェレミア「なら、せめて朝のゴミ出しくらいはやったらどうだ!」
アーニャ「朝起きるのは苦手」
ジェレミア「お風呂掃除!」
アーニャ「シャワーで十分」
ジェレミア「……」
262: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 18:17:02.31 ID:NyUq+rIc0
ジェレミア「……今日の食事当番はお前だろう」
アーニャ「そうね。でも、貴方が勝手に決めたものだし、私は料理なんて出来ないわ」
ジェレミア「……そうか」
アーニャ「話は終わり?」
ジェレミア「アーニャ」
アーニャ「?」
ジェレミア「お前はKMF戦闘も弱っちい上に、生活面でも使えないのだなぁ」
アーニャ「!?」
263: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 18:20:18.81 ID:NyUq+rIc0
アーニャ「私は弱くない」
ジェレミア「ワタシの方が強かった」
アーニャ「生活面も、やれば出来る」
ジェレミア「ほら、もう洗濯をするからさっさと風呂に入れ。
その間にワタシが晩御飯の支度をしておく」
アーニャ「……」
ジェレミア「ナイトオブシックスというか、ゴクツブシックスだな」
アーニャ「……」
267: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 18:23:54.71 ID:NyUq+rIc0
アーニャ「……」
ジェレミア「ほら、早く風呂に入って来い。
パンツは茶色いのがついていたら脇にどけておけ」
アーニャ「!? そんなことありえない!」
ジェレミア「いや、この間ついていたぞ」
アーニャ「嘘。記録も記憶もするに値しない」
ジェレミア「いやいや、ついていた」
アーニャ「嘘に決まっている」
ジェレミア「農園の土が染みていたぞ。前日が雨だったのに転ぶからああなる」
アーニャ「……」
268: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 18:25:19.35 ID:ktLrCPjj0
おおっと
茶色い汚れと聞いてどんな汚れを思い浮かんだのかな?
270: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 18:27:03.80 ID:yEfRYhoA0
>>268
キモイなおまい
272: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 18:28:19.80 ID:NyUq+rIc0
アーニャ「……ジェレミア」
ジェレミア「なんだ」
アーニャ「私も貴方に言いたい事がある」
ジェレミア「はて?」
アーニャ「お風呂上りにパンツ一丁で歩き回らないで」
ジェレミア「目のやり場に困るから、か。年頃の乙女は純情だな」
アーニャ「……」
ジェレミア「まあいい、記憶しておこう。
ワタシもお前のようなチンチクリンを悩殺する気はないからな」
アーニャ「……」
アーニャ「不愉快。記憶」
273: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 18:33:18.18 ID:NyUq+rIc0
ジェレミア「他には何かあるかな? まあ、ワタシに限ってないだろうが」
アーニャ「ある」
ジェレミア「ほう?」
アーニャ「……冷蔵庫に入ってる飲み物、口をつけて飲まないで」
ジェレミア「何故だ。洗い物を増やさないで済むだろう」
アーニャ「……私が口をつけて飲んでいたらどう思う?」
ジェレミア「おお、なるほど。これはすまかった。
これからはちゃんとコップを使うようにしよう」
アーニャ「……」
アーニャ「不愉快。記憶、記録」
276: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 18:35:22.36 ID:GBvDE+6zO
ジェレミアwwwwww
279: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 18:37:24.98 ID:EnJhdmswO
ジェレミアの方が一枚上手だな
そして不愉快なアーニャかわいい
280: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 18:38:47.81 ID:NyUq+rIc0
・ ・ ・
アーニャ「……」
ジェレミア「む、あがったか」
アーニャ「良いお湯だったわ」
ジェレミア「……シャワーで十分ではなかったのか?」
アーニャ「ゴハンは出来ているの?」
ジェレミア「……後は運ぶだけだ」
アーニャ「そう。それで、どのお皿を出せばいいの?」
ジェレミア「……あ、ああ、アーニャ・アールストレイムがお手伝いだとぅ!?」
アーニャ「……」
アーニャ「ゴクツブシックとは言わせない」
おわり
281: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 18:39:57.05 ID:NyUq+rIc0
こんくだ
>アーニャ「ゴクツブシックとは言わせない」
↓
アーニャ「ゴクツブシックスとは言わせない」
で
最後の最後でミス
283: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 18:40:46.85 ID:EnJhdmswO
乙!和んだ
286: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 18:43:08.37 ID:vwIBvw+xO
乙
つぎはジェレミアとさよこを書いてほしい
290: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 18:44:57.29 ID:NyUq+rIc0
>>286
把握
292: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 18:46:16.03 ID:NyUq+rIc0
咲世子「おひさしぶりですね」
ゴハンのために途中で抜ける可能性あり
295: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 18:48:47.39 ID:NyUq+rIc0
咲世子「お元気でしたか?」
ジェレミア「……」
アーニャ「あなたは誰?」
咲世子「貴方は確か、アーニャ・アールストレイム卿」
アーニャ「!? 何故それを……ジェレミア、この女はなにm」
ジェレミア「久しぶり、だな」
アーニャ「……」
アーニャ「何、この落ち着きよう」
297: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 18:51:36.87 ID:NyUq+rIc0
ジェレミア「どうしてワタシがここにいると?」
咲世子「情報収集は私の得意分野ですので」
ジェレミア「そう、か。そうだったな」
咲世子「……まあ、美味しそうなオレンジ」
ジェレミア「おっと、それはまだ少し早いな。こちらの方が熟していて美味い」
咲世子「うふふ、すっかり板についていますね」
ジェレミア「何、この程度は当たり前だ」
アーニャ「……」
アーニャ「何、この空気」
299: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 18:54:12.66 ID:NyUq+rIc0
ジェレミア「体の具合はどうだ? あれから変わりないか?」
咲世子「ええ、おかげさまで」
ジェレミア「私は何もしていないがな」
咲世子「いいえ、貴方は動けない私の分まで戦ってくださいましたから」
ジェレミア「……そういってもらえると嬉しい」
咲世子「お疲れ様でした」
ジェレミア「お互いに、な」
アーニャ「……」
アーニャ「私、邪魔?」
301: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 18:57:14.22 ID:NyUq+rIc0
アーニャ「ジェレミア」
ジェレミア「しかし、何故ここへ?」
咲世子「ただ、あの件に関わった人の顔が見たくなっただけです」
アーニャ「ジェレミア・ゴットバルト」
ジェレミア「本当にそれだけかな?」
咲世子「あら、私にカマをかけるおつもりですか?」
アーニャ「……オレンジ」
ジェレミア「何だアーニャ」
アーニャ「……」
アーニャ「この感情は何?……記憶」
307: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 19:17:50.57 ID:NyUq+rIc0
・ ・ ・
ジェレミア「……おお、これは凄いな」
アーニャ「……」
咲世子「そうですか?」
ジェレミア「ああ。それに、久々に他の人間が作った料理だ」
アーニャ「……」
咲世子「おかわりはありますから、どんどん食べてくださいね」
ジェレミア「そうか、ならば遠慮せずいただくことにしよう!」
アーニャ「……」
アーニャ「美味しい」
312: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 19:21:31.72 ID:NyUq+rIc0
・ ・ ・
アーニャ「ジェレミア」
ジェレミア「ゲップ!」
アーニャ「……」
ジェレミア「……失礼。なんだ?」
アーニャ「あの女は、何者?」
ジェレミア「あの女?」
アーニャ「洗い物を終えて、今は洗濯をしている日本人の女」
ジェレミア「彼女は、そうだな……かつての仲間、だな」
アーニャ「……」
アーニャ「じゃあ、私は?」
ジェレミア「かつての敵だな」
アーニャ「……」
317: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 19:26:29.17 ID:NyUq+rIc0
アーニャ「……もしかして、私は邪魔?」
ジェレミア「はて? 何故そう思った?」
アーニャ「……なんとなく」
ジェレミア「ふむ」
アーニャ「……」
ジェレミア「……」
咲世子「あとは、お洗濯物を干すだけで……って、どうしました?」
アーニャ「……」
ジェレミア「いや、なんでもない」カション!
咲世子「左目でウインクをしないでください」
319: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 19:30:55.01 ID:NyUq+rIc0
ジェレミア「いきなりだが咲世子」
咲世子「? なんですか?」
ジェレミア「アーニャ・アールストレイムをどう思う?」
アーニャ「!?」
咲世子「どう、とは?」
ジェレミア「思っていることをそのまま言って欲しい」
咲世子「そうですね……」
アーニャ「っ!」
咲世子「フワフワしていて、可愛らしいと思います」
アーニャ「……」
アーニャ「えっ?」
320: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 19:34:21.45 ID:NyUq+rIc0
ジェレミア「ふむ、やはりそう思うか」
咲世子「ええ。可愛い服を作ってあげたいですね」
アーニャ「……それだけ? 私は仮にもナイトオブシックスだったのに?」
咲世子「ええ」
アーニャ「理解できない。貴方達は馬鹿?」
ジェレミア「それは違うぞ、アーニャ・アールストレイム」
アーニャ「?」
ジェレミア「戦いとは、そういうものだからだ」
321: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 19:34:31.99 ID:Kv9M4GzoO
おかしい……変態分が足りん
323: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 19:37:27.73 ID:NyUq+rIc0
ジェレミア「それに、ワタシ達はルルーシュ様にお仕えしていた。
だから、そのワタシ達があの戦いから何も学ばずにいるわけにはいかんだろう」
アーニャ「……」
ジェレミア「……それだけのことだ」
アーニャ「……そう」
咲世子「ええ、昨日の敵は今日の友と言いますからね」
ジェレミア「ほう! 良い言葉だな!」
アーニャ「……」
327: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 19:40:29.47 ID:NyUq+rIc0
ジェレミア「しかし咲世子。これからいくあてはあるのか?」
咲世子「いいえ、特には」
ジェレミア「ふむ」
アーニャ「……なら」
アーニャ「ここに住めば良いと思う」
咲世子「えっ?」
ジェレミア「おお、それは良い考えだ!」
咲世子「えっ、あの……」
ジェレミア「ワタシも純血派の人間だったが、咲世子となら結婚しても良い!」
アーニャ・咲世子「……」
アーニャ・咲世子「えっ?」
328: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 19:41:23.76 ID:Oct4bGim0
テラストレートwwwwww
332: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 19:46:25.80 ID:NyUq+rIc0
ジェレミア「やはり嫁にするなら咲世子のような女性が一番だからな」
咲世子「ジェレミア卿!? 何を言ってるんですか!?」
ジェレミア「ワタシはもう卿ではない。身分の差を気にする必要は無い」
アーニャ「そういう問題じゃない。
それに、どうしていきなり結婚に話が飛ぶの?」
ジェレミア「ワタシと咲世子のような年齢の男女が屋根を一つにする訳にはいかんだろう。
それに、以前傷をつけてしまった責任もあるしな」
咲世子「そんな……もう終わったことですし」
ジェレミア「それがなくても、キミは魅力的な女性だ」
咲世子「じょ、冗談はやめてください!///」
アーニャ「……待って。私も一つ屋根の下で暮らしていた」
ジェレミア「? お前はまだ子供だからなんら問題はないだろう?」
アーニャ「……」
アーニャ「不愉快。記憶、記録」
334: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 19:51:35.35 ID:NyUq+rIc0
ジェレミア「それに、ワタシのように素晴らしい義眼だと近所の人が怖がってな」
咲世子「……そうなんですか?」
アーニャ「左目で激しくウインクしたのよ」
咲世子「それは……」
ジェレミア「近所づきあいは任せたぞ、咲世子」
咲世子「あの……アーニャ様は近所づきあいなどは?」
アーニャ「……」
ジェレミア「一度行かせてみたのだが、牛の交尾を記録して帰ってきた」
咲世子「……そう、ですか」
アーニャ「見る?」
咲世子「見ません!」
338: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 19:53:55.17 ID:qiVHmUEMO
ナイトオブセックス…てやかましいわ!!
339: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 19:55:02.32 ID:nokXXxmQ0
>>338
>>338
>>338
340: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 19:56:16.39 ID:NyUq+rIc0
咲世子「……仕方ありませんね」
ジェレミア「おお! ここに住む決心がついたか!」
咲世子「ええ。ただし、結婚等の話は無しです。滞在するのは、
貴方達がキチンと生活出来るようになるまでですからね」
ジェレミア「……はっはっは! なら、このままここにずっと住む事になるな!」
咲世子「少しはやる気を出してください!」
ジェレミア「まあ、努力はするさ」
ジェレミア「全力で、な」カション!
おわり
351: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 20:02:16.98 ID:FI7zXs6UO
ここは魔女と香辛料でどうか一つ
352: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 20:03:26.51 ID:NyUq+rIc0
>>351
やってみっか
354: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 20:06:03.51 ID:NyUq+rIc0
C.C.「のう」
ルル「なんだその話し方は」
C.C.「今、どこへ向かっているのかや?」
ルル「その話し方をやめたら教えてやる」
C.C.「……わっちはこの喋り方が気に入っているでありんす」
ルル「そうか。なら、お前はピザは食べずにリンゴを食べるんだな?」
C.C.「……」
C.C.「どこへ向かっているんだ?」
355: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 20:07:24.43 ID:nmFvrRMWO
香辛料ってだれ?
357: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 20:10:06.02 ID:4NdMXC4S0
ルルの中の人が主人公やってる狼と香辛料
狼は賢狼ホロのことで香辛料は主人公であるロレンスが商いに関連する
356: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 20:09:27.44 ID:NyUq+rIc0
ルル「さっき説明したばかりだろうが」
C.C.「わっちがぬしの話を聞いているとお思いかえ?」
ルル「Mサイズ」
C.C.「? 何のカウントだ?」
ルル「次にその言葉遣いをしたらSサイズにするからな」
C.C.「!? そりゃ卑怯じゃありゃせんか!?」
ルル「Sサイズ」
C.C.「……」
C.C.「……すまん」
358: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 20:14:11.23 ID:NyUq+rIc0
C.C.「なあルルーシュ。どうしてお前はあの言葉遣いを禁止するんだ?」
ルル「愚問だな。あれでは、まるで俺の方がお前よりも格下のようだからだ」
C.C.「細かいことを気にする奴だな」
ルル「……どうやら、よほどピザよりもリンゴを食べたいらしいな」
C.C.「なあ、どこに向かっているんだ?」
ルル「人の話を聞け!……特に決めてはいない」
C.C.「なんだ。考えていないだけじゃないか」
ルル「明日からリンゴ生活だな」
C.C.「!?」
365: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 20:18:20.91 ID:NyUq+rIc0
ルル「というかC.C.、俺達に行き先は必要か?」
C.C.「必要……ないかもな」
ルル「だろう? 俺達の目的は行商ではない」
C.C.「風の向くまま気の向くまま、か」
ルル「ああ」
C.C.「まあ、そういうのも悪くは無いな」
ルル「明日からリンゴ生活だがな」
C.C.「おい」
ルル「金銭面が苦しいんだ。我慢しろ」
C.C.「……」
C.C.「行商、するぞ」
おわり
366: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 20:19:44.56 ID:NyUq+rIc0
こんくだ
ねむい
誰か他に書く人いねえ?
367: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 20:22:31.72 ID:zDjYln0lO
乙
俺は満足だwww
368: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/10/02(木) 20:27:14.26 ID:FI7zXs6UO
乙!
魔女と香辛料ありがとうww
- 関連記事
-
- 2012/05/27(日) 15:00:00|
- コードギアス
-
| トラックバック:1
-
| コメント:0
-
|
-