905: ◆Oe72InN3/k 2012/11/05(月) 22:12:11.73 ID:PozhboZ10
こんばんは。
第21話、投下致します。
引用元:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1349003727/
906: ◆Oe72InN3/k 2012/11/05(月) 22:12:39.02 ID:PozhboZ10
夏休みも終わり、またしてもだらだらとした日常を俺は浪費していた。
夏休み前と違うのは朝……家を出ると、千反田が待っている事だ。
それともう一つ、昼は古典部で一緒に弁当を開ける事か。
える「折木さんも、お料理をしてみてはどうでしょうか?」
千反田は突然そう言うと、前に座る俺に視線を向ける。
奉太郎「人にはな、向き不向きがあるんだよ」
える「何事にも取り組んで見るのは、良い事ですよ」
まあ確かに、毎度毎度……姉貴に作って貰うのはあれだが。
907: ◆Oe72InN3/k 2012/11/05(月) 22:13:33.38 ID:PozhboZ10
奉太郎「ううむ」
奉太郎「……姉貴が外国へ行っている時は、弁当無しだな」
える「ふふ、その時は私が作ります」
奉太郎「本当か?」
える「ええ、勿論です!」
奉太郎「ならそうだな、余計に自分で作る必要は無くなった」
える「……」
俺がそう言うと、千反田は頬を膨らませてこっちを見る。
える「やはりやめました、作りません」
奉太郎「……千反田の料理は美味いんだがなぁ」
える「……そう言われると、作ってあげたくなります」
える「でも、それをすると折木さんは自分で作りませんよね……」
そんな事を言いながら、一人考え込んでいる。
908: ◆Oe72InN3/k 2012/11/05(月) 22:14:11.63 ID:PozhboZ10
奉太郎「……ああ、こういうのはどうだ」
える「何でしょう?」
奉太郎「俺は一人じゃとても作れないから、千反田が教えてくれ」
奉太郎「そうすれば、少しは上達するだろう」
える「……それは良い案ですね!」
千反田はそう言うと、身を乗り出して俺の手を掴む。
……駄目だな、やはりこれはどうにも慣れない。
この千反田の近さに慣れる日は、俺にやって来るのだろうか。
奉太郎「ま、まあ……機会があったらだがな」
える「……意外と早く、来るかもしれませんよ」
909: ◆Oe72InN3/k 2012/11/05(月) 22:14:54.84 ID:PozhboZ10
なんだか意味がありそうな台詞だが……
ここで俺が、その台詞が気になると言ったら何だか負けた気がするので口には出さなかった。
奉太郎「ん、そろそろ昼休みも終わりだな」
時計を見ながら、俺は千反田にそう伝える。
える「あ、ほんとですね」
える「ではまた放課後に、ここで」
奉太郎「ああ、また後でな」
俺はもう少しだけ残っているのか、千反田に軽く手を挙げると古典部を後にした。
そして、放課後。
俺は昼休みに言っていた千反田の言葉の意味を、理解する事となる。
910: ◆Oe72InN3/k 2012/11/05(月) 22:15:46.65 ID:PozhboZ10
~古典部~
摩耶花「それで、私もちーちゃんみたいに上手くなれたらなぁ……って思うのよ」
奉太郎「つまり、何が言いたいんだ」
摩耶花「だから、皆でお弁当を自分で作ってきて、食べ比べてみない?」
奉太郎「……何故そうなる?」
里志「僕には分かるよ、自分を知りたければ他人を知れって事だね」
何だろう、ある様な気がするがそんな言葉は無かった気がする。
奉太郎「作ったか」
里志「さあ、先に言っている人が居てもおかしくはないけど、ありそうな言葉だと思うよ」
さいで。
911: ◆Oe72InN3/k 2012/11/05(月) 22:16:24.29 ID:PozhboZ10
える「ふふ、そうですね。 摩耶花さんの案は良いと思いますよ」
摩耶花「そうそう、そう思うでしょ?」
摩耶花「ちーちゃんには前から相談してたんだけど、言う機会が無くってさぁ」
なるほど、そういう事だったか。
……千反田め。
える「どうでしょう、やってみませんか?」
里志「僕も面白いと思う」
里志「福部流のお弁当を、見せてあげるよ!」
里志は勿論、即答で賛成する。
える「折木さんはどうでしょう?」
912: ◆Oe72InN3/k 2012/11/05(月) 22:16:50.67 ID:PozhboZ10
……こいつも随分と意地が悪いな。
俺が何て言うかなんて、分かっているくせに。
奉太郎「ああ、まあ……やってみるか」
摩耶花「よし! じゃあ一週間後でいいかな?」
里志「今日は水曜日だから、次の水曜日って事だね」
摩耶花「私は明日でも良いんだけど、折木がねぇ……」
そう言いながら、伊原は俺に嫌な笑いを向ける。
里志「ホータロー、一週間で何とか頑張ってね」
奉太郎「……それなりにはな」
913: ◆Oe72InN3/k 2012/11/05(月) 22:17:16.80 ID:PozhboZ10
摩耶花「折角一週間も猶予をあげるんだから、もうちょっとやる気出してよね」
奉太郎「それはどうも、優しい事で」
俺も勿論、やると言ったからには中途半端にはやりたくなかった。
明らかに手を抜く事も出来たが、そんな気分にはなれない。
える「では、一週間後に!」
随分と張り切っているな、千反田は。
まあ千反田なら、誰も文句を付けない弁当を持ってくるだろう。
俺も、しっかりやらないとな。
俺の想定外は、この日既に一つあった。
それは勿論、千反田の言葉の意味である。
あくまでもそれは、家に帰るまでの話。
学校が終わり、千反田を家まで送って行き、玄関の前に着いたときに本日二つ目の想定外の事が起きたのだ。
914: ◆Oe72InN3/k 2012/11/05(月) 22:17:42.86 ID:PozhboZ10
~千反田家前~
奉太郎「それじゃ、また明日」
俺は千反田にそう言うと、体の向きを変え、家路に着こうとする。
える「え、何を言っているんですか。 折木さん」
そう言いながら、俺の腕をしっかりと掴まれる。
奉太郎「何って、帰ろうとしている」
える「駄目ですよ、お料理の練習です」
……ええっと、既に夕焼けが綺麗な程に日が傾いているのだが。
奉太郎「……今からか?」
える「そうですよ、一週間しか無いので……今日から練習しましょう」
いやいや、別に一日遅れた所で大して変わらない……と思う。
そんな思いが顔に出ていたのか、千反田が再び口を開いた。
915: ◆Oe72InN3/k 2012/11/05(月) 22:18:25.79 ID:PozhboZ10
える「時間は限られているんですよ」
える「なので、今日からでは無いと駄目です」
える「この後に用事等は、無いですよね」
一言発する度に、顔を近づけ千反田は言って来る。
俺はそんな千反田を手で制しながら答えた。
奉太郎「わ、分かった」
奉太郎「今日からだな、分かった」
える「ふふ、ではさっそく練習しましょう!」
千反田はさっきまでの真剣な表情とは打って変わり、今度は笑顔になっている。
そんな表情を見れただけで、俺は今日、料理の練習をする事になったのを良かったと思った。
916: ◆Oe72InN3/k 2012/11/05(月) 22:18:59.42 ID:PozhboZ10
~千反田家~
色々と教えられながら、料理を作っていく。
千反田はそのままでは邪魔なのか、髪を後ろで縛っていた。
奉太郎「前から何回か思っていたんだが」
える「はい? どうしましたか」
……ああ、俺は今何を言おうとしているんだ。
つい、だったのだが……その後の言葉に詰まってしまう。
奉太郎「い、いや」
奉太郎「何でも無い、料理の続きをしよう」
917: ◆Oe72InN3/k 2012/11/05(月) 22:20:09.16 ID:PozhboZ10
~千反田家~
色々と教えられながら、料理を作っていく。
千反田はそのままでは邪魔なのか、髪を後ろで縛っていた。
奉太郎「前から何回か思っていたんだが」
える「はい? どうしましたか」
……ああ、俺は今何を言おうとしているんだ。
つい、だったのだが……その後の言葉に詰まってしまう。
奉太郎「い、いや」
奉太郎「何でも無い、料理の続きをしよう」
918: ◆Oe72InN3/k 2012/11/05(月) 22:20:43.65 ID:PozhboZ10
える「……」
一度外した視線を千反田に戻した所で、俺は気付いた。
やってしまった、と。
える「何でしょう、折木さんは何を仰ろうとしたんでしょうか?」
える「教えてくれますよね、折木さん」
奉太郎「そ、そんな大した事じゃない」
える「では、どうぞ」
奉太郎「……実は、かなり大した事がある」
える「そうなんですか?」
える「それでは、聞かない方がいいですね」
そう言い、千反田は調理をする為、体の向きを変える。
それを見ていた俺は、結局の所……喋る事になる。
919: ◆Oe72InN3/k 2012/11/05(月) 22:21:11.36 ID:PozhboZ10
奉太郎「その、あれだ」
奉太郎「……似合うと、思っただけだ」
俺の言葉を聞き、千反田は振り返った。
える「え? 似合うとは……どういう意味ですか?」
奉太郎「だから、それ」
言いながら俺は千反田の頭を指差す。
える「えっと……」
千反田は自分の頭を指されている事に気付いたのか、自分の頭を触っていた。
そしてそれを何度か繰り返し、ようやく気付く。
える「あ、そう言う事でしたか」
奉太郎「……まあ、それだけだ」
920: ◆Oe72InN3/k 2012/11/05(月) 22:21:43.67 ID:PozhboZ10
える「ありがとうございます、折木さん」
そう言い、千反田は俺の手を取った。
奉太郎「……お礼を言う程の事でも無いだろ」
奉太郎「ただ、俺が思った事を言っただけだ」
奉太郎「料理の続き、やるぞ」
俺は千反田にそう言うと、一人食材達と向き合った。
こうでもして話題を切らなければ、どうにも落ち着かない。
える「ふふ、そうですね」
える「続きを教えますね」
それからしばらく、二人で料理を仕上げていく。
正確に言えば、千反田監修の下……だが。
辺りがすっかり暗くなった頃、多分19時とか20時とか、そのくらいだろう。
料理はようやく仕上がった。
921: ◆Oe72InN3/k 2012/11/05(月) 22:22:22.46 ID:PozhboZ10
~縁側~
奉太郎「ここで食べるのか?」
える「ええ、折木さんに見せたい物があるんです」
見せたい物……また浴衣か?
奉太郎「秋祭りにでも行くのか」
える「……良いですね、今度調べておきます」
はて、祭りでは無いのか。
奉太郎「ううむ」
俺は一つ唸り声をあげ、少し考えてみた。
922: ◆Oe72InN3/k 2012/11/05(月) 22:22:49.89 ID:PozhboZ10
える「そんな考えなくても、すぐに分かりますよ」
奉太郎「……そうか」
なんだ、ちょっと真剣に考えようとしていたのだが。
える「とりあえずはご飯を食べましょう」
そう言えば、成り行きで千反田の家でご飯を食べて行く事になったが……
まさかとは思うが、来週の水曜日までこれが続くのだろうか?
悪くは無い、別に嫌でも無いのだが……少し迷惑では。
しかしそんな事を今考えても、答えなんて出ないか。
今はまあ、飯を食べよう。
923: ◆Oe72InN3/k 2012/11/05(月) 22:23:16.83 ID:PozhboZ10
える「ご馳走様です」
行儀良く両手を合わせ、千反田はそう言った。
奉太郎「ご馳走様です」
俺もそれに習い、手を合わせる。
える「ふふ」
千反田が突然、こっちを見ながら笑っていた。
奉太郎「何か悪い物でも食べたか」
える「酷いです、材料は全部私の家の物なんですよ」
奉太郎「なら、何で急に笑い出した」
える「……それはですね、思い出していたんです」
924: ◆Oe72InN3/k 2012/11/05(月) 22:23:47.52 ID:PozhboZ10
奉太郎「何を?」
える「前に、福部さんに言われた事です」
奉太郎「……里志に?」
奉太郎「くだらない事でも言われたか」
奉太郎「そうでなければ、何かしらの俺の思い出話か」
える「どちらも違いますが、後者のはちょっと気になりますね」
奉太郎「……今度、機会があればな」
奉太郎「それより、何て言われたんだ?」
俺がそう聞くと、千反田は口に手を当て、小さく笑うと答えた。
える「似ていると、言われたんです」
925: ◆Oe72InN3/k 2012/11/05(月) 22:24:14.45 ID:PozhboZ10
奉太郎「……似ている?」
える「ええ、私と折木さんが」
奉太郎「あいつもついに、おかしくなったか」
える「性格等の話では、無いと思いますよ」
奉太郎「……だったら、何が似ているんだ」
える「福部さんの言葉を借りますと」
える「なんだか、千反田さんを見ているとホータローを見ている気分になるよ」
える「その腕を組んだりする癖、そっくりだ」
える「と、仰っていました」
926: ◆Oe72InN3/k 2012/11/05(月) 22:24:41.37 ID:PozhboZ10
なるほど、そう言う事か。
しかし、どうにも里志の言葉だからと言えど……千反田に名前を呼ばれ、ちょっと恥ずかしい。
奉太郎「まあ、結構長い間一緒に居たからな」
奉太郎「そう言う事も、あるのかもな」
俺は恥ずかしさを消す為に素っ気無く言い、お茶を飲み込む。
える「あ!」
突然、千反田が何かを指しながら俺の肩を叩いてくる。
える「見てください、折木さんに見せたかった物です」
ああ、そう言えばそんな話だったっけか。
それを聞き、俺は千反田の指す空へと視線を向ける。
927: ◆Oe72InN3/k 2012/11/05(月) 22:25:22.97 ID:PozhboZ10
奉太郎「これは、すごいな」
空に走っていたのは、無数の流れ星だった。
える「天気が良いと、見れるとテレビで言っていたので……良かったです」
俺はしばし、その流れ星に目を奪われていた。
える「そう言えば、流れ星は願いを叶えてくれるんですよね」
奉太郎「そんな話もあるな」
奉太郎「千反田は……何か、願いでもあるのか」
える「ありますよ、私にも」
奉太郎「なら、願っておけばいいさ」
える「もう願いました、五回ほど」
五回も願ったのか、欲張りな奴だ。
928: ◆Oe72InN3/k 2012/11/05(月) 22:26:29.96 ID:PozhboZ10
える「折木さんは何か願い事、しないんですか?」
奉太郎「俺は、こういうのは信じていない性質なんで」
える「ふふ、そうですよね」
奉太郎「何がおかしいんだ」
える「いえ、折木さんが星にお願い事をしている姿が、想像できなかったので……ふふ」
奉太郎「……さいで」
流れ星は、ほんの5分ほどで消えて行った。
もう、流れ星が降る事も無い空を未だに見ながら、千反田は口を開く。
える「そう言えば、先程の事ですが」
える「私、この髪型をそんなにしていましたっけ?」
929: ◆Oe72InN3/k 2012/11/05(月) 22:27:39.45 ID:PozhboZ10
奉太郎「……ああ」
奉太郎「多分、だが」
奉太郎「……千反田の事は、良く見ていたのかもしれない」
える「そ、それは……あの、その」
える「う、嬉しい言葉です」
あたふたしている千反田を見て、俺は素直に可愛いと感じていた。
その感覚がなんだか自然で、思わず笑いが漏れる。
勿論、千反田に見られないように隠れてだが。
える「でも、逆にもなるんですよ」
奉太郎「逆? どういう事だ」
える「先程、福部さんが私に言った言葉を教えましたよね」
930: ◆Oe72InN3/k 2012/11/05(月) 22:28:11.41 ID:PozhboZ10
奉太郎「ああ、千反田を見ていると俺を見ている気分になる……だったか」
える「そうです、それでですね」
える「それは多分、私が折木さんの癖を、自然と真似しているんだと思います」
奉太郎「俺の癖を?」
える「腕を組んだりするのが、似ているらしいですよ」
奉太郎「と言われても、意識してやっていないから分からないな」
える「私も、福部さんに言われるまで全然気付きませんでした」
える「でもやはり、自然にそうなると言う事は、折木さんの事を自然に見ていたのかもしれません」
俺はその言葉にまた、気恥ずかしい気分になり、頭を掻きながら答える。
奉太郎「すまんな、変な癖を移してしまった様で」
931: ◆Oe72InN3/k 2012/11/05(月) 22:29:08.28 ID:PozhboZ10
える「いいえ、構いませんよ」
える「だって私は、幸せですから」
そう言い、俺の肩に千反田は頭を預けて来た。
奉太郎「そうか、なら俺も同じ気持ちだな」
える「……それは、良かったです」
それから数分だろうか、俺と千反田はそうしていた。
奉太郎「……じゃ、そろそろ帰るかな」
いつまでも居たら迷惑だろうし、俺もあまり遅くなってしまっては姉貴に何て言われるか分かった物では無い。
奉太郎「おい、千反田?」
える「……んん」
……当の千反田は、気持ち良さそうに寝ていたのだが。
932: ◆Oe72InN3/k 2012/11/05(月) 22:29:34.61 ID:PozhboZ10
奉太郎「……参ったな」
とりあえず、このままにしておいて風邪でも引かれたら後味が悪すぎる、場所を移そう。
そうして千反田を部屋の中へと移し、畳んで置いてあったタオルを一枚、千反田に掛けて置いた。
奉太郎「さて、どうした物か」
このまま帰ってもいいのだが、この家には誰も戸締りをする者が居ない。
千反田の両親が帰ってくれば良いのだが……いや、状況的にはあまり良くないか。
しかしそんな心配も杞憂だろう。
今まで何度も家に来ているが、千反田以外の人物は見た事すら無いのだから。
恐らく千反田は、家事やら何やら一人でしているのだろうな。
それで今日、俺に料理を教え、疲れて寝たと言った所か。
なら、そうだな……
933: ◆Oe72InN3/k 2012/11/05(月) 22:30:25.73 ID:PozhboZ10
食器洗いくらい、やっても良いだろう。
いや、むしろそのくらいしなければ罰が当たるかもしれない。
……違うな、俺はそんな神罰的な事等、信じていない。
それなら、理由としては。
千反田が起きるまでの暇潰し、としておこう。
これなら確かに合理的である。
俺は自分自身にそう、言い訳をすると食器の山へと立ち向かっていく。
奉太郎「ふわぁ……」
何だか俺も眠くなってきたが、こんな所で寝る訳にはいかない。
934: ◆Oe72InN3/k 2012/11/05(月) 22:31:31.55 ID:PozhboZ10
奉太郎「あいつも、大変なんだな」
やはりさっき、俺が自分に言い聞かせたのは建前で、本心は多分。
千反田の手伝いをする為、と言った所か。
まあ、そんな理由なんてどうでもいい。
俺が今一番考えなければいけない事は……姉貴への言い訳と、何時に帰れるか、の二つである。
奉太郎「……眠い」
そして眠気と戦いながら、俺は食器とも戦う事となった。
第21話
おわり
935: ◆Oe72InN3/k 2012/11/05(月) 22:43:16.29 ID:PozhboZ10
以上で第21話、終わりとなります。
乙ありがとうございました。
937: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/06(火) 00:03:33.76 ID:r0mipCZ10
おつおつー
939: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) 2012/11/06(火) 00:13:45.76 ID:FMsTtADAO
乙!
ところで、里志と摩耶花はもう二人の関係は知ってるのかい??
報告を聞いたときの反応とか、祝福だとか色々と気に…なるんだ
941: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方) 2012/11/06(火) 00:55:14.06 ID:nR8ODiPc0
乙です。
料理は何を作ったのか書いてないところが想像が膨らんでいいですね。
けど原作にはラブコメ要素がぜんぜんないという・・・
942: ◆Oe72InN3/k 2012/11/06(火) 01:33:29.66 ID:iVVlxxad0
>>939
現時点ではまだ伏せておきます。
後の話でそこにも触れるので、今の所はあえて触れていません。
私、気になりません。
>>941
やはり、原作ではあり得ない方向でお話を作れるのが良いですよね。
中にはかなりぶっ飛んでいる内容のssとかもありますが、それでも想像できるんですよね……
なので、私は読むのも書くのも大好きです。
一応、現時点で完結まで書ききれているので、後は投下のみとなっております。
間隔的には2~3日に一話程度で、恐らく年内には完結の見通しです。
話数的には後、20話程でしょうか……
投下して読み直している最中に、加筆や修正等があるので増えたり減ったりの可能性もあります。
もうちょっとですが、お付き合い宜しくお願いします。
944: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/11/06(火) 02:15:27.72 ID:gnkBWoDL0
長く楽しめるわけだ
乙
946: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2012/11/06(火) 02:27:03.78 ID:u4uf334g0
乙です。
是非完結させてください。
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- 2012/11/10(土) 22:08:11|
- 氷菓
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